結果
2024年 5月26日(日)
第91回 東京優駿(G1)
東京競馬場 芝2400m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | ダノンデサイル | 2.24.3 | 4-3-6-4(先行) | 33.5 |
② | ジャスティンミラノ | 2 | 2-3-2-4(先行) | 33.9 |
③ | シンエンペラー | 1 1/4 | 8-7-9-9(中団) | 33.4 |
レースの上り:33.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | Lap12 | |
今走 | 2.24.3 | 33.8 | 12.5 | 11.4 | 12.4 | 13.1 | 12.8 | 12.6 | 12.7 | 11.7 | 11.3 | 11.1 | 11.2 | 11.5 |
過去平均 | 2.23.26 | 34.9 | 12.5 | 10.8 | 12.1 | 12.3 | 12.1 | 12.1 | 12.5 | 12.2 | 11.8 | 11.6 | 11.5 | 11.8 |
差 | -1.1 | 0.0 | 0.6 | 0.3 | 0.8 | 0.7 | 0.5 | 0.2 | -0.5 | -0.5 | -0.5 | -0.3 | -0.3 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
前半、中盤と明らかに緩い流れ。
その分上りの3Fは33.8秒で、過去10年でもトップタイだが、走破時計は平凡以下。
スローの上り勝負。
昨年ほどの超スローではないが、それに毛が生えたような展開。
⇒2023年 東京優駿(日本ダービー・G1)のラップ分析&回顧
昨年のこのレースの1~3着馬は、古馬になって以降、いまだに活躍できてはいないが(2024年5月26日現在)、今年はどうだろう?
ただ、馬はレース展開を選べないので、レベルの低いレースに勝ったからと言って、弱い馬だとは限らない。
あのレコード決着の「皐月賞」を制したジャスティンミラノと、内と外の差こそあれ、道中同じように前目にポジションを取り、最後はこれに2馬身の差をつけて勝ったダノンデサイルは、フロックではなく、力があって、勝つべくして勝ったと言えないこともない。
回顧
1着は9番人気のダノンデサイル。
道中は3~4番手の最内を追走。
4角は4番手の最内で直線に向き、直線は馬場の最内から追い上げに入り、坂の途中で先頭に立つと、ジャスティンミラノの追撃を2馬身差離してゴール。
前が有利なスローの流れの中、道中最内の経済コースを前目で追走したのだから、展開と戦術がハマっただけと言えないこともないが、それでも道中同じようなポジションにいた「皐月賞馬」ジャスティンミラノに2馬身差をつけているのだから、フロックだとは言い難い。
スローの前残りに近い「京成杯」を制して、「皐月賞」は競争除外。
力の評価が難しいまま「ダービー」を迎え、人気の盲点となったが、次走はしっかりと人気を背負い、好走するだけの力はありそう。
2着は1番人気のジャスティンミラノ。
道中は先団2~3番手。
4角は勝ち馬と並走するように4番手で直線に向き、直線は馬場の2分どころから追い上げに入り、ジワジワと伸びてはくるが突き抜けるものがなく、先に抜け出して勝ち馬に、2馬身の差をつけられての2着。
負けは仕方がないとしても、2馬身差というのはいただけない。
相手が強かったのか? この馬の適性がなかったのか?
次走巻き返しに期待。
⇒ジャスティンミラノの分析
3着は7番人気のシンエンペラー。
スタート出遅れるが、二の脚で中団8番手につける。
道中も中団7~8番手の追走で、4角は9番手の内で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入り上り2位の脚で伸びてはくるが0.6差の3着まで。
展開が展開だけに、出遅れが痛かった。
鞍上がコメントしているように、道中もう少し前目で運べていれば、面白かったかもしれない。
⇒シンエンペラーの見立て
2番人気のレガレイラは5着。
道中は中団の後ろ後方寄り、11番手の内を追走。
4角は13番手の最内で直線に向き、直線は馬群の大外に進路を取って追い上げを計るが、0.7差の5着まで。
メンバー最速33.2秒の末脚を出してはいるが、今回は展開が向かなかった。
⇒レガレイラの分析
3番人気のシックスペンスは9着。
道中は中団の前、5~6番手。
4角は7番手の内で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、伸びずバテずの脚色。
適性云々より、まだ力が伴っていない感じ。