2023年1月14日【愛知杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、リアアメリアの好走パターンを分析。
Contents
- 1 リアアメリアの距離適性
- 2 リアアメリアの脚質
- 3 リアアメリアのコース適正
- 4 リアアメリアの持ち時計(ベストタイム)
- 5 リアアメリアの重馬場適正
- 6 リアアメリアの鉄砲実績(休み明け)
- 7 リアアメリアの枠順適正
- 8 リアアメリアの季節別着度数
- 9 リアアメリアの斤量別着度数
- 10 リアアメリアの連対体重
- 11 リアアメリアの血統背景
- 12 リアアメリアのここまでの走り
- 12.1 19/6/1 2歳新馬
- 12.2 19/10/26 アルテミスS(G3)
- 12.3 19/12/8 阪神JF(G1)
- 12.4 2020/4/12 桜花賞(G1)
- 12.5 20/5/24 優駿牝馬(G1)
- 12.6 20/9/20 ローズS(G2)
- 12.7 20/10/18 秋華賞(G1)
- 12.8 20/11/15 エリザベス女王杯(G1)
- 12.9 21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
- 12.10 21/4/10 阪神牝馬S(G2)
- 12.11 21/5/16 ヴィクトリアM(G1)
- 12.12 21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
- 12.13 21/10/16 府中牝馬S(G2)
- 12.14 22/6/19 マーメイドS(G3・ハンデ)
- 12.15 22/8/14 関屋記念(G3)
- 12.16 22/10/15 府中牝馬S(G2)
- 12.17 23/1/14 愛知杯(G3・ハンデ)
リアアメリアの距離適性
リアアメリアはこれまでに芝1600m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(2-0-0-5)
- 芝1800m(0-0-0-3)
- 芝2000m(1-0-0-4)
- 芝2200m(0-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2400mは「オークス(G1)」で0.3差の4着。
ペースが緩ければ、好走レンジは広くなる。
リアアメリアの脚質
中団あたりで脚をためて、終いを生かす競馬や、前目につけて押し切る競馬。
いずれにしてもペース次第で終いが甘くなるので、前に行くより、後ろで控えて脚を溜めた方が良さそう。
ちなみにこの馬、これまでのキャリアで連対を果たしているレースの前半1000mはどれも60秒以上。
好走と言えるが、馬券圏内を外した「オークス」では、前半1000mが59.8秒。
距離云々より、「ペースが緩ければそこそこ走る」と言うのがここまでの見立て。
スローペース巧者。
リアアメリアのコース適正
リアアメリアの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(0-0-0-2)
- 東京(1-0-0-4)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(1-0-0-1)
- 京都(0-0-0-1)
- 阪神(1-0-0-5)
リアアメリアの持ち時計(ベストタイム)
リアアメリアの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.4 13着(東京)
- 芝1800m:1.45.7 13着(東京)
- 芝2000m:1.58.7 4着(阪神)
- 芝2200m:2.10.9 7着(阪神)
- 芝2400m:2.24.7 4着(東京)
速い時計には向かない。
リアアメリアの重馬場適正
リアアメリアの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(0-0-0-2)
- 不良(0-0-0-1)
道悪はダメ。稍重でもダメ。しっかり乾いていないとダメ。
リアアメリアの鉄砲実績(休み明け)
リアアメリアの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-5)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-6)
- 3戦目(0-0-0-2)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
叩き2走目はいずれも3着以内を外しているが、「オークス」の4着は良い内容。
リアアメリアの枠順適正
リアアメリアの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-0-0-2)
- 5~9番(1-0-0-7)
- 10~14番(0-0-0-2)
- 15~18番(0-0-0-3)
リアアメリアの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-2)
- 3~5月(春):(0-0-0-5)
- 6~8月(夏):(1-0-0-2)
- 9~11月(秋):(2-0-0-5)
リアアメリアの斤量別着度数
- 54キロ(3-0-0-5)
- 55キロ(0-0-0-8)
- 55.5キロ(0-0-0-1)
ここまでくると、斤量も敗因の一因になるだろう。
リアアメリアの連対体重
- 462~488キロ
リアアメリアの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母のリアアントニアは米国で走り、ダートG1を1勝。距離はダート8.5F(約1700m)。
母の父はロックポートハーバー(ミスプロ系ファピアノ)。
ロックポートハーバーは米国で走り、ダートのマイル~中距離で活躍。
リアアメリアのここまでの走り
19/6/1 2歳新馬
阪神 芝1600m 良 7頭
着順:1着(1.36.5・-1.3差)
騎手:川田将雅(54キロ)
出遅れて後方から。
序盤は頭を上げて行きたがる素振りだが、中盤あたりではおさまって臨戦態勢。
直線ではすぐに先頭を交わして、あとは終始楽な手応えで追い出しもせず楽勝ゴール。
時計は平凡だが、慣らし運転と言った感じでまったく本気ではなかった様子。
ここでは力が違い過ぎた。
19/10/26 アルテミスS(G3)
東京 芝1600m 良 9頭
着順:1着(1.34.3・-0.1差)
騎手:川田将雅(54キロ)
五分のスタートだが控えて後方から。
序盤はここでも行きたがる素振りで頭を上げ下げ。
しかしそれもやがておさまって、4角は後方8番手の外を回って直線。
直線は馬場の外目を追い込んできて、ゴール前は前の2頭をしっかり捉えてゴール。
上りは最速の33.0秒だが、レース自体は超スローペースの上りの競馬。
ここ2戦、勝ち方は派手だが、内容的にはたいしたことはない印象。
期待される能力
- 瞬発力
19/12/8 阪神JF(G1)
阪神 芝1600m 良 16頭
着順:6着(1.34.2・1.5差)
騎手:川田将雅(54キロ)
外枠15番から無理せず後方から。
直線も14番手で終いに賭けるが、直線も伸びることなく6着に順位を上げただけ。
ペースは前2走に比べると明らかに上がっていて、序盤3Fで3秒近くも速いのだから、馬も戸惑っただろう。
この先、ペースの慣れは見込めるのか?
それともこれがこの馬の実力なのか?
2020/4/12 桜花賞(G1)
阪神 芝1600m(外)重 18頭
着順:10着(1.37.3・1.2差)
騎手:川田将雅(55キロ)
道中は中団。
直線ではインを突くが脚色は劣勢。
ディープ産駒だけに、この馬も馬場が応えた口か。
20/5/24 優駿牝馬(G1)
東京 芝2400m 良
着順:4着(2.24.7・0.3差)
騎手:川田将雅(55キロ)
道中は中団のやや後ろで脚を溜める。
直線は外に持ち出して、追うごとに伸びて0.3差の4着。
レースのペース自体がそれほど速くはなく、中団で十分に溜めた脚で直線は久々に弾けた。
20/9/20 ローズS(G2)
中京 芝2000m 良
着順:1着(1.59.9・-0.3差)
騎手:川田将雅(54キロ)
1枠1番から先行策。
道中は逃げるエレナアヴァンティの2番手。
レースのペースは決して速くはなく、かえって中だるみのスローペース。
4角で先頭に並びかけたリアアメリアは、直線入り口で早くも先頭に立つと、坂で後続を突き放し、最後はセーフティーリードを保ったままでゴール。
2歳10月も「アルテミスS(G3)」以来の勝利。
復活というか、これくらいの距離が一番合ってそう。
20/10/18 秋華賞(G1)
京都 芝2000m 稍重
着順:13着(2.02.4・1.8差)
騎手:川田将雅(55キロ)
道中は先団の外目を追走。
4角は3番手まで押し上げて直線に向くが、そこからがさっぱり伸びなかった。
前に行った組が全滅したレースなので、緩い馬場で道中それなりのストレスも受けたいたのだろう。
もともと道悪は走らない馬だが、ちょっと敗けすぎの感もある。
20/11/15 エリザベス女王杯(G1)
阪神 芝2200m 良
着順:7着(2.10.9・0.6差)
騎手:川田将雅(54キロ)
道中は逃げるノームコアから4~5馬身離れた2番手追走。
しかし直線では坂の上りで脚色が鈍った。
ペース的には速くはないがスローでもない。
このペースなら先行策が裏目に出たかも。
21/3/13 中山牝馬S(G3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良
着順:7着(1.55.6・0.8差)
騎手:福永祐一(55キロ)
この馬は道悪は走らない。
0.8差の7着なら走った方だろう。
調子は良さそう。
21/4/10 阪神牝馬S(G2)
阪神 芝1600m(外) 良
着順:9着(1.32.6・0.6差)
騎手:福永祐一(55キロ)
スタートで出遅れて道中は後方。
直線でも脚を出せずに完敗。
体感スローの展開も、道中の追走速度自体は、この馬にとってはそこそこ出ている。
ペースが合わなかったのだと思う。
21/5/16 ヴィクトリアM(G1)
東京 芝1600m 良
着順:13着(1.32.4・1.4差)
騎手:福永祐一(55キロ)
スタートで出遅れて、道中は後方待機。
4角も17番手の内で直線に向き、上りはメンバー3位の脚で追い上げてくるが、レース自体の上りも速く、後方からでは絶望的。
レース自体はスローの展開で、この馬向きの流れなのだが、前走に続いてここでも出遅れ。
良いところなし。
21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良
着順:9着(1.59.0・0.6差)
騎手:川田将雅(55キロ)
3枠5番から道中は5~6番手から、3角、4角は3番手で直線。
直線は各馬が馬場の悪い内を開けて走る中、この馬も馬場の外目を追い出してくるが、残り200mで失速気味。
前半1000m通過が60秒フラット。
この馬にとってはこれでもまだ速いか?
21/10/16 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:17着(1.46.9・1.3差)
騎手:丸山元気(54キロ)
スタートで出遅れて道中は最後方を追走。
4角も17番手の内で直線に向き、直線は馬場3~4分どころから追い上げに入るが、良い脚は出せず。
出遅れがすべてと言えばそれまでだが、終いの脚も出せていない。
初ブリンカーで挑んだ一戦、鞍上はコメントで「気持ちの問題」を指摘したが・・・。
22/6/19 マーメイドS(G3・ハンデ)
阪神 芝2000m(内)良
着順:4着(1.58.7・0.4差)
騎手:幸英明(55.5キロ)
【レース前寸評】
実績馬だけに、どこかで一変してくる可能性はあるが、現状ではちょっと手は出せない。
【結果】
大外16番から道中は2番手を追走。
4角も2番手で直線に向いて、直線では早々に先頭に立ち、そのまま押し切りを計るが、残り200mでウインマイティーに交わされると、ゴール前は外からの2頭に交わされて4着まで。
久々の掲示板となったが、この日の馬場は絶対的に前有利の馬場。復活の兆しとまでは言い切れない。
3着以内に粘れていれば・・・という感じ。
22/8/14 関屋記念(G3)
新潟 芝1600m(外)稍重
着順:6着(1.33.9・0.6差)
騎手:菅原明良(54キロ)
【レース前寸評】
展開次第。
緩い流れでそこそこのポジションにいれば、前走のようなこともある。
【結果】
スタートで出遅れて、道中は中団の後ろ、8番手の内を追走。
4角も8番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
出遅れ、稍重馬場を考えると、よく頑張っている方だと思う。
前走に引き続き、調子は良いのだろう。
22/10/15 府中牝馬S(G2)
東京 芝1800m 良
着順:13着(1.45.7・1.2差)
騎手:藤岡祐介(54キロ)
【レース前寸評】
近2走はなかなか良い内容。調子は良さそう。
条件的には厳しいが、激走があるならそろそろか?
【結果】
積極策で前目で競馬を進めるが、直線では伸びを欠いた。
いくら調子がよくても、この速い流れを前目から押し切る心肺はこの馬にはない。
23/1/14 愛知杯(G3・ハンデ)
中京 芝2000m 重
着順:15着(2.05.4・2.3差)
騎手:和田竜二(55キロ)
スター出遅れて後方から。
3角あたりで早めのスパートを見せて、4角は9番手で直線に向くが、直線では見せ場なし。
この馬は道悪は走らない。