コスモキュランダの距離適性

コスモキュランダはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(0-0-0-1)
  • 芝1800m(未)
  • 芝2000m(2-3-0-2)
  • 芝2200m(0-1-0-0)
  • 芝2400m(0-0-0-1)
  • 芝3000m(0-0-0-1)

ベストは中距離で、それ以上はちょっと長いかもしれない。


コスモキュランダの脚質

先行策、後方からの差し、マクリ。

とにかくスタートが悪い。

ここまで11戦して9戦で出遅れている。

しかしSPの持続力は確かなものがあり、長く良い脚が使えるので、3角手前からマクッて行っても、直線に向いてもその末脚は鈍らない。

しかし、緩い流れで、上りの速い競馬になった場合、この脚質では心もとない。

スタートが改善されて、少なくとも中団あたりにポジションが取れるようになれば、安定した強さを発揮できるのではないか。


コスモキュランダの血統背景

父はアルアイン(サンデー系ディープインパクト/皐月賞、大阪杯)。

母のサザンスピードは豪州で走り、2011年に、芝のG1「コーフィールドカップ(芝2400m)」に優勝した。

母の父はサザンイメージ(ヘイロー系)。

サザンイメージは米国で走り、ダートG1を3勝。主要距離はダートの中距離。

コスモキュランダの近走

24/9/16 セントライト記念(G2)

中山 芝2200m(外)良

着順:2着(2.11.9・0.3差)

騎手:M・デムーロ(57キロ)

スタート少し出遅れて、序盤は中団9番手の外。

2、3角で外目を回ったことで、向正面では中団の後ろ10番手あたりに順位を落とすが、3角手前から外を回して進出を開始して、3角は7番手の外、

4角は3番手の外目で直線。

直線は残り200mあたりで先頭に立ち、坂を上ってそのまま押し切りを計るが、残り100mで勝ち馬に交わされての2着。

道中は終始外目を回って、3角手前からロングスパートを仕掛けたためにゴール前で甘くなってしまった感じだが、0.3差は少し離されすぎた印象。

距離もちょっと長いのでは?

となると本番は怪しくなる。

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24/10/20 菊花賞(G1)

京都競馬場 芝3000m(外)

着順:14着(3.08.4・4.3差)

騎手:M・デムーロ(57キロ)

スタート出遅れて、二の脚でポジションを取りに行くが、そこでちょっと引っかかった感じ。

1周目の4角あたりでは鞍上ががっちりと手綱を引いていたが、そうこうしているうちにまたポジションを落として行き、1角2角では後方16番手のイン。

しかし向正面では外を回して進出を開始し、3角は11番手、4角は6番手の外で直線に向くが、直線ではもう脚が残っていなかった感じ。

スムーズさを欠いたのはあるが、アドマイヤテラなどは同じような競馬で3着まで粘っている。

基本的に3000mは長かったのではないか?

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