ロジハービンのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。

ロジハービンのここまでの走り

21/11/13 2歳新馬

福島 芝2000m 良 

着順:2着(2.04.4・0.1差)

騎手:泉谷楓馬(54キロ☆)

道中は中団のやや後ろ、8番手あたり。

4角は7番手で直線に向き、進路を馬群の外へ取って追い上げにかかる。

前が開いてからでも、ちょっと届きそうになかったが、鋭いキレでクビ差まで追い詰めた。

520キロを超える大型馬で、エンジンのかかりが遅いみたい。

21/12/12 2歳未勝利

中山 芝2000m 良

着順:1着(2.02.0・-0.1差)

騎手:戸崎圭太(55キロ)

道中は中団の前7番手の内を追走。

4角は8番手の内で直線に向くが、包まれるかたちでなかなか進路が開かない。

坂の上り、残り200mあたりで馬群がばらけて進路ができると、進路を外に取って猛追し、ゴール前、内のディープグラビティを半馬身差し切ってゴール。

進路が出来てからの伸び脚はちょっと素質を感じさせた。

22/1/16 京成杯(G3)

中山 芝2000m 良

着順:2着(2.01.5・0.2差)

騎手:戸崎圭太(56キロ)

道中は後方13番手の外を追走。

3角の手前あたりから動いて行って、3角は6番手の外、4角は5番手の外で直線。

直線は坂の上りで先頭に立つと、そのまま押し切りを計るが、外からオニャンコポンの強襲に屈し、1馬身1/4差の2着。

ちょっと仕掛けが早かったようだが、あれは意図したものではなく、引っかかっていたようす。

それでも道中外々を回りつつ、長い脚を使って2着は確保。

折り合いさえつけばまだ前進はありそう。

2022年 京成杯(G3)のラップ分析&回顧


ロジハービンの脚質

中団あたりに控えて終いの脚を生かす競馬。

大型馬なので、エンジンのかかりは遅そうだが、トップスピードに乗ってからのキレは、ちょっと目を見張るものがある。

ここ2戦はスローの流れだが、ペースが締まってさらに良くなりそう。


ロジハービンの血統背景

父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。

母の父はジャングルポケット(ナスルーラ系グレイソヴリン/日本ダービー、ジャパンカップ、春天2着)。

母方の4代前・Katies(ケイティーズ)を祖とする牝系は、ヒシアマゾン(阪神3歳S、エリザベス女王杯)、アドマイヤムーン(ドバイデューティーフリー、宝塚記念、ジャパンカップ)、スリープレスナイト(スプリンターズS)といったG1馬、他にも重賞勝ち馬を輩出している名門牝系。

近親にはエフフォーリア(皐月賞、秋天、有馬記念、日本ダービー2着)。

次走、弥生賞(G2)に向けて

次走は3月6日(日)、中山競馬場 芝2000mで行われる「弥生賞(G2)」。

今回の人気上位馬は、力の差はそうないと思う。

展開次第では勝ち負けしてきてもおかしくない。

 

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