2024年2月25日【中山記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ソーヴァリアントの好走パターンを分析。

ソーヴァリアントの距離適性

ソーヴァリアントはこれまでに芝1600m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(0-0-1-1)
  • 芝1800m(0-0-0-2)
  • 芝2000m(5-0-2-2)
  • 芝2200m(1-2-0-1)

中距離では安定して走ってはいる。

ソーヴァリアントの脚質

緩い流れを前々で粘ってくる競馬が多い。

ただ、底力、パワーは秀でているので、前傾ラップのハイペースで、上りがかかってくればしぶとさを見せる。

SPの持続力勝負、切れ味勝負になると厳しい。

ソーヴァリアントのコース適正

ソーヴァリアントの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(0-0-1-0)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(未)
  • 東京(1-0-2-0)
  • 中山(1-2-0-4)
  • 中京(未)
  • 京都(0-0-0-1)
  • 阪神(2-0-0-1)
  • 小倉(未)

「右回りの方がいい」とは、「富士S」後の池添Jのコメント。

ソーヴァリアントの持ち時計(ベストタイム)

ソーヴァリアントの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.0 3着(東京)
  • 芝1800m:1.47.9 9着(中山)
  • 芝2000m:1.57.5 1着(阪神)
  • 芝2200m:2.12.4 2着(中山)

二千の時計は前傾ラップの消耗戦。

ソーヴァリアントの重馬場適正

ソーヴァリアントの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-0-2-1)
  • 重(未)
  • 不良(1-0-0-0)

不良馬場でも快勝していて、パワー、底力はある。

道悪は走ってきそう。


ソーヴァリアントの鉄砲実績(休み明け)

ソーヴァリアントの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(3-0-1-4)

叩いてからは;

  • 2戦目(1-0-1-0)
  • 3戦目(0-1-0-1)
  • 4戦目(未)
  • 5戦目~(未)

ソーヴァリアントのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(1-0-0-0)
  • 中3~5週(1-1-0-2)
  • 中6~8週(1-1-1-0)

ソーヴァリアントの枠順適正

ソーヴァリアントの枠番別着度数は;

  • 1~4番(1-1-3-2)
  • 5~9番(2-0-0-3)
  • 10~14番(2-1-0-1)
  • 15~18番(未)

ソーヴァリアントの斤量別着度数

  • 54キロ(2-0-0-0)
  • 55キロ(1-0-1-0)
  • 56キロ(2-2-0-2)
  • 57キロ(0-0-1-3)
  • 58キロ(0-0-1-1)

ソーヴァリアントの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(3-1-0-2)
  • 3~5月(春):(0-0-0-1)
  • 6~8月(夏):(2-0-1-1)
  • 9~11月(秋):(0-1-2-2)

ソーヴァリアントの好走体重

3着以内の体重は;

  • 494~510キロ

休み明けで体重の増減が二けたに乗るとダメ。

ソーヴァリアントの血統背景

父はオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念)。

母は2008年の「桜花賞」で3着に入ったソーマジック

母の父はシンボリクリスエス(ロベルト系/秋天連覇、有馬記念連覇、日本ダービー2着)。

半姉に2020年の「秋華賞」2着馬、マジックキャッスル

ソーヴァリアントの近走

21/9/20 セントライト記念(G2)

中山 芝2200m 良

着順:2着(2.12.4・0.1差)

騎手:戸崎圭太(56キロ)

道中は中団の前、5、6番手を追走。

3~4角で順位をさらに上げて、4角は3番手の外で直線。

直線は馬場の3~4分どころから残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切るかに思えたが、大外から差し脚を伸ばしたアサマノイタズラにゴール前で交わされて2着。

勝ち馬に切れ負けしたとは思えない。

道中前々から、この馬が一番強い競馬をした印象はある。

締まった流れでどうかと思っていた馬だけに、この2着は価値がある。

2021年 セントライト記念(G2)のラップ分析&回顧

21/12/4 チャレンジC(G3)

阪神 芝2000m(内)良

着順:1着(2.01.0・-0.6差)

騎手:ルメール(55キロ)

【レース前寸評】

間違いなく中心になる一頭だが、ここまで遠征競馬が一度もないことが少し気がかり。

【結果】

道中は2番手追走。

4角も2番手で直線。

直線に入って早々に先頭に立つと、あとは後続をまったく寄せ付けることなく、3馬身半離してゴール。

そこそこの力は持っていそうだが、今回は展開に恵まれた側面もある。この着差をそのまま鵜呑みにするのは危険だろう。

2021年 チャレンジカップ(G3)のラップ分析&回顧

 

(※ このあと翌年2月に右第3中足骨骨折が判明し、長期休養を余儀なくされる)

 

22/9/25 オールカマー(G2)

中山 芝2200m(外)良

着順:13着(2.24.6・11.9差)

騎手:川田将雅(56キロ)

【レース前寸評】

約9か月ぶりの実戦。

走れる状態にあるなら、良い勝負はできる馬。

【結果】

道中は中団の前、5番手を追走していたが、3~4角で失速。

直線入口では最後方にまで後退。

競走中に疾病(心房細動)を発症していたようす。

2022年 オールカマー(G2)のラップ分析&回顧

22/12/3 チャレンジカップ(G3)

阪神 芝2000m(内)良

着順:1着(1.57.5・-0.3差)

騎手:ルメール(56キロ)

【レース前寸評】

疾病(心房細動)による大敗から中9週。

走れる状態ならい勝負をしそうだが、ちょっと読めない。

【結果】

道中は先頭からは10馬身以上離れた4番手追走。

おそらく向上面からペースアップを敢行し、4角では3番手で、ほぼ大逃げの先頭を射程圏に捉えた。

直線では坂下では先頭に立ち、あとは突き抜けてゴール。

骨折、心房細動を乗り越えての復活勝利。

内容も強い内容。

ここから一気に花が開くか?

2022年 チャレンジカップ(G3)のラップ分析&回顧

23/2/26 中山記念(G2)

中山 芝1800m(内)良

着順:9着(1.47.9・0.8差)

騎手:横山武史(57キロ)

道中は中団の前、5番手の外目を追走。

4角も5番手の外で直線に向くが、直線では坂の上りで失速。

何かあったのかも?とは鞍上のコメント。

いずれにしてもオルフェーヴル産駒、安定感に欠ける印象。

2023年 中山記念(G2)のラップ分析&回顧

23/6/3 鳴尾記念(G3)

阪神 芝2000m(内)良

着順:12着(1.59.8・0.7差)

騎手:ルメール(57キロ)

道中は先団2番手を追走。

4角は3番手で直線に向くが、坂下で脚色が鈍り、あとはズルズルと後退。

前々走は同コース同距離で強い競馬をしているので、これが実力ではないのは当然だが、5歳になってからは良いところなし。

復活するのか? このまま消えるのか?

2023年 鳴尾記念(G3)のラップ分析&回顧

23/8/20 札幌記念(G2)

札幌 芝2000m 稍重

着順:3着(2.02.7・1.2差)

騎手:ルメール(58キロ)

道中は中団の後ろ、10番手の外目を追走。

3角を過ぎて進出を開始して、4角は3番手の外で直線。

直線は勝ち馬の直後から追い上げに入るが、勝ち馬との差は縮まるどころか開く一方。

内のトップナイフも捉えきれずに3着止まり。

道悪は得意な馬なのでこの3着に不思議はないが、先頭との差は開けられすぎた。

2023年 札幌記念(G2)のラップ分析&回顧

23/10/21 富士S(G2)

東京 芝1600m 良

着順:3着(1.32.0・0.6差)

騎手:池添謙一(57キロ)

道中は中団の後ろ8番手、ナミュールの外を追走。

4角も8番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げに入るが、ジリジリとした伸び。

伸びてはいるがキレが足りない。

この流れだと、前々から粘り込みたいところだっただろうが、そこは初めてのマイルの流れ。

千六に適性があるか否かは、この結果ではまだ分からない。

2023年 富士S(G2)のラップ分析&回顧

23/11/19 マイルCS(G1)

京都 芝1600m(外)良

着順:12着(1.33.8・1.3差)

騎手:池添謙一(58キロ)

スタート直後躓く不利はあったものの、二の脚で先団につけて、道中は先団3番手を追走。

4角も2番手で直線に向くが、残り200mを切って置かれて行った。

躓いたことで余計な力が入ったとのこと。

いずれにしても今回の流れは向かない。

2023年 マイルCS(G1)のラップ分析&回顧

24/2/25 中山記念(G2)

中山 芝1800m(内)稍重

着順:12着(1.49.4・1.3差)

騎手:武豊(57キロ)

道中は中団の後ろ、9~10番手の内目を追走。

3~4角で順位を上げて、4角は6番手の中で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、脚は残っていなかった感じ。

休み明けの+22キロ。

重かったのだろう。

2024年 中山記念(G2)のラップ分析&回顧