結果
第45回 エリザベス女王杯(G1)
阪神競馬場 芝2200m(内)
馬場状態:良
クッション値:9.8(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ラッキーライラック | 2.10.3 | 12-12-11-3(中団) | 33.9 | |
② | サラキア | 2.10.4 | クビ | 14-14-15-12(後方) | 33.7 |
③ | ラヴズオンリーユー | 2.10.4 | クビ | 11-11-13-8(中団) | 34.8 |
レース上り:34.8
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.10.3 | 34.8 | 12.6 | 11.1 | 11.2 | 12.3 | 12.1 | 12.0 | 12.2 | 12.0 | 11.9 | 11.1 | 11.8 |
過去平均 | 2.12.22 | 35.7 | 12.5 | 11.2 | 11.4 | 12.6 | 12.4 | 12.2 | 12.2 | 12.0 | 11.7 | 11.8 | 12.3 |
差 | -0.9 | 0.1 | -0.1 | -0.2 | -0.3 | -0.3 | -0.2 | 0.0 | 0.0 | 0.2 | -0.7 | -0.5 |
(※過去平均=「宝塚記念」の良馬場平均(過去6走))
今年は阪神開催の「エリザベス女王杯」なので、比較対象は過去の「宝塚記念(G1)」の良馬場平均としているが、梅雨時の阪神2200mと、秋口の阪神2200mでは、そもそも芝の状態が違う。
ましてや今開催の阪神競馬場は雨も少なく、芝の状態は良好で、先週の2歳重賞「ファンタジーS」、そして昨日の2歳重賞「デイリー杯2歳S」ではどちらもレコードタイムが出るほど。
重い芝という印象が強い阪神内回りの2200mが、今回は比較的軽い阪神内回り2200mへと変貌を遂げていた。
レースはノームコアがそこそこのラップを刻んで逃げた。
前半1000mは59.3秒。
馬場状態を考えると、平均チョイ速の逃げと言ったところか。
後ろで脚を溜めたい馬には十分に脚が溜まるペース。
レースの上りは34.8秒で、上位の3頭はいずれも上り時計がメンバー1~3位の馬で占められた。
全体としては、そこそこのスピード持続力と瞬発力が求められたレースとなった。
回顧
1着は1番人気のラッキーライラック。
道中は中団のやや後ろ、前を走るラヴズオンリーユーをしっかりとマークした走りだったが、先に動いたのはラッキーライラック。
3角あたりで馬群の外目からジワジワと進出を開始すると、4角では3番手の外。
直線入口ではすでに先頭は射程圏。
坂下では早くも先頭に立ち、あとはしっかりと押し切ってサラキアの追撃を抑え込んだ。
2200mはギリギリだと思っていたが、大外枠から勝負どころは外目を回って脚を伸ばすあたり、ギリギリどころか距離適性は十分にあった。
春の阪神2200mならまた違っていたかもしれないが、今回の軽い阪神2200mでは、力を十分に出し切ることができたのだろう。
2着は5番人気のサラキア。
道中は後方で脚を溜めて、4角は大外を回して、直線も馬場の外目から強烈な末脚を炸裂させたが、惜しくもクビ差届かずの2着。
この馬も軽い芝で良いタイプ。
昨年の6着も内容は良かっただけに、近走充実のここではしっかりと力を出しきれた。
3着は3番人気のラヴズオンリーユー。
道中はルメール騎手にマークされ、勝負どころでは先に動かれてしまった。
阪神内回りコースは、こういう駆け引きがかなり大きなウェイトを占めるコースだと思う。
力があるところは示したが、あと一歩及ばず。
2番人気のノームコアは16着。
そこそこ締まったペースで逃げたが、直線では坂下で力尽きた。
ここまで負けるほどのハイラップは刻んでいないと思うが・・・。
戦法が戦法だけに、距離がどうだったのかと言うことはまだ藪の中。