結果
2023年 10月8日(日)
第74回 毎日王冠(G2)
東京競馬場 芝1800m 良
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | エルトンバローズ | 1.45.3 | 4-4-4(中団前) | 33.8 |
② | ソングライン | ハナ | 4-7-6(中団) | 33.5 |
③ | シュネルマイスター | ハナ | 9-10-10(中団後ろ) | 33.3 |
レースの上り:34.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | |
今走 | 1.45.3 | 34.1 | 12.5 | 11.5 | 12.0 | 11.9 | 11.6 | 11.7 | 11.4 | 11.3 | 11.4 |
過去平均 | 1.44.68 | 34.1 | 12.7 | 11.0 | 11.4 | 11.9 | 11.8 | 11.8 | 11.2 | 11.2 | 11.8 |
差 | -0.2 | 0.5 | 0.6 | 0.0 | -0.2 | -0.1 | 0.2 | 0.1 | -0.4 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
ペースは序盤からスロー。
中盤もさほど上がらなかったが、上りの3Fは34.1秒と例年と変わらず。
開幕週の馬場でスローという前有利の展開に、3歳牡馬の斤量55キロが有利に働いた一戦。
レベルとしては走破時計が示すように、さほどではない印象。
人気の2頭は直線で窮屈になり、追い出しが遅れたのが痛かった。
回顧
1着は4番人気のエルトンバローズ。
道中は中団の前、好位の4番手で内ぴったり。
4角も4番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の最内から追い上げを計り、坂の途中で前が開いたところを一気に追い上げ、残り200mを切って先頭に立つと、そのまま押し切ってゴール。
道中前目の最短コースから、直線も丁度いいところで前が開いた。
前走の「ラジオNIKKEI賞」と同じような前々からの押し切り勝ち。
そこそこ力は秘めていそうだが、前回も今回も流れは緩い。
特に今回は、3歳牡馬の斤量55キロが、開幕週の馬場で有利に働いた感じ。
その力量を推し量るには、もう1、2走見てみたい。
2着は1番人気のソングライン。
道中は中団の外目、7番手を追走。
4角は6番手の外目で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げを計るが、坂の上りでもなかなか前が開かなかった。
残り200mの手前ぐらいで前が開いて、そこから追い上げに入ったが、勝ち馬にハナ差の2着。
今回の流れでは1800mに対する適性はまだよく分からない。
しかし牝馬で57キロを背負って、勝ち馬にハナ差なら及第点だろう。
直線で前がスムーズに開いていれば差し切っていた可能性は高い。
⇒ソングラインの分析
3着は2番人気のシュネルマイスター。
スタートは五分に出たが、道中は中団の後ろ、10番手。
前にソングラインを見るかたちでレースを進める。
4角も10番手で直線に向くと、直線は馬群の中ほど、ソングラインの直後から虎視眈々と追い出しのタイミングをうかがうが、なかなか前が開きそうにない。
仕方なく残り200mの手前あたりで大きく外に進路を変更し、馬群の大外から追い上げに入るが、2着にハナ差の3着まで。
坂の頂上あたりでは進路を変えるために、一旦最後方まで順位を落としてからのもの凄い追い上げ。
この馬こそ、直線スムーズなら勝っていただろう。
⇒シュネルマイスターの分析
3番人気のジャスティンカフェは7着。
スタートで出遅れて道中は最後方から。
4角も最後方の12番手で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入るが、良い脚は出せず。
出遅れは仕方がないにしても、道中溜めに溜めていた割には、最後の脚はちょっと物足りない。
やはりスローの流れには向かない末脚。
⇒ジャスティンカフェの分析