デシエルトの芝でのキャリアはまだ2戦だけなので、前走のみを振り返る。

デシエルトの前走

22/3/19 若葉S(3歳L)

阪神 芝2000m(内)稍重

着順:1着(2.00.2・-0.5差)

騎手:岩田康誠(56キロ)

6枠6番からハナを切る。

前半1000mは60.8秒のマイペース。

3角を回って残り800mでスパートを開始して、直線入口では後続に2馬身の差をつけた。

坂下でもまだ3馬身ほどのリードを保ち、そのまま押し切ってゴール。

早めスパートからの押し切りで、最後の200mは12.4秒を要しているが、どの馬も詰め寄ることはできなかった。

稍重だが、当日はそれほど時計を要する馬場にはなっていなかった。

3馬身離しての圧巻の逃げ切り勝ちだったが、時計的にはさほどのことはない感じ。

22/4/17 皐月賞(G1)

中山 芝2000m 良

着順:2着(1.59.8・0.1差)

騎手:ルメール(57キロ)

外枠16番から、スタートで躓いたが二の脚で2番手に取り付く。

4角も2番手で直線に向くが、直線では早々に脱落、坂の上りでは完全に後続に呑み込まれた。

外枠から、さらにスタートも出遅れるなど、悪条件が重なったことは事実。

これだけで見限るのはまだ早そう。

2022年 皐月賞(G1)のラップ分析&回顧


デシエルトの脚質

ダートの走りからも、逃げの手が良さそうだが、番手でも競馬はできる。


デシエルトの血統背景

父はドレフォン(ND系ストームキャット)。

ドレフォンは米国で走り、ダートG1を3勝。主戦場はダートの短距離。

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/東京優駿、NHKマイルC)。

母方の6代前、パロクサイドからのラインは、ダイナカールエアグルーヴへと続く名門牝系。

このファミリーにはルーラーシップアドマイヤグルーヴドゥラメンテオレハマッテルゼフォゲッタブルなど多士済々。

次走、東京優駿(日本ダービー・G1)に向けて

次走は5月29日(日)、東京競馬場 芝2400mで行われる「東京優駿(日本ダービー・G1)」。

前走だけではまだ見限れない。

一定の警戒は必要。

 

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