結果
第56回 農林水産省賞典新潟記念(G3)
新潟競馬場 芝2000m 良 18頭
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ブラヴァス | 1.59.9 | 9-9(中団) | 32.6 | |
② | ジナンボー | 1.59.9 | 頭 | 1-1(逃げ) | 33.1 |
③ | サンレイポケット | 1.59.9 | クビ | 11-11(中団後ろ) | 32.4 |
レース上り:33.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 1.59.9 | 33.1 | 12.8 | 11.5 | 12.5 | 12.4 | 12.7 | 13.0 | 11.9 | 10.8 | 10.7 | 11.6 |
過去平均 | 1.57.9 | 34.4 | 12.9 | 11.1 | 11.6 | 11.7 | 12.2 | 12.2 | 11.9 | 11.4 | 11.0 | 12.1 |
差 | -1.3 | -0.1 | 0.4 | 0.9 | 0.7 | 0.5 | 0.8 | 0.0 | -0.6 | -0.3 | -0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去7走))
7月下旬から7週続いた新潟開催の最終週とあって、馬場の内側はかなりの傷みが生じていた。
道中も、そして特に最後の直線では、各馬は馬場の外目に殺到して、千直のレースのように、大外を走った馬がかなり有利な外差し馬場が出来上がっていた。
今年の「新潟記念」は、ペースとしては完全なスローペース、超が二つぐらいつくスローペースと言ってもいいだろう。
序盤は唯一の逃げ馬ウインガナドルが逃げていたが、このスローペースに業を煮やしたデムーロ騎手騎乗のジナンボーが、各馬が避けている馬場の内側を通ってハナを奪う。
それでもペースは上がらずに直線に向くが、残り600mからは10秒台のラップが二度出るほどのキレ味勝負。
逃げるジナンボーを交わしたのは、馬場の大外を追い込んで来たブラヴァスだった。
レースの上りは驚きの33.1秒。
キレッキレの瞬発力が求められたレースとなったが、走破時計の1.59.9は過去10年ではもっとも遅い。
回顧
1着は2番人気のブラヴァス。
道中はいつもよりは位置取りを少し下げて中団あたりで追走。
しかし道中はジワジワとポジションを上げて、残り600m地点では先頭との差は0.5秒。
最後は馬場の大外を追い上げて逃げるジナンボーをアタマ差制した。
この馬としては不利だと思われた外枠17番が、今回の馬場では奏功した感じ。
2着は3番人気のジナンボー。
道中は一頭だけ内ラチ沿いを通って距離ロスを防ぎ、直線 はゴール前ギリギリまで粘ったがアタマ差交わされた。
距離ロスは防げたが、通ったコースの馬場状態の差で明暗が分かれた。
昨年はクビ差で、今年はアタマ差。
この馬は、力は確実にあるのだが、接戦になるとゴール前が少し甘くなる印象。
3着は5番人気のサンレイポケット。
道中は勝ったブラヴァスの後ろあたりで脚を溜めた。
直線は最初から大外を突いて一気の伸び。
外枠16番でハンデの54キロも効いた。
1番人気のワーケアは10着。
上り3Fはメンバー11位の33.5秒。
道中の位置取りはベストだと思う。
しかしこれだけのスローで、斤量が53キロで、直線伸びて来ないのだから、距離が長いのではないか?