2019年12月21日【グレイトフルS】終了時点までのデータをもとに、マスターコードの好走パターンを分析。

マスターコードの距離適性

マスターコードはこれまでに芝1600m~芝2600mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(0-0-0-1)
  • 芝1800m(0-1-0-1)
  • 芝2000m(1-0-1-2)
  • 芝2200m(0-0-0-2)
  • 芝2400m(1-1-0-0)
  • 芝2500m(0-0-1-1)
  • 芝2600m(1-3-1-5)

1800m、2000mでの勝ち負けはいずれも下級条件でのもの。

基本的にこの馬は2400m以上。

マスターコードの脚質

下級条件のころはもっぱら先行策に徹していたが、1000万条件くらいからは後方からの追い込み一辺倒。

しかしその末脚も、強烈とまでは行かないので、僅差で差し届かない惜しい競馬が続くことになる。

「僅差で惜しいから力はある」とかじゃなくて、脚質的に僅差になりやすいだけ。

アタマは狙いにくいが、どんなペースでもそこそこ対応してくるので、ヒモは結んでおいた方がベスト。

マスターコードのコース適正

マスターコードの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-1-0-1)
  • 函館(1-0-1-0)
  • 福島(0-0-0-4)
  • 中山(0-0-1-1)
  • 中京(0-0-0-2)
  • 京都(1-1-0-1)
  • 阪神(1-1-1-1)
  • 小倉(0-2-0-2)

東京、新潟の出走はなく、中京でも3着以内がないことから、左回りはダメなんだろう。

あと、脚質が脚質だけに、最後の直線は長い方がベター。

複数のジョッキーから、「広いコースの方が良い」というコメントが出ている。


マスターコードの持ち時計(ベストタイム)

マスターコードの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.39.3 9着(2.1差・阪神)
  • 芝1800m:1.49.3 2着(0.3差・阪神)
  • 芝2000m:2.00.4 7着(0.6差・小倉)
  • 芝2200m:2.13.2 8着(0.3差・中京)
  • 芝2400m:2.24.1 1着(-0.1差・京都)
  • 芝2500m:2.35.9 6着(0.3差・中山)
  • 芝2600m:2.38.5 2着(0.1差・小倉)

基本的に後ろから行く馬なので、時計、上りはかかった方が良い。

逆に、高速で前が止まらない馬場では出番はない。

マスターコードの重馬場適正

マスターコードの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-2-0-2)
  • 重(1-1-0-0)

さすがはハービンジャー産駒。後ろから行く馬にしては道悪実績が良い。

マスターコードの鉄砲実績(休み明け)

マスターコードの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(0-0-0-4)

休み明けは着差も含めてあまり良くない。


マスターコードの近走診断

19/8/24 ワールドオールスタージョッキーズ(3勝クラス)

札幌 芝2000m 稍重

着順:5着(0.5差)騎手:浜中俊(58キロ)

後方から、上り2位の37.4秒の脚で追い上げるが届かず。

19/10/26 古都S(3勝クラス)

京都 芝2400m 稍重

着順:2着(ハナ差)騎手:和田竜二(57キロ)

7頭立ての5番手から。

直線は上り最速34.1秒の脚で追い上げるがハナ差届かず。

19/10/26 グレイトフルS(3勝クラス)

中山 芝2500m 良

着順:6着(0.3差)騎手:マーフィー(56キロ)

今走は中団から。

最後も脚は見せるが、スローの前残りの展開で6着まで。

マスターコードの次走

次走は京都競馬場 芝2400m(外)で行われる「日経新春杯(G2)」。

いつもの通り惜しい競馬は見せてくれそう。

今回は53キロのハンデなので、ちょっとは期待しても良いかも。