キメラヴェリテの芝でのキャリアはまだ3戦だけなので、近走だけをふり返る。


キメラヴェリテの近走(芝)

20/3/21 若葉S(3歳・L)

阪神 芝2000m(内)良 12頭

着順:2着(1.58.9・0.3差)

騎手:藤岡康太(56キロ)

大外12番ゲートから果敢にハナに立つ。

道中は離して逃げて後続との差は5~6馬身。

決して楽なペースで逃げていたわけではなく、そこそこ締まったペースでの逃げ。

4角も先頭で後続との差は3馬身ほど。

直線はゴール前、あと50mくらいまでは粘っていたが、外から来たアドマイヤビルゴに抵抗する間もなく、あっさり交わされて2着。

しかし初芝で、大外12番から出して行って、そこそこのペースで逃げて、これだけ粘ったということは、芝適正は普通にあることは間違いない。

20/4/19 皐月賞(G1)

中山 芝2000m 稍重 18頭

着順:17着(2.02.6・1.9差)

騎手:藤岡康太(57キロ)

道中は後続を離して逃げるが、14番ゲートということもあり、すんなりとは行かなかった様子。

4角を回ったところでほぼ一杯。

芝ではまだ2戦のキャリア。

こんなもんだろう。

20/6/6 鳴尾記念(G3)

阪神 芝2000m 良

着順:15着(2.02.7・2.6差)

騎手:岩田望来(52キロ)

3枠6番からアオって出遅れ。

ムチを入れて促すが、ハナは奪えず。

道中は中団からジリジリと順位を下げ、最後も脚は使えず。

せめてハナは切りたかったが・・・。

(※このあと20/10/3の「シリウスS(G3・ダート1900m)」に出走して、3.0差の13着)


キメラヴェリテの次走

次走は10月25日、京都競馬場 芝3000m(外)で行われる「菊花賞(G1)」。

明らかに力不足だと思うが、いずれにしても逃げないと話にならない馬なのでハナを主張するだろう。

バビットとのハナ争いになるのだろうが、この馬の勝ち負けより、この馬が競ることによる、レースへの影響の方が興味深い。

 

その他、菊花賞の出走馬を分析