アライバルのキャリアはまだ3戦だけなので、近走のみを振り返る。

アライバルのここまでの走り

21/6/19 2歳新馬

東京 芝1600m 良

着順:1着(1.36.8・-0.4差)

騎手:ルメール(54キロ)

雨の降る稍重の馬場。

スタートで若干出負けしたが、二の脚で先団に取りついて、道中は5番手。

4角は4番手の外で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げに入り、坂を上ってから残り200mで逃げ粘るプルパレイを並ぶ間もなく抜き去って、ゴール前は手綱を緩める余裕のゴール。

好位抜け出しからの強い勝ち方に見えた。

21/8/29 新潟2歳S

新潟 芝1600m(外)良

着順:2着(1.34.0・0.2差)

騎手:ルメール(54キロ)

序盤は中団のやや後ろ、7番手の外を追走。

3~4角でやや順位を上げて、4角は6番手の外で直線。

直線は馬群の中ほどから追い上げにかかり、残り400m、残り200mとまだまだ先頭との差はあったが、ゴール前で一気のその差を詰めてきて、勝ち馬とは約1馬身差の2着。

ラスト600mのラップが10.8 – 11.0 – 11.8。

切れ味では勝ったセリフォスには及ばないものの、最後は0.2差まで詰めて来た。

見た感じでは、もう少し距離があった方が良いようには見える。

22/1/16 京成杯(G3)

中山 芝2000m 良

着順:4着(2.01.7・0.4差)

騎手:ルメール(56キロ)

道中は中団のやや前、6番手を追走。

4角は中団8番手で直線。

直線は馬群の中ほどから、進路を外に取って追い上げを計るが4着まで。

休み明けで体重が+16キロ。

もともとそうキレる感じではないので、あの位置取りからだとここが精一杯だろう。

2022年 京成杯(G3)のラップ分析&回顧


アライバルの脚質

好位からの抜け出し。

いずれにしてもあまり位置取りが後ろになると、キレ味勝負では後手を踏むのではないか?


アライバルの血統背景

父はハービンジャー(ND系デインヒル)。

ハービンジャーは欧州で走り、2010年のキングジョージⅥ世&QES(G1)で勝利。主戦場は芝のクラシックディスタンス。

母の父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、春天、宝塚記念、ジャパンカップ、有馬記念)。

次走、スプリングS(G2)に向けて

次走は3月20日(日)、中山競馬場 芝1800m で行われる「スプリングS(G2)」。

持続力、瞬発力ともに抜きん出た力は感じない。

位置取りが悪いとまた圏外の可能性もある。

 

⇒その他、スプリングS(G2)の注目馬を分析