結果
2024年 10月13日(日)
第29回 秋華賞(G1)
京都競馬場 芝2000m(内)良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | チェルヴィニア | 1.57.1 | 8-8-8-7(中団) | 34.2 |
② | ボンドガール | 1 3/4 | 12-12-13-13(中団後ろ) | 34.1 |
③ | ステレンボッシュ | 1/2 | 10-10-11-10(中団後ろ) | 34.3 |
レースの上り:36.7
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 |
1.57.1 | 36.7 | 12.3 | 10.7 | 11.5 | 11.3 | 11.3 | 11.7 | 11.6 | 12.2 | 12.7 | 11.8 |
近年の京都開催の「秋華賞」は、重や稍重など、道悪での開催が多いため、比較してもあまり参考にならないので、今回は過去走との比較はなし。
レースはセキトバイーストが大逃げで引っ張る展開で、前半1000mの通過が57.1秒とぶっ飛ばした。
後続の脚を見てみると、舞台が京都の内回りということもあって、この大逃げをまったく無視はできない状況。
後続もそこそこの脚で追走していたものと思われる。
そんな中、道中は中団で脚を溜めたチェルヴィニアが、直線一気に抜け出して、2着に1馬身3/4をつけて快勝。
SPの持続力と瞬発力、そしてスタミナのあるところもしっかりと示した勝利、強かった。
「オークス」がレベル的にイマイチだったので、その実力も半信半疑ではあったが、この勝利でそんな疑問は払拭された。
この勝ち馬は、2着馬以降とは少し力の差があるように感じたが、ステレンボッシュは、もう少し内目の枠で、スタート五分で道中前々にいたなら、勝ち馬とは際どかった可能性は残る。
回顧
1着は1番人気のチェルヴィニア。
道中は中団の8番手を追走。
4角は7番手で直線に向くと、直線は馬群の真ん中から開いたスペースを突いて進出してきて、残り200mを切ると、一頭だけ他馬とは違う脚色で突き抜けた。
この馬の強さだけが光った完璧な勝利。
「オークス」では疑ったその実力も、もはや疑うまでもない。
⇒チェルヴィニアの見たて
2着は5番人気のボンドガール。
道中は中団の後ろ後方寄りでじっくりと脚を溜める戦法。
4角は13番手の大外で直線に向くと、直線は馬群の大外から追い上げに入り、鋭い脚で伸びてはくるが、0.3差の2着まで。
展開がハマった感はあるが、3~4角で外目を回り、4角も大外から直線に向いて、勝ち馬に0.3差の2着なら、展開がすべてとは言えない。
重賞を6戦して2着4回、3着1回は力の証しだろう。
後方からの決め打ちだけではなく、ある程度ポジションを取って行けば、まだ上も目指せそう。
3着は2番人気のステレンボッシュ。
外枠14番から、スタートはイマイチだったが、二の脚で勝ち馬の直後、10番手あたりを追走。
4角も勝ち馬の直後、10番手で直線に向き、直線も勝ち馬の直後から追い上げに入るが、直線は進路を内に取ったことで、一瞬前が詰まる場面もあったての3着。
二千の距離でも、やはり末脚勝負になれば若干見劣りするところがあるのかもしれない。
末脚が生きるのは1600mまでか?
今回は枠順にもツキがなかった感じだが、力は世代上位であることは間違いない。
⇒ステレンボッシュの分析
3番人気のクイーンズウォークは15着。
スタートで躓いて、序盤は後ろから2頭目、13番手を追走。
向正面中間あたりから、外目を回して進出を開始して、3角9番手、4角7番手の大外で直線に向くが、直線では脚が残っていなかった。
スタートの失敗がすべてだったような感じだが、この馬の場合、タフな流れでどれだけ走れるかが課題だっただけに、3着馬のように、じっくり溜めてから直線に向いてもよかったかもしれない。
⇒クイーンズウォークの見立て