テンダンスのキャリアはまだ5戦だけなので、近走のみを振り返る。

テンダンスの近走

21/10/23 2歳未勝利

阪神 芝1800m(外)良

着順:1着(1.46.9・-0.7差)

騎手:和田竜二(55キロ)

9頭立ての小頭数。

道中は中位の5番手に控える。

4角も5番手で直線に向き、直線は狭い進路をこじ開けて進出し、坂下で先頭に立つと、あとは後続をみるみる引き離して4馬身差の圧勝。

馬の間をこじ開けてくる根性は見上げたもの。

走破時計もこのクラスでは破格。

21/11/20 東スポ杯2歳S(G2)

東京 芝1800m 良

着順:3着(1.46.7・0.5差)

騎手:和田竜二(55キロ)

2枠2番から道中は3~4番手のイン。

4角も4番手の内で直線に向き、直線は坂の上りで逃げ粘るアルナシームを捉えにかかったが、時を同じくして外からアサヒとイクイノックスがもの凄い脚でこれらを交わして抜き去って行き、テンダンスは2着のアサヒにおくれること2馬身半の差で3着。

テンダンス自身も走破時計1分46秒台で、4着のダンテスヴューに3馬身つけているのだから悪い競馬ではない。

勝ったイクイノックスが強すぎた。

22/1/16 京成杯(G3)

中山 芝2000m 良

着順:5着(2.01.9・0.6差)

騎手:和田竜二(56キロ)

道中は中団9番手、4角も中団8番手の内で直線。

直線は馬場の内目から、馬群の間の狭い進路をこじ開けてきて、坂の上りでは良い伸びで勝ち負けできるかに思われたが、ゴール前で甘くなって5着まで。

位置取りが、もう少し前目の方が面白い馬だと思う。

2022年 京成杯(G3)のラップ分析&回顧

22/2/19 つばき賞(3歳1勝クラス)

阪神 芝1800m(外)良

着順:1着(1.49.6・-0.2差)

騎手:ルメール(56キロ)

7頭立ての小頭数。

2枠2番からハナへ。

前半1000mの通過が64.4秒の超スローのラップを刻み、4角も後続に半馬身差の先頭で直線。

直線は馬場の内目を余裕の手応え。

残り400mを通過したあたりから追い出され、坂の上りでも脚色は衰えず、外から追い上げて来たアルナシームの強襲も問題にせず。

自身の末脚は32.9秒。

勝つには勝ったが、レースのレベル的には高くない。


テンダンスの脚質

終いの脚もあるにはあるが、タイプとしては前々で押し切って行くSP持続型の競馬が良いような感じ。


テンダンスの血統背景

父はジャスタウェイ(サンデー系ハーツクライ/秋天、ドバイデューティフリー、安田記念)。

母の父はフレンチデピュティ(ND系ヴァイスリージェント)。

フレンチデピュティは米国で走り、ダートの6~8F(約1200~1600m)で活躍。引退後は日本で多くの重賞ウイナーを輩出した。

テンダンスの半兄にはスズカコーズウェイ(京王杯SC)、カデナ(京都2歳S、弥生賞、小倉大賞典)がいる。

次走、毎日杯(G3)に向けて

次走は3月26日(土)、阪神競馬場 芝1800m(外)で行われる「毎日杯(G3)」。

勝った前走と同じコースでやれるというのはアドバンテージになるだろう。

前々にポジションさえ取っていけば、そこそこやれるだろう。

 

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