2020年2月15日【洛陽S】終了時点までのデータをもとに、ヴァルディゼールの好走パターンを分析。
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ヴァルディゼールの距離適性
ヴァルディゼールはこれまでに芝1600m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(3-0-0-2)
- 芝1800m(0-0-0-1)
ベストは1600m。
1800mの1敗は、大外17番発走で、終始外々を回る展開だったので、距離ロスを何とかすればギリギリ持つ可能性はある。
ヴァルディゼールの脚質
中団馬群から直線で差し切る競馬が勝ちパターン。
確かな末脚を持ってはいるが、エンジンのかかりが少し遅いようなので、直線の短いコースでは注意が必要。
ヴァルディゼールのコース適正
ヴァルディゼールの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(0-0-0-1)
- 京都(3-0-0-1)
- 阪神(0-0-0-1)
左回りはまだ1鞍だけだが、どこか走りにくそうな印象を受けた。
阪神コースでの負けは不利があった。
ヴァルディゼールの持ち時計(ベストタイム)
ヴァルディゼールの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.8 6着(東京)
- 芝1800m:1.48.9 13着(京都)
今のところは自己ベストでの着順は悪いが、高速決着に向いていないとは思えない。
条件さえベストであれば、少々時計が速くても走って来る印象はある。
ヴァルディゼールの重馬場適正
ヴァルディゼールの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(2-0-0-0)
道悪適正、パワーはあるので、道悪、荒れた馬場で上がりを要する競馬は歓迎の口だろう。
ヴァルディゼールの鉄砲実績(休み明け)
ヴァルディゼールの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-0-2)
特に問題はないと思う。
ヴァルディゼールの評価
適距離は1600m。
1800mはギリギリという印象。
脚質的には終いの脚を生かす瞬発型。
一瞬のキレと言うよりも、徐々に加速して行ってトップスピードに乗る感じ。
パワーがあるので、道悪、荒れた馬場は歓迎。
ヴァルディゼールの近走診断
19/5/5 NHKマイルカップ(G1)
東京 芝1600m 良 18頭
着順:6着(1.32.8・0.4差)
騎手:北村友一(57キロ)
ペース的には平均ペースだったが、道中で位置取りが(中団→中団の後ろ)と少し悪くなった。
直線は馬場の外目からしっかり伸びてきているので、道中の位置取りがもう少し前だったら掲示板はもちろん、3着以内もあったかもしれない。
断言はできないが、左回りが走りにくかったような印象がある。
19/10/27 カシオペアS(L)
京都 芝1800m 良 17頭
着順:13着(1.48.9・1.4差)
騎手:シュタルケ(54キロ)
大外17番からの発走で、スタート後少し外にヨレる不利もあったが、終始外々を回っていた。
道中は馬群が比較的密になっていて、その馬群の外々なので3~4角あたりでは距離ロスはかなりあったように見えた。
休み明けを差し引いても13着は敗けすぎのような感じだが、1800mが全くだダメと言うことでもないだろう。
20/2/15 洛陽S(L・ハンデ)
京都 芝1600m 稍重 13頭
着順:1着(1.34.2・-0.2差)
騎手:北村友一(56キロ)
約3ヵ月半の休み明けで体重は+16キロ。
ハンデは56キロと少々見込まれた感じだったが、道中は中団につけて、直線は馬場の外目を鋭く伸びて、ゴール前先行勢をまとめて交わして勝利した。
16キロの馬体増は完全な成長分。
今後の走りに期待がふくらむ。
ヴァルディゼールの次走
次走は京都競馬場 芝1600m(外)で行われる「読売マイラーズカップ(G2)」。
得意の京都1600m。
強いのが1頭いるが、斤量面で2キロのアドバンテージがある。
ここは期待が持てそう。