2024年11月10日【福島記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、アラタの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 アラタの距離適性
- 2 アラタの脚質
- 3 アラタのコース適正
- 4 アラタの持ち時計(ベストタイム)
- 5 アラタの重馬場適正
- 6 アラタの鉄砲実績(休み明け)
- 7 アラタのローテーション適正
- 8 アラタの枠順適正
- 9 アラタの斤量別着度数
- 10 アラタの季節別着度数
- 11 アラタの好走体重
- 12 アラタの血統背景
- 13 アラタの近走(重賞)
- 13.1 21/11/14 福島記念(G3・ハンデ)
- 13.2 22/3/13 金鯱賞(G2)
- 13.3 22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
- 13.4 2022/8/21 札幌記念(G2)
- 13.5 22/11/13 福島記念(G3・ハンデ)
- 13.6 23/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
- 13.7 23/3/12 金鯱賞(G2)
- 13.8 23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)
- 13.9 23/9/24 オールカマー(G2)
- 13.10 24/1/6 中山金杯(G3・ハンデ)
- 13.11 24/3/10 金鯱賞(G2)
- 13.12 24/7/7 七夕賞(G3・ハンデ)
- 13.13 24/11/10 福島記念(G3・ハンデ)
アラタの距離適性
アラタはこれまでに芝1800m~芝2600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-0-0)
- 芝2000m(4-0-3-12)
- 芝2200m(1-1-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
- 芝2600m(1-0-0-0)
中距離。
アラタの脚質
緩い流れを前目にポジションを取って流れ込む競馬。
時計がかかって良いタイプ。
速い時計はダメ。
中団からだと終いの脚はジリジリとしか伸びないため、前目にポジションが取れないと絶望的。
近走では加齢のせいか、前めにポジションが取れなくなって精彩を欠いている。
ただ、中団からでも、直線急坂で、レースの上りが36秒後半あたりに差し掛かってくると、ジリ脚がジリジリと届いてしまう底力系。
極端な展開で浮上しやすい馬。
アラタのコース適正
アラタの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-1)
- 函館(3-0-0-2)
- 福島(1-0-2-1)
- 新潟(未)
- 東京(0-0-0-2)
- 中山(2-0-0-5)
- 中京(1-1-1-3)
- 京都(未)
- 阪神(未)
- 小倉(未)
洋芝や、直線急坂といったパワーを要する競馬場で好走している。
アラタの持ち時計(ベストタイム)
アラタの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.48.0 1着(函館)
- 芝2000m:1.58.1 8着(中京)
- 芝2200m:2.13.1 13着(中山)
- 芝2400m:2.25.2 14着(東京)
- 芝2600m:2.42.1 1着(函館)
速い時計、高速馬場には縁がなさそう。
アラタの重馬場適正
アラタの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(2-0-0-2)
- 重(1-1-0-3)
- 不良(未)
道悪は問題にしないが、上り時計はそこそこかからないとダメ。
アラタの鉄砲実績(休み明け)
アラタの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(3-0-1-4)
叩いてからは;
- 2戦目(1-1-0-4)
- 3戦目(2-0-1-1)
- 4戦目(0-0-1-1)
- 5戦目~(未)
アラタのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-0-0-1)
- 中3~5週(2-1-0-1)
- 中6~8週(1-0-2-7)
アラタの枠順適正
アラタの馬番別着度数は;
- 1~4番(1-0-2-4)
- 5~9番(4-1-0-7)
- 10~14番(2-0-1-3)
- 15~18番(未)
アラタの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-0-0)
- 55キロ(1-0-0-2)
- 56キロ(1-1-2-4)
- 57キロ(2-0-1-5)
- 57.5キロ(1-0-0-0)
- 58キロ(1-0-0-3)
アラタの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-0-3)
- 3~5月(春):(1-1-1-5)
- 6~8月(夏):(3-0-0-4)
- 9~11月(秋):(2-0-2-2)
アラタの好走体重
3着以内の体重は;
- 454~474キロ
アラタの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、日本ダービー)。
母の父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。
近親にはワンカラット(フィリーズレビュー、函館SS、キーンランドC、オーシャンS)。
アラタの近走(重賞)
21/11/14 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:3着(1.59.9・0.7差)
騎手:大野拓弥(56キロ)
道中は後方集団の真ん中あたり、9~10番手。
4角は9番手の大外を回して直線に向き、直線も馬群の外目から上り最速の脚で追い込んではくるが、2着にも届かない。
連勝は4連勝で途切れたが、力はしっかりと示した。
今回は仕方がない。
22/3/13 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:8着(1.58.1・0.9差)
騎手:大野拓弥(56キロ)
道中は中団の後ろ、8番手を追走。
4角は10番手の内で直線。
直線は馬場の最内から追い上げを計るが、良い脚は出せずに8着どまり。
あの位置取りから、レースの上りが34.6秒では歯が立たない。
22/7/17 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 重
着順:6着(2.04.7・1.1差)
騎手:横山武史(56キロ)
道中は中団の前、6番手の外を追走。
終始外々を回っていたせいか、3~4角ではちょっと手ごたえが怪しい。
4角は6番手で直線に向くが、直線では伸びずバテずの6着まで。
この馬は決して道悪が悪いわけではないだろうが、今回は前目の位置取りが裏目に出たか?
2022/8/21 札幌記念(G2)
札幌 芝2000m 良
着順:4着(2.01.5・0.3差)
騎手:横山武史(57キロ)
【レース前寸評】
展開があまり向きそうにないのと、このメンバー構成では、ちょっと力が及ばない感じ。
【結果】
道中は中団6番手。
4角も6番手で直線に向くと、直線はジワジワとだが確実に伸びて、ゴール前ではソダシを交わして4着に入った。
こういう消耗戦は得意な馬。
22/11/13 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:3着(2.00.6・0.4差)
騎手:大野拓弥(56キロ)
【レース前寸評】
上りがかかってナンボの馬なので、このレースには向いている。
消耗戦になって浮上。
【結果】
道中は逃げ馬から12馬身離れた第三集団。
4角は6番手で先頭を追ったが、3着が精一杯。
こういう展開になると上位には食い込める馬。
特に新たな発見はない。
23/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
中山 芝2000m(内)良
着順:4着(2.00.2・ハナ-頭-クビ差)
騎手:横山武史(57キロ)
道中は中団7~8番手の外を追走。
4角も8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げてはくるが、ハナ-アタマ-クビ差の4着。
この馬向きの展開になったが、この馬が馬券圏内に来るには、上りがもうあと0.2~0.3秒かかってほしかっただろう。
23/3/12 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:3着(2.00.1・0.3差)
騎手:横山典弘(57キロ)
1枠1番から、道中は先団3~4番手の最内。
4角も4番手の内で直線に向き、直線も内ラチ沿いから粘り込んでの3着。
この馬にとっては上りが速すぎた感はあるが、それだけ道中の流れも緩かったこともあって3着に残ることができた。
1番枠から久々に先行できて、なおかつ最短コースを通れたこともよかったのだろう。
23/7/16 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 稍重
着順:9着(2.02.0・0.6差)
騎手:横山武史(58キロ)
道中は中団の後ろ、11番手の外を追走。
4角も11番手の中で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入るが、伸びずバテずの9着まで。
いつもより位置取りは後ろになったが、上りのかかる展開では最後の直線で浮上してきてもいい馬。
やはり58キロの斤量はこのクラスでは重かったか。
23/9/24 オールカマー(G2)
中山 芝2200m(外)良
着順:13着(2.13.1・1.1差)
騎手:田辺裕信(57キロ)
道中は中団後ろの後方寄り、11番手を追走。
4角は9番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、良い脚は出せず。
レースの上りが35秒台で、あの位置取りからでは勝負にならない。
24/1/6 中山金杯(G3・ハンデ)
中山 芝2000m(内)良
着順:13着(1.59.6・0.7差)
騎手:横山和生(58キロ)
1枠2番から、序盤は中団の前が取れるようなポジションだったが、1角で不利を受けて大きくポジションを下げた。
その後は終始後方で競馬を進め、4角も14番手で直線に向くが、直線では見せ場なく終わる。
あのポジションから追い込んでくる脚はない。
1角の不利がすべて。
24/3/10 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:5着(1.58.7・1.1差)
騎手:横山典弘(57キロ)
道中後方から、4角も10番手の最内で直線。
直線も馬場の最内から追い上げを計るが、1.1差の5着まで。
道中中盤から、最内に潜り込んで距離ロスを防いだ分の5着だろう。
昨年は3着に入ったレースだが、走破時計が違い過ぎる。
近走で前に行けなくなっているのも良い傾向ではない。
24/7/7 七夕賞(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:7着(1.58.6・0.7差)
騎手:横山典弘(58キロ)
道中は後方11番手の内目。
4角は9番手の内で直線に向いて、直線は馬群の中ほどから追い上げに入るが、伸びずバテずの7着どまり。
今回もポジションは取れなかった(取らなかった?)が、展開は向いていた。
トップハンデが効いた感もあるが、力的にももう一杯か?
どうせなら、もう少し上りがかかってくれていれば、上位に食い込めていたかも。
24/11/10 福島記念(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 良
着順:1着(2.00.7・-0.2差)
騎手:大野拓弥(57.5キロ)
スタートいまいちで、道中は後方15番手手の最内。
3角は最後方から外を回して進出を開始して、4角は10番手の大外で直線。
直線は馬群の外目から追い上げに入って、ゴール前で先団をまとめて交わしてゴール。
この馬の最も得意とする展開。
逆を言うと、こんな極端な展開でしか浮上しない馬。