結果

2024年 6月9日(日)

第41回 エプソムカップ(G3)

東京競馬場 芝1800m 良

着順 馬名 タイム 位置取り 上がり3F
レーベンスティール 1.44.7 5-7-7(中団前) 33.7
ニシノスーベニア 2 3-6-5(中団前) 34.1
シルトホルン 2 2-2-2(先行) 34.9

レースの上り:34.6


ラップ分析

1着タイム 後3F Lap1 Lap2 Lap3 Lap4 Lap5 Lap6 Lap7 Lap8 Lap9
今走 1.44.7 34.6 12.8 11.1 11.3 11.5 11.6 11.8 11.5 11.5 11.6
過去平均 1.45.65 34.5 12.8 11.3 11.7 12.0 11.8 11.6 11.0 11.4 12.1
0.1 0.0 -0.2 -0.4 -0.5 -0.2 0.2 0.5 0.1 -0.5

(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去4走))

道中淀みのない流れだが、逃げたセルバーグは2番手のシルトホルンに約2馬身の差をつけて逃げていて、2番手のシルトホルンはその後ろの3番手集団に約2馬身の差をつけて追走していた。

それでも3番手集団のラップタイムは、おそらく例年の良馬場平均よりまだ少し速かっただろう。

道中はそんなタフなラップを刻みながら、ラスト3Fは34.6秒で例年の良馬場平均並み。

しかしこれは大きく逃げたセルバーグが坂の頂上まで粘っていたためで、道中2番手のシルトホルンを基準に考えるとレースの上りは34.3秒。

道中のラップの推移を考えるとこれは速い。

しかも坂を上り切ってからの200mのラップは11.6秒で、ほぼ落ちていない。

しかもしかも、そんなラスト200mのラップの大半は、59キロの斤量を背負った勝ち馬レーベンスティールが刻んだラップ。

そんな斤量59キロのレーベンスティールは、2着馬に2馬身の差をつけてゴールしている。

レース当日は馬場状態も良く、時計の出やすい高速馬場だったとは言え、この勝ち馬のレース内容はちょっと凄い。


回顧

1着は1番人気のレーベンスティール。

道中は逃げ馬からは4馬身ほど離れた3番手集団の後ろ7番手あたり。

4角も7番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から坂下まで抜群の手応え。

坂の上りで追い出しに入り、坂の頂上で鞭を2発入れるとあっさり先頭を交わして、ゴール前でもう2発鞭を入れると、今度は後続を突き放した。

G3のこのメンツでは明らかに抜けていた。

しかしその走りは、この馬どこまで強いのか? と思わせるほどのレース内容。

次走に大注目。

レーベンスティールの分析

 

2着は9番人気のニシノスーベニア。

外枠17番から果敢に先団に取りつくが、前2頭が速いと見たのか、3角手前では自重して、道中は中団の前5~6番手を追走。

4角は5番手の内目で直線に向いて、直線は馬場の3分どころを良い脚で伸びてきて、坂の上りでは先頭を射程圏に捉えていたが、坂の頂上付近では勝ち馬にあっさり交わされた。

しかしそれでもゴールまではしっかりと伸びて2着は確保。

昇級してきて2戦目で良い走り。

今回は明らかにキレ負けしたが、この馬もそこそこ強そうだ。

 

3着は7番人気のシルトホルン。

道中は逃げ馬から2馬身離れての2番手を追走。

4角も2番手で直線に向き、直線は坂の途中で先頭に立って、そのまま押し切ろうとするが、残り200mで1、2着馬に交わされての3着。

この馬の走破時計や上り時計が、おそらくこのペースでは平均的なものだろう。

例年なら際どい1着争いをしていたところだろうが、今回は強いのが2頭いた。

 

2番人気のサイルーンは4着。

道中は中団9番手を追走。

4角も9番手で直線に向いて、直線は勝ち馬の直後から追い上げに入るが、勝ち馬とは手応えがまったく違った。

ジワジワと伸びてきて、3着争いにアタマ差届かずの4着。

昇級初戦としてはよく走ってはいるが、2番人気はちょっと見込まれ過ぎた感じ。

 

3番人気のヴェルトライゼンデは9着。

道中は中団8番手の最内。

4角は7番手の最内で直線に向き、直線は馬場の最内から追い上げに入るが、バテず伸びず。

道中の流れがちょっと速かった感じ。

ヴェルトライゼンデの分析