2022年12月17日【ターコイズS】終了時点までのデータをもとに、シャドウディーヴァの好走パターンを分析。
Contents
- 1 シャドウディーヴァの距離適性
- 2 シャドウディーヴァの脚質
- 3 シャドウディーヴァのコース適正
- 4 シャドウディーヴァの持ち時計(ベストタイム)
- 5 シャドウディーヴァの重馬場適正
- 6 シャドウディーヴァの鉄砲実績(休み明け)
- 7 シャドウディーヴァの枠順適正
- 8 シャドウディーヴァの季節別着度数
- 9 シャドウディーヴァの斤量別着度数
- 10 シャドウディーヴァの好走体重
- 11 シャドウディーヴァの血統背景
- 12 シャドウディーヴァの近走
- 12.1 21/2/7 東京新聞杯(G3)
- 12.2 21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
- 12.3 21/6/20 マーメイドS(G3・ハンデ)
- 12.4 21/8/15 関屋記念(G3)
- 12.5 21/10/16 府中牝馬S(G2)
- 12.6 21/11/28 ジャパンカップ(G1)
- 12.7 21/12/26 有馬記念(G1)
- 12.8 22/3/13 金鯱賞(G2)
- 12.9 22/5/15 ヴィクトリアM(G1)
- 12.10 22/6/12 エプソムC(G3)
- 12.11 22/10/15 府中牝馬S(G2)
- 12.12 22/11/27 ジャパンカップ(G1)
- 12.13 22/12/17 ターコイズS(G3・ハンデ)
シャドウディーヴァの距離適性
シャドウディーヴァはこれまでに芝1600m~芝2500mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-1-1-5)
- 芝1800m(2-1-0-7)
- 芝2000m(1-3-1-2)
- 芝2200m(0-0-0-2)
- 芝2400m(0-0-0-3)
- 芝2500m(0-0-0-1)
1800mがベストで、上下200mは守備範囲だが、2000mはギリギリかも。
シャドウディーヴァの脚質
先行、中団、後方、どこからでも競馬は出来る。
そこそこのSP持続力、瞬発力を持ってはいるが、使えるコースはほぼ東京コース限定。
シャドウディーヴァのコース適正
シャドウディーヴァの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-0-1)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(2-5-2-8)
- 中山(1-0-0-4)
- 中京(0-0-0-1)
- 京都(0-0-0-2)
- 阪神(0-0-1-3)
東京以外で馬券になったのは僅かに2度だけ。
バリバリの東京巧者。
もっと言えば、レースでの自身の上り時計で33秒台を計時しているのはほとんどが東京コース。その着度数は(1-4-2-2)。
例外は1鞍あって、2019年の「エリザベス女王杯」。超スローの流れを後方から33.8秒の脚を繰りだすが、1.4差の15着。
シャドウディーヴァの持ち時計(ベストタイム)
シャドウディーヴァの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.2 10着(1.6差・東京)
- 芝1800m:1.44.9 7着(0.4差・東京)
- 芝2000m:1.58.6 12着(1.4差・名古屋)
- 芝2200m:2.11.0 8着(0.7差・阪神)
- 芝2400m:2.23.3 6着(0.5差・東京)
- 芝2500m:2.34.3 12着(2.3差・中山)
高速決着では分が悪そう。
シャドウディーヴァの重馬場適正
シャドウディーヴァの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-0-1)
- 重(0-1-0-1)
- 不良(0-0-0-2)
緩い馬場、荒れた馬場は強そう。
不良馬場では16着と5着。
16着「エプソムC(G3)」で、馬場と言うより展開、位置取りが悪すぎた。
5着は「中山牝馬S(G3)」で、後方から上り2位の脚で追い込んで来て、0.3差の5着。悪くはない。
重馬場以上はダメだと決めつけない方が良い。
シャドウディーヴァの鉄砲実績(休み明け)
シャドウディーヴァの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-3-3)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-7)
- 3戦目(1-1-0-3)
- 4戦目(1-0-0-2)
- 5戦目~(0-1-0-5)
どちらかと言えば叩き良化型か。
シャドウディーヴァの枠順適正
シャドウディーヴァの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-2-1-6)
- 5~9番(2-2-1-6)
- 10~14番(0-1-1-7)
- 15~18番(0-0-0-1)
シャドウディーヴァの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-2-2)
- 3~5月(春):(0-1-0-7)
- 6~8月(夏):(0-0-1-4)
- 9~11月(秋):(2-3-0-7)
シャドウディーヴァの斤量別着度数
- 54キロ(3-5-2-8)
- 55キロ(0-0-1-9)
- 56キロ(0-0-0-3)
シャドウディーヴァの好走体重
3着以内;
- 464~482キロ
シャドウディーヴァの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック)。
母の父はダンシリ(ND系ダンチヒ)。
ダンシリは欧州で走り、芝の1600mで活躍。
シャドウディーヴァの近走
21/2/7 東京新聞杯(G3)
東京 芝1600m 良
着順:3着(1.32.6・0.2差)
騎手:岩田康誠(54キロ)
道中はカテドラルと同じような位置取りだがこちらは外目。
4角10番手で直線に向き、直線ではカテドラルよりも早めに抜け出したものの、坂を上ってカテドラルに交わされた。
しかしそこからズルズルとは行かず、しかっり食らいついて3着は確保。
力通りの走りは見せた。
21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良
着順:5着(1.55.1・0.3差)
騎手:岩田康誠(54キロ)
道中は後方で脚を溜める。
4角も後方13番手で直線に向き、直線は馬群の中からグイグイと伸びてはくるが5着まで。
あの位置取りからだとこれが限界。
しかし良く追い込んではいる。
21/6/20 マーメイドS(G3・ハンデ)
阪神 芝2000m(内)良
着順:3着(2.00.5・0.1差)
騎手:福永祐一(55キロ)
道中は中団の前、6番手の内。
4角は5番手の内で直線に向き、直線も馬場の内目から逃げるシャムロックヒルを追い詰めるが、あと一歩届かず。
自分の競馬はしっかりできた感じ。
あとはハンデ差。
右回りコース、輸送競馬にも一定のメドが立った印象はあるが、レースレベルを考えると、克服したとまでは言えるかどうか?
21/8/15 関屋記念(G3)
新潟 芝1600m(外)良
着順:7着(1.33.2・0.5差)
騎手:福永祐一(54キロ)
道中は中団の内。
4角も7番手の内で直線に向くが、直線は伸びを欠いて7着どまり。
この馬、東京コース以外では、上り時計がそこそこかかってくれないと厳しい馬かも。
21/10/16 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.45.6・クビ差)
騎手:福永祐一(54キロ)
道中は後方の13~14番手で脚を溜めて、4角も後方14番手で直線に向くと、直線は進路を外に取って、一気の末脚でゴール前、アンドラステをクビ差交わしてゴール。
例年のこのレースの上りと比べて、少し上りがかかったことも良かった。
いずれにしても東京コースでの好走確率は高い馬。
21/11/28 ジャパンカップ(G1)
東京 芝2400m 良
着順:7着(2.25.6・0.9差)
騎手:横山典弘(55キロ)
道中は先団2~3番手。
4角は5番手の内で直線に向き、直線も馬場の最内、内ラチ沿いをしっかりと伸びて3着争いをしていたが、ラスト100mあたりで脚色が鈍った。
さすがに東京は走る。
あと100mは、距離が長かったのだろう。
21/12/26 有馬記念(G1)
中山 芝2500m 良
着順:12着(2.34.3・2.3差)
騎手:横山典弘(55キロ)
道中は先団3~4番手の外。
3~4角ではペースアップについて行けずに順位を落とすが、4角は内にもぐり込み10番手の内で直線に向く。
直線は馬場の最内から追い上げに入るが、残りの脚は残っていなかった。
得意の東京コースとは真逆の条件。
距離も長かったのだろう。
22/3/13 金鯱賞(G2)
中京 芝2000m 良
着順:12着(1.58.6・1.4差)
騎手:福永祐一(54キロ)
道中は中団の前、5番手のインを追走。
4角は6番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、まったく伸びずに12着。
コース云々よりも、この時計には対応できなかったのだろう。
22/5/15 ヴィクトリアM(G1)
東京 芝1600m 良
着順:9着(1.32.8・0.6差)
騎手:坂井瑠星(55キロ)
外枠17番から道中は後方待機、15番手の外。
4角も15番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、
メンバー最速の32.9秒の脚で追い上げてはくるが、あの位置取りからでは9着が精一杯。
外枠だけに腹を括った騎乗だったが、展開は裏目に出た感じ。
しかし展開さえ違えば、大穴を開けていた可能性もある。
こういう乗り方は悪くない。
22/6/12 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 重
着順:8着(1.47.2・0.5差)
騎手:坂井瑠星(56キロ)
道中は中団の後ろ、8番手あたりを追走。
4角は7番手で直線に向き、直線は各馬外目の馬場に殺到したが、この馬はその馬群の内目から追い上げに入るが、進路が塞がったりもしながら0.5差の8着。
直線で不利はあったが、基本的に牡馬と同じ56キロの斤量では厳しい。
しかしそれにしてはよく走ってはいる。
22/10/15 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:7着(1.44.9・0.4差)
騎手:北村友一(55キロ)
【レース前寸評】
ここは適コース、適距離、適条件。
昨年より斤量は1キロ増えるが、この条件なら問題ないだろう。
【結果】
外枠14番から、道中は最後方15番手からの競馬。
4角は14番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、良い脚で伸びてはくるが7着まで。
この馬にとっては、少し時計が速すぎたのと、位置取りも後ろすぎた。
22/11/27 ジャパンカップ(G1)
東京 芝2400m 良
着順:12着(2.24.9・1.2差)
騎手:松山弘平(55キロ)
【レース前寸評】
いくら東京巧者でも、ここでは厳しいだろう。
【結果】
スタート少し出遅れて、道中は後方15~16番手の最内を追走。
4角は17番手の内で直線に向き、直線は進路を外に取って追い上げを計るが、いい脚は出せず。
やはり距離が長すぎたが、ラストランを大好きな東京コースのG1レースで締めくくった。
お連れさまでした。
22/12/17 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m(外)良
着順:13着(1.34.1・0.6差)
騎手:イーガン(56キロ)
道中は後方14番手。
4角も14番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
このレースで現役を引退して繁殖に上がるらしい。
いい子が期待できそう。