2020年7月5日【巴賞】終了時点までのデータをもとに、カリビアンゴールドの好走パターンを分析。
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カリビアンゴールドの距離適性
カリビアンゴールドはこれまでに芝1400m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(0-0-0-1)
- 芝1600m(3-1-0-6)
- 芝1800m(0-2-3-6)
- 芝2000m(1-3-1-2)
- 芝2400m(0-0-0-1)
ベストは芝1600mで、1800mまでは守備範囲。
芝2000mになるとギリギリ。
カリビアンゴールドの脚質
道中は先団、もしくは中団の前目にポジションを取って、直線はそこから押し切る競馬。
先行力からのスピード持続力。
ただ、ペースが速くなってしまうと、終いが甘くなる印象がある。
上りが極端に速くなると、キレがない分後手を踏む。
カリビアンゴールドのコース適正
カリビアンゴールドの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 函館(0-3-2-0)
- 札幌(1-0-1-1)
- 福島(0-0-0-1)
- 東京(0-1-0-1)
- 中山(2-1-0-4)
- 中京(0-0-0-1)
- 京都(1-1-0-5)
- 阪神(0-0-1-3)
函館、札幌など洋芝での好走が目を惹く。
洋芝や力の要る荒れた馬場は歓迎の口。
一方で、走破時計や上りが速くなりやすい東京など、直線の長いコースは戦い難いか。
カリビアンゴールドの持ち時計(ベストタイム)
カリビアンゴールドの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.23.0 6着(中京)
- 芝1600m:1.32.6 8着(京都)
- 芝1800m:1.46.1 3着(阪神)
- 芝2000m:1.59.7 3着(函館)
- 芝2400m:2.25.8 11着(東京)
高速馬場、高速決着、上りの速い展開は苦手。
カリビアンゴールドの重馬場適正
カリビアンゴールドの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-2-0-3)
- 重(0-0-0-2)
- 不良(0-0-0-1)
稍重程度ならなんとかなるが、それ以上になるとダメ。
力の要る馬場は得意だが、渋った馬場が苦手っぽい。
カリビアンゴールドの枠順適正
前目のポジションが欲しいので、極端な外枠は避けたい。
カリビアンゴールドの鉄砲実績(休み明け)
カリビアンゴールドの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-0-4)
勝ち鞍もあるので、あまり気にしなくてもよさそう。
カリビアンゴールドの血統背景
父はステイゴールド(サンデー系)、母の父はケープクロス(ND系ダンチヒ)。
5代血統内のクロスは;
- ノーザンダンサー 6.25% 5 x 5
カリビアンゴールドの評価
目安としては、前半1000mが58秒台、もしくはそれ以下で好走できていない。
距離は1600m、1800m、ペースが落ち着きやすいメンバー構成で狙い撃ち。
カリビアンゴールドの近走診断
19/11/3 清水S(3勝クラス)
京都 芝1600m 良 9頭
着順:1着(1.33.7 -0.3差)
騎手:川田将雅(55キロ)
3枠3番からすんなり先手を取って道中は2番手で追走。
ペースはさほど上がらずに、直線はメンバー2位の34.0秒の脚で快勝。
19/12/7 リゲルS(L)
阪神 芝1600m 良 16頭
着順:5着(1.33.6 0.3差)
騎手:川田将雅(54キロ)
外枠8枠15番から位置取りは中団の前。
先団がガリガリと競り合ったため、序盤のペースが速くなった。
カリビアンゴールドは4角6番手の内で、先頭を射程圏に捉え、直線は内を突いて伸びてくるが、ゴール前少し伸びを欠いて5着。
序盤のペースが影響したと見るが、どうか。
20/2/15 洛陽S(L・ハンデ)
京都 芝1600m 稍重 13頭
着順:2着(1.34.4 0.2差)
騎手:川田将雅(53キロ)
大外13番ゲートから積極的にポジションを取りに行って2番手からの競馬。
稍重馬場ということもあり、ペースはそれほど上がらない。
直線は残り200mを過ぎて、馬場の中ほどを伸びてきて一旦先頭。
しかし外から追い込んできたヴァルディゼールにゴール前交わされて2着。
20/3/14 中山牝馬S(H3・ハンデ)
中山 芝1800m 不良 16頭
着順:15着(1.51.7・1.5差)
騎手:石橋脩(53キロ)
馬場に尽きる。
ペースもこの馬場にしては速すぎた。
20/4/25 福島牝馬S(G3)
福島 芝1800m 良 16頭
着順:4着(1.47.1・0.3差)
騎手:秋山真一郎(54キロ)
前半1000mは59.6秒。
カリビアンゴールドは中団やや後ろ。
3~4角で進出を開始すると、4角は大外を回して直線。
直線も馬場の外目から鋭い伸び脚を見せるが4着まで。
位置取りの差が着順の差。
終いを生かす競馬でもそこそこやれそう。
20/5/16 都大路S(L)
京都 芝1800m(外)重 14頭
着順:12着(1.50.2・2.0差)
騎手:松若風馬(54キロ)
道中先団3番手追走も、直線は伸びを欠く。
重馬場はダメ。
20/7/5 巴賞
函館 芝1800m 良 10頭
着順:3着(1.48.2・0.3差)
騎手:藤岡康太(54キロ)
道中は2番手。
前半1000mは61.0秒。
直線は最後まで先頭に食らいつくが、交わすだけの脚はない。
カリビアンゴールドの次走
次走は札幌競馬場 芝1800mで行われる「クイーンS(G3)」の予定。
力の要る洋芝は向いている。
すんなり先行できれば。