ウナギノボリのキャリアはまだ6戦だけなので、近走のみを振り返る。
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ウナギノボリのここまでの走り
21/9/11 2歳新馬
中京 芝1400m 良
着順:1着(1.22.3・-0.1差)
騎手:和田竜二(54キロ)
スタート出遅れて道中は中団の後ろ、8番手の内。
3~4角で順位を上げて、4角は中団6番手の内で直線。
直線は馬場の内目から追い上げに入るが、進路がなく、坂の上りで進路を外に取って追い上げる。
進路が開いてからはスルスルと伸びて、ゴール前、先に抜け出していたリゴレットをしっかり交わしてゴール。
走破時計もまずまずの新馬デビュー。
21/10/9 サウジアラビアRC(G3)
東京 芝1600m 良
着順:4着(1.36.7・0.3差)
騎手:菅原明良(55キロ)
7頭立ての小頭数。
大外7番からスタート大きく2馬身ほど出遅れて序盤は最後方からの競馬。
中盤あたりから盛り返して、3角は5番手、4角も5番手の外で直線。
直線は馬群の外から追い上げに入るが、上位3頭との差は詰まらないまま4着まで。
2馬身出遅れて、道中も追走にそこそこ脚を使っているが、最後は届かないまでも、上位と同じような脚で伸びてはいる。
出遅れさえなければ、上位3頭と良い勝負をしただろう。
21/11/13 デイリー杯2歳S(G2)
阪神 芝1600m(外)良
着順:7着(1.36.4・1.3差)
騎手:和田竜二(55キロ)
7頭立ての小頭数。
スタートでまた大きく出遅れて、序盤は4~5馬身ポツンと離れた最後方を追走。
3~4角で集団に追いついて、4角は6番手で直線。
しかし今回はまったく伸びを欠いて、6着のドグマにも3馬身半開けられる大敗。
ちょっと敗けすぎの感はあるが、右回りが苦手なのか?
21/12/5 こうやまき賞(2歳1勝C)
中京 芝1600m 良
着順:2着(1.35.4・0.1差)
騎手:吉田隼人(55キロ)
1枠1番から、スタートは相変わらず大きく出遅れたが、二の脚で集団に追いつくことはできた。
それでも道中は最後方追走。3角は8番手に順位を上げ、4角も8番手の外で直線。
直線は馬群の外から追い上げに入り、坂の上りでグングンと先頭との差を詰めて、ゴール前は先に抜け出していたソリタリオを捉える勢いもクビ差の2着まで。
ここでも追走に脚を使いながらも最後は伸びた。
スタート五分で、中団あたりにポジションが取れれば、順位もそこそこ安定してきそうだが。
22/1/9 シンザン記念(G3)
中京 芝1600m 良
着順:9着(1.35.2・1.1差9
騎手:吉田隼人(56キロ)
出遅れて後方からの競馬。
4角は最後方の15番手で直線に向くが、直線ではさほど伸びずに9着まで。
出遅れを何とかしないと重賞では勝負にならない。
22/3/19 若葉S(3歳L)
阪神 芝2000m(内)稍重
着順:9着(2.01.4・1.2差)
騎手:藤岡康太(56キロ)
大外10番からスタートはまずまず。
しかしポジションが取れずに道中は最後方近くを追走。
4角も最後方で直線に向くが、大した伸びはなく。
スタートまずまずでも行き脚がつかない。
こうなるとちょっと手詰まり。
ウナギノボリの脚質
ここまで6戦のキャリアで、5つのレースで出遅れている。
それも比較的大きな出遅れ。
なので脚質は必然と、後方からの追い込みになるのだが、その末脚もキレッキレと言うほどではないので、上りが時計がかかってこないと上位には食い込めない。
なによりもまずはスタートが課題。
ウナギノボリの血統背景
父はドレフォン(ND系ストームキャット)。
ドレフォンは米国で走り、ダートG1を3勝。主戦場はダートの短距離。
母の父はサンデーサイレンス。
母方の7代前、エメ(Aimee)を祖とする牝系はアグネスデジタル(マイルCS、秋天、香港C、フェブラリーS、安田記念)、キングカメハメハ(NHKマイルC,日本ダービー)などの有力馬、名種牡馬を輩出している名門牝系。
ウナギノボリに近い近親にはサンアディユ(アイビスサマーD、セントウルS、京阪杯)がいる。
次走、アーリントンC(G3)に向けて
次走は4月16日(土)、阪神競馬場 芝1600m(外)で行われる「アーリントンC(G3)」。
あのスタートでは多くは望めない。
⇒その他、アーリントンC(G3)の注目馬を分析