2024年2月4日【東京新聞杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ジャスティンカフェの好走パターンを分析。

ジャスティンカフェの距離適性

ジャスティンカフェはこれまでに芝1600m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(4-3-2-4)
  • 芝1800m(1-2-0-2)

マイルの距離で安定。

中距離も大丈夫そうだが、実績は千八まで。

ジャスティンカフェの脚質

中団、後方で脚を溜めて、終いの脚を生かす瞬発系。

終いの脚は相当キレるが、スタートが遅いので後方からの競馬になることが多い。

そうなると、展開が向かなかったり、直線で前が壁になったりと安定感に欠ける。

末脚の質は、スローよりも締まった流れに向く持続系の瞬発力だろう。

ジャスティンカフェのコース適正

ジャスティンカフェの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(未)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(未)
  • 東京(2-1-1-4)
  • 中山(0-1-0-0)
  • 中京(2-2-0-0)
  • 京都(0-0-1-0)
  • 阪神(1-1-0-2)
  • 小倉(未)

現状ではコースによる巧拙は認められない。

ジャスティンカフェの持ち時計(ベストタイム)

ジャスティンカフェの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.31.9 4着(東京)
  • 芝1800m:1.44.2 2着(東京)

ある程度速い時計には対応できそう。

ジャスティンカフェの重馬場適正

ジャスティンカフェの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-0-0)
  • 重(0-0-0-2)
  • 不良(1-0-0-0)

不良での勝ち鞍は「新馬戦」。

道悪自体は苦にしないが、脚質的に馬場が悪くなると末脚を削がれる。


ジャスティンカフェの鉄砲実績(休み明け)

ジャスティンカフェの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-1-0-3)

叩いてからは;

  • 2戦目(0-2-1-1)
  • 3戦目(0-1-0-0)
  • 4戦目(1-0-0-0)
  • 5戦目~(1-0-0-1)

ジャスティンカフェのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(未)
  • 中3~5週(0-2-2-3)
  • 中6~8週(2-2-0-0)

ジャスティンカフェの枠順適正

ジャスティンカフェの馬番別着度数は;

  • 1~4番(1-3-0-1)
  • 5~9番(2-2-2-3)
  • 10~14番(1-0-0-1)
  • 15~18番(1-0-0-1)

ジャスティンカフェの斤量別着度数

  • 55キロ(1-0-0-0)
  • 56キロ(1-4-1-2)
  • 57キロ(3-0-0-3)
  • 58キロ(0-1-1-1)

ジャスティンカフェの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(1-2-0-2)
  • 3~5月(春):(2-2-1-1)
  • 6~8月(夏):(1-0-0-1)
  • 9~11月(秋):(1-1-1-2)

ジャスティンカフェの好走体重

3着以内の体重は;

  • 482~504キロ

ジャスティンカフェの血統背景

父はエピファネイア(ロベルト系/菊花賞、ジャパンカップ、日本ダービー2着、皐月賞2着)。

母の父はワークフォース(ミスプロ系キングマンボ)。

ワークフォースは英国で走り、「凱旋門賞」他、芝のG1を2勝。主要距離は芝の2000~2400m。

母方の5代前、サワーオレンジを祖とする牝系は、多くの重賞好走馬を輩出する名門牝系。

このファミリーにはシャダイアイバー(オークス)、エアジハード(安田記念、マイルCS)、プレシャスカフェ(CBC賞、シルクロードS)、ユールシンギング(セントライト記念、新潟大賞典)など。

ジャスティンカフェの近走

22/6/12 エプソムC(G3)

東京 芝1800m 重

着順:4着(1.46.8・0.1差)

騎手:横山典弘(56キロ)

【レース前寸評】

重賞でも同じような脚を繰り出せるかどうかだが、今回の面子を見渡す限り、勝ち負けまで行きそうな感じ。

不安要素があるとすれば、馬場が渋ってどうか?

【結果】

道中は最後方12番手を追走。

4角も12番手で直線に向き、直線は馬群の最内にもぐり込んでの追い出し。

良い脚で伸びてはくるが4着まで。

最後の直線は馬群の最内とは言っても、通常なら外目の位置。

それでも追い込めなかったのは、馬場より展開。

スローの前残りで、最後方からでは厳しかったのだろう。

2022年 エプソムC(G3)のラップ分析&回顧

22/10/9 毎日王冠(G2)

東京 芝1800m 良

着順:2着(1.44.2・0.1差)

騎手:福永祐一(56キロ)

【レース前寸評】

届くか届かないかで、際どい競馬はしてくるだろう。

道中の位置取りが重要ポイント。

【結果】

道中は後方9番手を追走。

4角も後方8番手の外目で直線に向くと、直線は馬群の大外から徐々に差を詰めて行き、坂のを上りきって一気に先頭に立ち、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール前、サリオスに内をすくわれての2着。

小頭数だけに、位置取りは気にならなかった。

この馬としては完璧な競馬だっただろう。

勝った馬が強すぎた。

2022年 毎日王冠(G2)のラップ分析&回顧

22/11/20 マイルCS(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:6着(1.32.9・0.4差)

騎手:福永祐一(57キロ)

【レース前寸評】

OP昇格後初めて、ベストの1600mに戻してのG1初挑戦。

確実な末脚を武器に、面白い一頭だと思う。

【結果】

道中は後方215番手から、4角も15番手の内で直線に向き、直線は内を突いて追い上げにかかるが、ここからと言うところで進路が塞がる不利。

残り100mで前が開いて追い上げてはくるが、時すでに遅し。

スムーズなら2、3着はあっただろうが、道中の位置取りがもう少し前になってこないと、このクラスでは安定感に欠ける。

2022年 マイルCS(G1)のラップ分析&回顧

23/2/5 東京新聞杯(G3)

東京 芝1600m 良

着順:4着(1.31.9・0.1差)

騎手:福永祐一(57キロ)

道中は後方12番手の最内を追走。

4角も13番手の最内で直線に向き、直線は馬群の外へ外へと進路を求めて舵を切り、坂の上りで進路ができると、鋭い伸びて追い上げてくるが、0.1差の4着まで。

前走も今走も、直線で少し追い出しが遅れる。

後ろからの馬なので、こういうことは織り込み済みだが、歯がゆい競馬が続く。

2023年 東京新聞杯(G3)のラップ分析&回顧

23/4/1 ダービー卿CT(G3・ハンデ)

中山 芝1600m(外)良

着順:2着(1.33.3・0.1差)

騎手:ルメール(58キロ)

道中は中団8番手を追走、前に勝ったインダストリアを見る位置取り。

4角も7番手の外目で直線に向いて、直線は馬群の外目を、勝ったインダストリアの直後から追い上げてくるが、インダストリアとの差は詰め切れず。

しかし勝ち馬と斤量2キロ差なら負けて強しの内容。

道中は珍しく良いポジションが取れた。

あのポジションさえ取れれば、終いの脚が生きてくるのだが・・・。

2023年 ダービー卿CT(G3)のラップ分析&回顧

23/6/11 エプソムC(G3)

東京 芝1800m 稍重

着順:1着(1.45.5・-0.2差)

騎手:横山和生(57キロ)

道中は後方14番手の外を追走。

3角を過ぎて外を回して徐々に進出を開始して、4角は11番手の大外で直線。

直線は馬群の大外から追い上げに入り、坂の途中で先頭を射程圏に捉えると、坂を上り切って残り100mで前を交わしてゴール。

早めの仕掛けから外々を回しての差し切り。

ペースに左右されない確かな瞬発力はこのクラスでは一枚上。

強かった。

2023年 エプソムC(G3)のラップ分析&回顧

23/10/8 毎日王冠(G2)

東京 芝1800m 良

着順:7着(1.45.8・0.5差)

騎手:横山典弘(57キロ)

スタートで出遅れて道中は最後方から。

4角も最後方の12番手で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入るが、良い脚は出せず。

出遅れは仕方がないにしても、道中溜めに溜めていた割には、最後の脚はちょっと物足りない。

やはりスローの流れには向かない末脚。

2023年 毎日王冠(G2)のラップ分析&回顧

23/11/19 マイルCS(G1)

京都 芝1600m(外)良

着順:3着(1.32.6・0.1差)

騎手:坂井瑠星(58キロ)

スタート少し出遅れて、道中は中団のやや後ろ、9番手を追走。

4角は11番手で直線に向いて、直線は馬群のやや外目から追い上げに入り、残り200m手前あたりで一瞬鋭い脚で抜け出そうとするが、ゴール前ではソウルラッシュを捉えきれず、勝ち馬にも交わされての3着。

この馬の末脚も、どちらかと言えば持続系の末脚。

切れ味勝負ではここまでだろう。

2023年 マイルCS(G1)のラップ分析&回顧

24/2/4 東京新聞杯(G3)

東京 芝1600m 良

着順:12着(1.33.2・1.1差)

騎手:坂井瑠星(58キロ)

道中は後方13番手の内目を追走。

4角も13番手の最内で直線に向くが、直線では進路を探して外へ外へと出しながらの追い上げも、見せ場なく終わる。

今日の馬場では後ろからではノーチャンスだが、伸びもなかった感じ。

叩いてからか。

2024年 東京新聞杯(G3)のラップ分析&回顧