結果

第57回 小倉記念(G3・ハンデ)

小倉競馬場 芝2000m 良

クッション値:8.2(軟らかめの標準)

小倉競馬場の馬場状態傾向分析(芝)

着順 馬名 タイム 着差 位置取り 上がり3F
モズナガレボシ 1.59.7 7-8-8-9(後方) 35.0
ヒュミドール 1.59.8 1/2 6-6-4-5(中団) 35.4
スーパーフェザー 2.00.2 2  1/2 9-9-8-3(後方) 35.5

レース上り:35.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9 Lap10
今走 1.59.7 35.6 12.8 11.5 12.1 12.7 12.3 11.3 11.4 11.5 12.2 11.9
過去平均 1.58.16 35.2 12.3 11.2 11.7 12.4 11.9 11.7 11.7 11.6 11.6 12.1
0.4 0.5 0.3 0.4 0.3 0.4 -0.4 -0.3 -0.1 0.6 -0.2

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))

前半は稍重馬場を考慮に入れてもスローの流れ。

しかしその分後半は、残り1000mから早めにレースが動いて行く。

Lap9が12.2秒で、残り200mを目前にして、前にいた組は一杯になった。

前目にいた馬は、道悪もそれなりに走れて、尚かつ長く良い脚を使えないと苦しい流れ。

案の定、前の組は総崩れとなり、後ろからの差し馬が漁夫の利を得たレースとなった。


回顧

1着は6番人気のモズナガレボシ。

道中は後方7~8番手。

4角手前はそこそこ内にいながら、そこから強引に大外を回して、それでも直線で届いてしまう。

レースの流れと外差し馬場、それにハンデの53キロ。

格上挑戦でもこれだけ条件が揃えば勝てて当然かも。

 

2着は5番人気のヒュミドール。

道中は中団あたり。

この馬は道中終始外々を回り、4角も外を回して、直線は馬群の外目を追い上げての2着。

後ろからの馬の中では一番OPでの経験が豊富だった馬が意地の2着と言う感じ。

ヒュミドールの分析

 

3着は8番人気のスーパーフェザー。

道中は最後方。

3角を過ぎて動いて行くが、この馬は、各馬開けて通っていた内目を突いて進出した。

その分3~4角では一気に順位を上げて、4角は3番手で直線に向いた。

直線は、できるだけ内目は通らないように、馬場の3~4分どころを走っていたが、それでもやはり、大外を差してくる馬には抗えずに3着まで。

この馬もハンデ53キロの条件馬。

展開が向いただけだろう。

 

1番人気のファルコニアは6着。

道中は先団3番手。

残り1000mからラップが上がった上に、3角過ぎからは外からヴェロックスに追い立てられて、レース後半はおそらくレースに余裕はなかったことだろう。

案の定残り200mで一杯一杯。

本当に強い馬なら、ここからでも3着くらいには粘るのだろうが、この馬にはまだそこまでの力はなかった。

ファルコニアの分析

 

2番人気のヴェロックスは7着。

道中は先団3番手追走。

3角手前から動いて行って、4角は3番手で直線。

しかし直線入口ではすでに余力はなく、早々に脱落。

展開が向かなかったとは言え、負け方があまりにもあっけない。

もう上がり目はないのかもしれない。

ヴェロックスの分析

 

3番人気のショウナンバルディは5着。

道中2番手追走も、この馬は各馬が動いて行った3角手前ではその流れにはついていけずに3角は4番手、4角は5番手で直線。

しかし直線ではそのままズルズルとは行かず、バテず伸びずで5着は確保。

急な加速にはつき合えないが、一定のスピードをどこまでも保つと言う、この馬の持ち味は示せたレース。

ショウナンバルディの分析