2020年5月24日【優駿牝馬】終了時点までのデータをもとに、ウーマンズハートの好走パターンを分析。
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ウーマンズハートの距離適性
ウーマンズハートはこれまでに芝1600~2400mの距離のレースに使われてきた。
着度数は次の通り;
- 芝1600m(2-0-0-3)
- 芝2400m(0-0-0-1)
勝っている2鞍はいずれもスローのヨーイドン。
1600mのの距離がベストなのかもまだ分からない。
ウーマンズハートの脚質
勝ったレースは32秒台の末脚を繰り出して勝利した。
しかしペースはいずれも超スロー。
終いのキレには非凡なものがあるが、ペースが上がった時にどうか?
ウーマンズハートのコース適正
ウーマンズハートの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(2-0-0-0)
- 東京(0-0-0-1)
- 阪神(0-0-0-3)
「チューリップ賞」で0.4差の6着があるので、右回りがダメと言うわけではないだろう。
ウーマンズハートの持ち時計(ベストタイム)
ウーマンズハートの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.33.7 6着(阪神)
- 芝2400m:2.25.2 12着(東京)
高時計が出るような締まった展開は、現状では苦戦。
ウーマンズハートの重馬場適正
ウーマンズハートの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 重(0-0-0-1)
重馬場の「桜花賞」で2.1差の16着。
レース後、「馬場に尽きる」と言うコメントが出た。
ウーマンズハートの鉄砲実績(休み明け)
ウーマンズハートの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-0-2)
これは、休み明けが敗因と言うわけではないだろう。
ウーマンズハートの枠順適正
ウーマンズハートの枠番別着度数は;
- 1~4番(0-0-0-1)
- 5~9番(1-0-0-2)
- 10~14番(1-0-0-1)
- 15~18番(未)
ウーマンズハートの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-0-0-3)
- 6~8月(夏):(2-0-0-0)
- 9~11月(秋):(未)
ウーマンズハートの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-2)
- 55キロ(0-0-0-2)
ウーマンズハートの連対体重
- 456キロ
ウーマンズハートの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系)。
母の父はシャマーダル(ND系ストームキャット)。
シャマーダルは欧州などで走り、G1を4勝。主戦場は芝の短距離、マイル、中距離。
ウーマンズハートの評価
終いのキレは認めるが、ペースが上がって結果が出ていない。
ウーマンズハートのこれまでの走り
19/8/3 2歳新馬(牝)
新潟 芝1600m 良 16頭
着順:1着(1.36.2 -0.6差)
騎手:津村明秀(54キロ)
中団からの競馬。
ペースはスロー。
上り32.0秒の驚異の脚でぶっちぎりのゴール。
レースのレベル的には大したことはないが、2歳のこの時期に32.0秒の脚は非凡。
期待される能力
- 瞬発力
19/8/25 新潟2歳S(G3)
新潟 芝1600m 良 16頭
着順:1着(1.35.0 -0.1差)
騎手:藤岡康太(54キロ)
一団となった中団の前目で、先行した馬を見る感じで直線へ。
直線は馬場の外目を、何度か内に刺さりながらも伸びてきて、ゴール前ペールエールとの追い比べを制してゴール。
ペースはスローだが、この馬の上りは32.8秒で、2戦続けての32秒台の末脚。
終いは確実、あとはペース。
期待される能力
- 瞬発力
19/12/8 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m 良 16頭
着順:4着(1.33.9 1.2差)
騎手:ビュイック(54キロ)
いつもより位置取りは前目の3~4番手の内ぴったり。
勝ったレシステンシアを前に見るかたちで道中は追走。
直線に入って追い出すが、レシステンシアとの差は開く一方。
坂を上るあたりではやや失速した感じで外から来た2頭に交わされた。
1着のレシステンシアの1.32.7はレコード。
過去2戦と比べて明らかに速いペースを先団につけてこの結果。
仕方ないと言えば仕方ないが、脚を溜めていれば2~3着はあっただろうか?
いずれにしても、4着でも、1着に7馬身半、2着にも2馬身半開けられていたら完敗。
20/3/7 チューリップ賞(G2)
阪神 芝1600m 良 14頭
着順:6着(1.33.7・0.4差)
騎手:藤岡康太(54キロ)
道中は中団のうしろあたりで脚を溜める。
直線は馬群の外目に進路を取って追い上げるが0.4差まで。
新馬戦や「新潟2歳S」での末脚はどこへ行ったのか?
ドスローの直線平坦でしか出せない脚だったのか?
2020/4/12 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)重 18頭
着順:16着(1.38.2・2.1差)
騎手:藤岡康太(55キロ)
道中は中団6~7番手を追走も、直線ではさっぱり。
敗因は「馬場に尽きる」とのこと。
20/5/24 優駿牝馬(G1)
東京 芝2400m 良
着順:12着(2.25.2・0.8差)
騎手:藤岡康太(55キロ)
道中は中団。
直線に入っても得意の末脚は不発。
大きく負けているわけではないが、ペースが速かったわけではないので、それでいて終いの脚が出せなかったというのは、距離に問題があるのだろう。
ウーマンズハートの次走
次走は9月20日、中京競馬場 芝2000mで行われる、秋華賞トライアルの「ローズS(G2)」。
前走の走りをみると、2000mくらいは大丈夫そう。
あとはペース次第だが、ペースが落ち着くなら飛んで来る可能性も。