2021年2月14日【京都記念】終了時点までのデータをもとに、ジナンボーの好走パターンを分析。
Contents
- 1 ジナンボーの距離適性
- 2 ジナンボーの脚質
- 3 ジナンボーのコース適正
- 4 ジナンボーの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ジナンボーの重馬場適正
- 6 ジナンボーの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ジナンボーの枠順適正
- 8 ジナンボーの季節別着度数
- 9 ジナンボーの斤量別着度数
- 10 ジナンボーの好走体重
- 11 ジナンボーの血統背景
- 12 ジナンボーの近走
- 12.1 19/2/23 富里特別(1000万下)
- 12.2 中山 芝1800m
- 12.3 19/4/20 府中S(1600万下)
- 12.4 東京 芝2000m
- 12.5 19/6/15 ジューンS(1600万下)
- 12.6 東京 芝2000m 不良
- 12.7 19/9/1 新潟記念(G3)
- 12.8 19/11/24 ジャパンカップ(G1)
- 12.9 20/2/23 小倉大賞典(G3・ハンデ)
- 12.10 20/4/5 大阪杯(G1)
- 12.11 20/7/12 七夕賞(G3・ハンデ)
- 12.12 20/9/6/ 新潟記念(G3・ハンデ)
- 12.13 20/11/1 天皇賞(秋)(G1)
- 12.14 21/2/14 京都記念(G2)
- 13 ジナンボーの次走
ジナンボーの距離適性
ジナンボーはこれまでに、芝1800m~芝2400mの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(2-0-1-0)
- 芝2000m(2-2-0-4)
- 芝2200m(0-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-2)
良いのは意外と1800mまでではないか?
2000mはギリギリなので、対応できるのは緩いペース、もしくは上りがかかる消耗戦のみ?
ジナンボーの脚質
ジナンボーの好走時の脚質は「先行策」。
逃げたレースは、作戦ではなく流れから。
控える競馬では結果は出ていない。
現状では、終いを生かす競馬より、先手を取って押し切る競馬で持ち味を発揮できている。
オープンクラスでも、持続力勝負ならそこそこ走れる。
ジナンボーのコース適正
ジナンボーの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(0-2-0-0)
- 福島(0-0-0-1)
- 東京(3-0-0-4)
- 中山(1-0-0-0)
- 阪神(0-0-0-2)
- 小倉(0-0-1-0)
小倉でのレースは滞在競馬で輸送はない。
関西圏への長距離輸送は2鞍だが、どちらも体重を減らしている。
長距離輸送は苦手かも。
左右回りでは;
- 右回り(1-0-1-2)
- 左回り(3-2-0-3)
ジナンボーの持ち時計(ベストタイム)
ジナンボーの各距離でのベストタイムは次の通り;
- 芝1800m:1.47.2 1着(-0.1差・中山)
- 芝2000m:1.57.5 2着(クビ差・新潟)
- 芝2200m:2.10.9 4着(0.5差・阪神)
- 芝2400m:2.25.8 6着(0.8差・東京)
ジナンボーの重馬場適正
ジナンボーの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(未)
- 重(0-0-0-2)
- 不良(1-0-0-0)
重馬場での2敗は「出遅れ」と「距離」が敗因と見られる。
不良馬場は「ジューンS(1600万下)」を1馬身半差をつけて快勝している。
母・アパパネも道悪は得意だった。
道悪競馬は走りそう。
ジナンボーの鉄砲実績(休み明け)
ジナンボーの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-1-1-3)
逆に叩き2走目が;
- 2戦目(0-1-0-3)
- 3戦目(1-0-0-1)
状態はフレッシュな方が良さそう。
ジナンボーの枠順適正
ジナンボーの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-1)
- 5~9番(2-2-0-2)
- 10~14番(0-0-1-3)
- 15~18番(1-0-0-1)
先行脚質だけに、枠順は内側の方が良い。
ジナンボーの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-0-1-1)
- 3~5月(春):(0-0-0-2)
- 6~8月(夏):(2-0-0-1)
- 9~11月(秋):(1-2-0-3)
ジナンボーの斤量別着度数
- 54キロ(1-1-0-0)
- 55キロ(2-0-1-1)
- 56キロ(0-1-0-2)
- 57キロ(1-0-0-3)
- 58キロ(0-0-0-1)
57キロでの勝利は3勝クラス、得意の道悪、不良馬場での一戦。
この馬、基本的には57キロ以上でパフォーマンスを下げるのではないか?
ジナンボーの好走体重
3着以内の体重は;
- 456~500キロ
ジナンボーの血統背景
父は牡馬3冠のディープインパクト。
母は牝馬3冠のアパパネ。
その父はキングカメハメハ。
名前の由来は母アパパネの「次男坊」から。
5代血統内にクロスはない。
ジナンボーの近走
19/2/23 富里特別(1000万下)
中山 芝1800m
着順:1着(0.1差)
騎手:M・デムーロ(55キロ)
外枠15番から無理なく3番手につける。
直線は残り200mから抜け出して、最後は手綱を抑えて余裕のゴール。
このクラスとしては時計も速く、完勝。
19/4/20 府中S(1600万下)
東京 芝2000m
着順:6着(0.6差)
騎手:M・デムーロ(57キロ)
今までの先行策とは打って変わり、控える競馬で最後方から。
残り800mくらいからの早めの仕掛けになって、ラスト1Fが甘くなった。
仕掛けが早すぎた?
直線に入ってから仕掛けても間に合ったような気もするが、結果論。
内容としては力負けではない。
19/6/15 ジューンS(1600万下)
東京 芝2000m 不良
着順:1着(0.2差)
騎手:レーン(57キロ)
不良馬場を逃げ切って完勝。
逃げたのは作戦ではなく流れからとのコメント。
道悪が強いことは分かった。
19/9/1 新潟記念(G3)
新潟 芝2000m 良
着順:2着(クビ差)
騎手:デムーロ(54キロ)
好位の4~5番手で追走。
直線は馬場の外を伸びてきて、内を突いたユーキャンスマイルとの追い比べでわずかに届かず。
ユーキャンスマイルとはハンデ差3キロ。
昇級初戦で即重賞ではあったが、超良血馬ジナンボーとしては、ハンデ差のあるここでは勝って欲しかった。
19/11/24 ジャパンカップ(G1)
東京 芝2400m 重 15頭立て
着順:13着(2.29.1・3.2差)
騎手:ムーア(57キロ)
距離が長い。
大外枠からで先手も取れず、馬が嫌気を差したようなレース。
参考外。
20/2/23 小倉大賞典(G3・ハンデ)
小倉 芝1800m 良 14頭
着順:3着(1.48.6・0.3差)
騎手:シュタルケ(55キロ)
8枠13番の外枠から果敢に先団3番手に取り付く。
3角あたりからの早仕掛けで4角先頭、そのまま押し切るかに見えたが、ゴール前外からの追い込み勢2頭に交わされて3着。
しかし、唯一前に行った馬で掲示板。
3~4角は馬場の悪い内目を通り、直線は馬場の中ほどを走ってラストで伸びを欠いた。
しかしやはり力はある。
今走は馬場が向かなかっただけと見たい。
20/4/5 大阪杯(G1)
阪神 芝2000m(内)良 12頭
着順:6着(1.58.9・0.5差)
騎手:藤岡祐介(57キロ)
道中は逃げるダノンキングリーの2番手。
直線では残り200mあたりで一杯になった感じ。
逃げたダノンキングリーは3着に粘っているが、これを力の差とみるか? 当日の馬体重-16キロの影響と見るか?
初めての関西圏への長距離輸送だっただけに、後者の影響も少なからずあったとは思うが。
20/7/12 七夕賞(G3・ハンデ)
福島 芝2000m 重
着順:9着(2.03.4・0.9差)
騎手:レーン(56キロ)
出遅れて後方から。
3~4角では外を回って直線に向いたが、荒れた馬場を嫌って各馬外目を走る中、そのまた大外を回ったジナンボーの距離ロスはかなりのもの。
結局は出遅れがすべて。
20/9/6/ 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m 良
着順:2着(1.59.9・頭差)
騎手:M・デムーロ(56キロ)
スタートで寄られて先手は取れず。しかしペースがスローと見るや、内ラチ沿いからグングン押し上げて3角からは先頭。
直線 はゴール前ギリギリまで粘ったがアタマ差交わされた。
昨年同様、勝ち切れない。
20/11/1 天皇賞(秋)(G1)
東京 芝2000m 良
着順:7着(1.59.1・1.3差)
騎手:M・デムーロ(58キロ)
スタートやや出遅れ気味で道中は中団から。
道中外目を回りながら、3~4角も外々を回って順位を押し上げて、4角は4番手で直線に向くが、直線では坂を上って一杯と言った感じ。
ペースはさほど速くはなかったが、大外枠から外目を回った距離ロスはあったと思う。
レースの上り33.6秒も、この馬にとっては速すぎた。
21/2/14 京都記念(G2)
阪神 芝2200m 良
着順:4着(2.10.9・0.5差)
騎手:岩田康誠(56キロ)
外枠10番から前は取らずに内ラチに寄せて後方から。
中盤あたりで内からスルスルと順位を上げて、3角は4番手、4角は3番手の内で直線。
直線も内を突いて伸びてはくるが、坂の上りで脚色が鈍った感じ。
前有利の展開を、内々の経済コースを通り、後ろから長く良い脚を使って伸びては来ている。
そう悲観する内容でもない。
ジナンボーの次走
次走は3月14日(日)、中京競馬場 芝2000mで行われる「金鯱賞(G2)」。
控える競馬では厳しいだろう。
3走前のような、すっ飛ばして逃げるくらいの覚悟なら、上位に食い込める可能性は残る。
いずれにしてもスタート五分が条件。