2024年5月11日【京王杯SC】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ソーヴァリアントの好走パターンを分析。
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ソーヴァリアントの距離適性
ソーヴァリアントはこれまでに芝1400m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(0-0-0-1)
- 芝1600m(0-0-1-2)
- 芝1800m(0-0-0-2)
- 芝2000m(5-0-2-2)
- 芝2200m(1-2-0-1)
基本的には中距離で安定。
千四、千六はちょっと忙しそう。
ソーヴァリアントの脚質
緩い流れを前々で粘ってくる競馬が多い。
ただ、底力、パワーは秀でているので、前傾ラップのハイペースで、上りがかかってくればしぶとさを見せる。
SPの持続力勝負、切れ味勝負になると厳しい。
ソーヴァリアントのコース適正
ソーヴァリアントの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-0-1-0)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(1-0-2-1)
- 中山(1-2-0-4)
- 中京(未)
- 京都(0-0-0-2)
- 阪神(2-0-0-1)
- 小倉(未)
「右回りの方がいい」とは、「富士S」後の池添Jのコメント。
ソーヴァリアントの持ち時計(ベストタイム)
ソーヴァリアントの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.0 3着(東京)
- 芝1800m:1.47.9 9着(中山)
- 芝2000m:1.57.5 1着(阪神)
- 芝2200m:2.12.4 2着(中山)
二千の時計は前傾ラップの消耗戦。
ソーヴァリアントの重馬場適正
ソーヴァリアントの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-2-2)
- 重(未)
- 不良(1-0-0-0)
不良馬場でも快勝していて、パワー、底力はある。
道悪は走ってきそう。
ソーヴァリアントの鉄砲実績(休み明け)
ソーヴァリアントの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(3-0-1-4)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-1-1)
- 3戦目(0-1-0-2)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
ソーヴァリアントのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(1-0-0-1)
- 中3~5週(1-1-0-2)
- 中6~8週(1-1-1-1)
ソーヴァリアントの枠順適正
ソーヴァリアントの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-3-3)
- 5~9番(2-0-0-3)
- 10~14番(2-1-0-2)
- 15~18番(未)
ソーヴァリアントの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-0)
- 55キロ(1-0-1-0)
- 56キロ(2-2-0-2)
- 57キロ(0-0-1-5)
- 58キロ(0-0-1-1)
ソーヴァリアントの季節別着度数
- 12~2月(冬):(3-1-0-2)
- 3~5月(春):(0-0-0-3)
- 6~8月(夏):(2-0-1-1)
- 9~11月(秋):(0-1-2-2)
ソーヴァリアントの好走体重
3着以内の体重は;
- 494~510キロ
休み明けで体重の増減が二けたに乗るとダメ。
ソーヴァリアントの血統背景
父はオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念)。
母は2008年の「桜花賞」で3着に入ったソーマジック。
母の父はシンボリクリスエス(ロベルト系/秋天連覇、有馬記念連覇、日本ダービー2着)。
半姉に2020年の「秋華賞」2着馬、マジックキャッスル。
ソーヴァリアントの近走
21/9/20 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m 良
着順:2着(2.12.4・0.1差)
騎手:戸崎圭太(56キロ)
道中は中団の前、5、6番手を追走。
3~4角で順位をさらに上げて、4角は3番手の外で直線。
直線は馬場の3~4分どころから残り200mで先頭に立ち、そのまま押し切るかに思えたが、大外から差し脚を伸ばしたアサマノイタズラにゴール前で交わされて2着。
勝ち馬に切れ負けしたとは思えない。
道中前々から、この馬が一番強い競馬をした印象はある。
締まった流れでどうかと思っていた馬だけに、この2着は価値がある。
21/12/4 チャレンジC(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:1着(2.01.0・-0.6差)
騎手:ルメール(55キロ)
【レース前寸評】
間違いなく中心になる一頭だが、ここまで遠征競馬が一度もないことが少し気がかり。
【結果】
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線。
直線に入って早々に先頭に立つと、あとは後続をまったく寄せ付けることなく、3馬身半離してゴール。
そこそこの力は持っていそうだが、今回は展開に恵まれた側面もある。この着差をそのまま鵜呑みにするのは危険だろう。
(※ このあと翌年2月に右第3中足骨骨折が判明し、長期休養を余儀なくされる)
22/9/25 オールカマー(G2)
中山 芝2200m(外)良
着順:13着(2.24.6・11.9差)
騎手:川田将雅(56キロ)
【レース前寸評】
約9か月ぶりの実戦。
走れる状態にあるなら、良い勝負はできる馬。
【結果】
道中は中団の前、5番手を追走していたが、3~4角で失速。
直線入口では最後方にまで後退。
競走中に疾病(心房細動)を発症していたようす。
22/12/3 チャレンジカップ(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:1着(1.57.5・-0.3差)
騎手:ルメール(56キロ)
【レース前寸評】
疾病(心房細動)による大敗から中9週。
走れる状態ならい勝負をしそうだが、ちょっと読めない。
【結果】
道中は先頭からは10馬身以上離れた4番手追走。
おそらく向上面からペースアップを敢行し、4角では3番手で、ほぼ大逃げの先頭を射程圏に捉えた。
直線では坂下では先頭に立ち、あとは突き抜けてゴール。
骨折、心房細動を乗り越えての復活勝利。
内容も強い内容。
ここから一気に花が開くか?
23/2/26 中山記念(G2)
中山 芝1800m(内)良
着順:9着(1.47.9・0.8差)
騎手:横山武史(57キロ)
道中は中団の前、5番手の外目を追走。
4角も5番手の外で直線に向くが、直線では坂の上りで失速。
何かあったのかも?とは鞍上のコメント。
いずれにしてもオルフェーヴル産駒、安定感に欠ける印象。
23/6/3 鳴尾記念(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:12着(1.59.8・0.7差)
騎手:ルメール(57キロ)
道中は先団2番手を追走。
4角は3番手で直線に向くが、坂下で脚色が鈍り、あとはズルズルと後退。
前々走は同コース同距離で強い競馬をしているので、これが実力ではないのは当然だが、5歳になってからは良いところなし。
復活するのか? このまま消えるのか?
23/8/20 札幌記念(G2)
札幌 芝2000m 稍重
着順:3着(2.02.7・1.2差)
騎手:ルメール(58キロ)
道中は中団の後ろ、10番手の外目を追走。
3角を過ぎて進出を開始して、4角は3番手の外で直線。
直線は勝ち馬の直後から追い上げに入るが、勝ち馬との差は縮まるどころか開く一方。
内のトップナイフも捉えきれずに3着止まり。
道悪は得意な馬なのでこの3着に不思議はないが、先頭との差は開けられすぎた。
23/10/21 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:3着(1.32.0・0.6差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は中団の後ろ8番手、ナミュールの外を追走。
4角も8番手の大外で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げに入るが、ジリジリとした伸び。
伸びてはいるがキレが足りない。
この流れだと、前々から粘り込みたいところだっただろうが、そこは初めてのマイルの流れ。
千六に適性があるか否かは、この結果ではまだ分からない。
23/11/19 マイルCS(G1)
京都 芝1600m(外)良
着順:12着(1.33.8・1.3差)
騎手:池添謙一(58キロ)
スタート直後躓く不利はあったものの、二の脚で先団につけて、道中は先団3番手を追走。
4角も2番手で直線に向くが、残り200mを切って置かれて行った。
躓いたことで余計な力が入ったとのこと。
いずれにしても今回の流れは向かない。
24/2/25 中山記念(G2)
中山 芝1800m(内)稍重
着順:12着(1.49.4・1.3差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は中団の後ろ、9~10番手の内目を追走。
3~4角で順位を上げて、4角は6番手の中で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げを計るが、脚は残っていなかった感じ。
休み明けの+22キロ。
重かったのだろう。
24/4/21 読売マイラーズC(G2)
京都 芝1600m(外)稍重
着順:5着(1.33.4・0.9差)
騎手:池添謙一(57キロ)
道中は中団の後ろ10番手の外を追走。
4角は9番手の大外で直線に向き、直線も馬群大外、勝ち馬背後から追い上げを計るが、その差はまったく詰まらなかった。
やはりこの馬は、上りがもう少しかかってこないと馬券圏内は厳しい。
⇒2024年 読売マイラーズカップ(G2)のラップ分析&回顧
24/5/11 京王杯SC(G2)
東京 芝1400m 良
着順:7着(1.20.3・0.6差)
騎手:モレイラ(57キロ)
道中は中団の前5番手を追走。
4角も5番手で直線に向くが、直線では伸びずバテず。
千四は忙しそう。