2024年 3月2日(土)
第31回 チューリップ賞(G2)
阪神競馬場 芝1600m(外) 稍重
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | スウィープフィート | 1.33.1 | 14-14(後方) | 34.3 |
② | セキトバイースト | 1 1/4 | 1-1(逃げ) | 35.6 |
③ | ハワイアンティアレ | 1/2 | 13-11(中団後ろ) | 34.7 |
レースの上り:35.4
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.33.1 | 35.4 | 12.5 | 10.8 | 11.2 | 11.5 | 11.7 | 11.5 | 11.6 | 12.3 |
過去平均 | 1.33.60 | 34.2 | 12.5 | 11.0 | 11.6 | 12.2 | 12.1 | 11.4 | 11.0 | 11.8 |
差 | 1.2 | 0.0 | -0.2 | -0.4 | -0.7 | -0.4 | 0.1 | 0.6 | 0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
道中は、この時期のこのクラスとしては結構流れている。
稍重の馬場を考慮に入れると、前に行った馬は、さらにスタミナを削られる展開だったのではないか?
その分上りの3Fは消耗戦になり、特に最後の400mは23.9秒を要している。
追い込んできた勝ち馬の末脚が強烈に見えたのは、前が止まっていた影響もあるだろう。
本番でレースの上りがこれ以上速くなったときに、勝ち馬は、さらにこれ以上の末脚が出せるか否かがポイントになるだろう。
逆に、タフな流れを作って逃げて、2着に粘ったセキトバイーストは、本番でも同じような競馬ができれば、前々で踏ん張ってくる可能性はある。
回顧
1着は5番人気のスウィープフィート。
スタート出遅れて、道中は後方14番手を追走。
4角も14番手の大外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げに入ると、坂下で逃げ粘るセキトバイーストを捉え、坂の上りで抜け出してゴール。
最後の脚は見事だったが、展開がハマったという側面もある。
良馬場で、今回より速い上りの決着になったときなど、さらに速い上りが出せるのか?
スタートもよくないだけに、まだまだ手放しで推せる一頭とは言えない。
⇒スウィープフィートの見立て
2着は9番人気のセキトバイースト。
4枠8番からハナへ。
そこそこ速い流れでラップを刻み、4角も先頭で直線。
直線は坂下で勝ち馬に交わされはしたが、そこからもズルズルとは行かずに食らいついて2着を確保した。
タフな流れから粘り込むしぶとさは評価できる。
本番も、後続に脚を使わせる逃げが打てれば、面白い存在になる。
⇒セキトバイーストの見立て
3着は15番人気のハワイアンティアレ。
道中は中団の後ろ、13番手の内目を追走。
4角は11番手の中で直線に向き、直線は馬群の真ん中から追い上げに入り、ぽっかり開いた馬群の間を力強く抜け出してきて、坂の上りで3番手に浮上。
最後は2着のセキトバイーストに半馬身差迫ったところがゴール。
展開が向いたし、直線ではうまい具合に前も開いた。
勝ち馬と競るくらいのゴールなら評価もできるが、0.3差ではちょっと厳しそう。