2021年3月13日【中山牝馬S】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、デンコウアンジュの好走パターンを分析。
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デンコウアンジュの距離適性
デンコウアンジュはこれまでに芝1600m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(1-1-2-12)
- 芝1800m(2-0-1-11)
- 芝2000m(1-0-0-5)
- 芝2200m(0-0-0-2)
- 芝2400m(0-0-0-1)
ベストは1600m。
1800~2000mはギリギリだが、ペースが緩んだり、上りがかかれば食い込める。
それ以上の距離になると、現状では長いだろう。
デンコウアンジュの脚質
2017年の「ヴィクトリアマイル(G1)」で2着にきたように、末脚にはそこそこの破壊力はあったが、加齢もあり、現状では上りの速い瞬発力勝負では苦戦。
しかし、ペースが緩んでくると、まだまだ33秒台の末脚を出す力はあるにはあるので、ローカル重賞などではまだまだ見限れない。
また、豊富なスタミナ量も健在なので、道悪や荒れ馬場で上り時計がかかる展開になるとしぶとく上位に食い込んでくる。
デンコウアンジュのコース適正
デンコウアンジュの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 福島(1-0-1-4)
- 東京(1-1-0-8)
- 中山(0-0-2-4)
- 中京(0-0-0-2)
- 京都(1-0-0-4)
- 阪神(0-0-0-8)
- 小倉(1-0-0-1)
栗東所属の馬でありながら、関西圏では戦績が悪い。
デンコウアンジュの持ち時計(ベストタイム)
デンコウアンジュの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.31.4 12着(東京)
- 芝1800m:1.45.8 5着(小倉)
- 芝2000m:1.59.3 9着(京都)
- 芝2200m:2.13.9 11着(京都)
- 芝2400m:2.25.4 9着(東京)
各距離、自己ベストでの着順がことごとく悪い。
高速馬場、時計勝負には無縁。
デンコウアンジュの重馬場適正
デンコウアンジュの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-1-0-3)
- 重(1-0-0-2)
- 不良(0-0-0-2)
道悪は苦にしない。
デンコウアンジュの鉄砲実績(休み明け)
デンコウアンジュの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-0-0-8)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-7)
- 3戦目(0-1-1-6)
- 4戦目(1-0-1-3)
- 5戦目~(0-0-1-5)
休み明けは8連敗だが、惜しい競馬も多々あり、まったくダメというわけではない。
しかし、どちらかと言えば叩き良化型。
間隔は中2週以内で(2-1-2-6)。
詰めて使っても結果は残す。
デンコウアンジュの枠順適正
デンコウアンジュの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-6)
- 5~9番(2-0-1-11)
- 10~14番(1-1-2-11)
- 15~18番(0-0-0-2)
デンコウアンジュの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-2-6)
- 3~5月(春):(1-1-1-12)
- 6~8月(夏):(0-0-0-1)
- 9~11月(秋):(2-0-0-12)
デンコウアンジュの斤量別着度数
- 54キロ(3-0-1-15)
- 55キロ(0-1-2-8)
- 56キロ(1-0-0-8)
56キロでの勝利は2020年の「愛知杯(G3)」。重馬場で上り時計が37.0秒を要した。
こういう展開なら56キロでも良い勝負をする。
デンコウアンジュの好走体重
3着以内の体重は;
- 444~466キロ
デンコウアンジュの血統背景
父は2006年の「皐月賞」「日本ダービー」、2007年の「天皇賞」春、秋連覇のメイショウサムソン(ND系サドラーズウェルズ)。
母の父はマリエンバード(ND系ニジンスキー)。
マリエンバードは欧州で走り、2002年の「凱旋門賞」など、芝のG1を3勝。
デンコウアンジュの次走
次走は4月24日(土)、新潟競馬場 芝1800mで行われる「福島牝馬S(G3)」。
新潟は初めて。
久しぶりの55キロ。このメンバーならなんとかならないか?