ベルクレスタのキャリアはまだ浅いので、ここまでの走りを振り返る。

ベルクレスタのここまでの走り

21/6/12 2歳新馬

中京 芝1600m 良

着順:2着(1.35.2・0.2差)

騎手:松山弘平(54キロ)

大外10番から出遅れたが、二の脚で先団の後ろまで取り付く。

中盤からペースアップしたところを、終始外々を回りながら追走。

4角も先団4番手の外で直線に向くと、直線は馬群の外目を追い上げて行くが、内から先に抜けだしたセリフォスには1馬身半及ばずの2着。

道中そこそこペースアップしたものの、出遅れの不利、終始外目を回る距離ロスがありながらのこの走りなら上出来。

21/8/1 2歳未勝利

新潟 芝1600m 良

着順:1着(1.35.6・-0.6差)

騎手:松山弘平(54キロ)

スタート五分で道中は中団6番手。

4角は8番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げを計り、抜群の手応えで残り200mではノーステッキで先頭に立つと、そこからは後続を3馬身半突き放してのゴール。

終いの脚は33.8秒。

前走とは一転、スローの流れで瞬発力のあるところを示した。

【期待される能力】

  • 瞬発力

21/10/30 アルテミスS(G3)

東京 芝1600m 良

着順:2着(1.34.0・クビ差)

騎手:松山弘平(54キロ)

2枠2番からスタートを決めて道中は先団3番手。

4角も3番手で直線に向くと、直線では楽な手応えで坂を上り、残り200mで先頭に立つと、そのまま押し切るかに思えたが、外からサークルオブライフの強襲に屈してクビ差の2着。

切れ味勝負で勝ち馬に軍配。

控えた方が良いのか?

21/12/12 阪神JF(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:6着(1.34.4・0.6差)

騎手:松山弘平(54キロ)

外枠16番から序盤は後方13番手。

しかし3角を過ぎたあたりから、引っかかり気味に外を回って順位を押し上げて行き、4角は6番手の外で直線。

直線は馬群の外目から追い上げにかかり、坂の上りあたりまでは先団に食らいついていたが、坂の途中からはついて行くことができなかった。

3角過ぎで引っかかり気味に上がっていった割には、最後はバタッとは止まっていない。

スムーズなら、最後はもう少しやれた感じ。

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22/2/12 クイーンC(G3)

東京 芝1600m 良

着順:3着(1.34.3・0.2差)

騎手:松山弘平(54キロ)

道中は後方、13番手の内。

4角は最後方16番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げにかかり、直線は馬群を割って伸びて来るが、プレサージュリフトには切れ負け、前で粘るスターズオンアースも捉えきれずに3着まで。

道中は引っかからずに運べたが、位置取りが悪すぎた。

ここ2戦、流れに乗れていない感じだが、それでもそこそこ走ってきている。

まだまだ上積みはありそうな一頭。

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22/4/10 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:7着(1.33.1・0.2差)

騎手:吉田隼人(55キロ)

道中は後方13番手の内目を追走。

4角も13番手の内目で直線に向き、直線は進路を探すように外目に出して追い上げに入り、途中外のサークルオブライフと併せ馬状態で伸びてはくるが、0.2差の7着まで。

あの位置取りからならこんなものだろう。

2022年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧


ベルクレスタの脚質

前からでも控えても競馬はできそうだが、キレ味勝負では後手を踏むので、道中のポジションがあまり後ろからでは厳しい。

中団の前目あたりから終いを伸ばしたい口だが、折り合いにも課題があり、現状ではうまく嵌めるのが難しそう。

ただ、力はありそうなので、今後の成長力には期待が持てる。


ベルクレスタの血統背景

父はドゥラメンテ(ミスプロ系キングマンボ/皐月賞、日本ダービー、ドバイシーマクラシック2着、宝塚記念2着)。

母の父はニューメラス(ミスプロ系)。

ニューメラスは米国で走り、ダートの短距離、マイルで活躍。

ベルクレスタの半姉にはアドマイヤリード(ヴィクトリアマイル)。

次走、優駿牝馬(オークス)(G1)に向けて

次走は5月22日(日)、東京競馬場 芝2400m で行われる「優駿牝馬(オークス)(G1)」。

ポジションさえ中団あたりをキープできれば、そこそこ走ってくる力はありそう。

課題は距離と折り合い。

 

⇒その他、優駿牝馬(オークス・G1)の出走馬を分析