結果
2023年 4月15日(土)
第32回 アーリントンカップ(G3)
阪神競馬場 芝1600m(外)重
着順 | 馬名 | タイム | 位置取り | 上がり3F |
① | オオバンブルマイ | 1.33.9 | 7-7(中団) | 34.6 |
② | セッション | 頭 | 3-3(先行) | 35.1 |
③ | ショーモン | クビ | 2-2(先行) | 35.4 |
レースの上り:36.2
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.33.9 | 36.2 | 12.5 | 10.6 | 11.0 | 11.7 | 11.9 | 11.8 | 11.6 | 12.8 |
過去平均 | 1.33.70 | 34.7 | 12.3 | 10.8 | 11.5 | 12.1 | 12.2 | 11.4 | 11.2 | 12.1 |
差 | 1.5 | 0.2 | -0.2 | -0.5 | -0.4 | -0.3 | 0.4 | 0.4 | 0.7 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
重馬場であるにも関わらず、残り600mまでは過去の良馬場平均をしのぐラップで推移。
しかしこれは大逃げを打ったユリーシャのラップ。
2番手以降には7~8馬身の差をつけている状態。
しかし2番手以降も、過去の良馬場平均くらいのラップで推移していると思われるので、馬場を考えると、2番手以降もそこそこタフなペースで追走していたと考えられる。
大逃げを打ったユリーシャが捕まるのが残り200m地点あたり。
そしてそこからゴールまではまだ12.8秒かかっているのだから、残り600mからユリーシャを捉えるために、後続もかなり脚を使ってきたことがうかがえる。
総じて今年の「アーリントンC」は、道悪適性に加えて、そこそこのスタミナ、底力がなければ通用しなかったレースだろう。
回顧
1着は5番人気のオオバンブルマイ。
道中は中団のやや前、7番手を追走。
4角も7番手の中ほどで直線に向き、直線は馬群の外目に進路を取って追い上げに入り、坂下ではまだ4~5馬身あった差を、坂の上りで一気に詰めて、ゴール前で頭差抜け出してゴールした。
先団の人気馬が大逃げの逃げ馬を捉えようとして早仕掛けになった分、中団で脚を溜めていたこの馬に展開が向いた印象はあるが、終いは確実に繰り出してきた
前走は出遅れて7着に沈んだが、五分のスタートさえ切れれば、その末脚は確実。
⇒オオバンブルマイの分析
2着は4番人気のセッション。
道中は先団3番手を追走。
4角も3番手で直線に向き、直線は早々に大きく逃げるユリーシャを捉えにかかり、坂下でこれを捉えると、坂を上って押し切りを計るが、外から追い込んできた勝ち馬の決め手に屈しての2着。
鞍上もコメントしているように、直線での仕掛けをもうワンテンポ待っていればゴール前はさらに際どかっただろう。
タフな流れを前々でしのぎ切ったスタミナ、底力は評価できる。
⇒セッションの分析
3着は2番人気のショーモン。
道中は2番手で、大逃げを打つユリーシャを追走。
4角も2番手で直線に向き、直線も先に抜け出したセッションに食らいついて行くが、坂の上りでは内から脚を伸ばすシルヴァーデュークに一旦は交わされるが、ゴール前は二の脚を使って再度これを交わして3着。
この馬も確実な先行力で、前につけてしぶとい競馬ができる。
ここまで馬券圏内を一度も外していない安定感も評価できる。
⇒ショーモンの分析