2023年4月1日【ダービー卿CT】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ファルコニアの好走パターンを分析。

ファルコニアの距離適性

ファルコニアはこれまでに芝1600m~芝2200mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(1-1-2-3)
  • 芝1800m(4-2-2-1)
  • 芝2000m(1-1-0-2)
  • 芝2200m(0-0-1-1)

合っているのは1600~1800mあたり。

2000m以上になると微妙に長い感じ。

ファルコニアの脚質

すんなり前目にポジションを取って、そのまま押し切る競馬がベスト。

以前は出遅れも多かったが、近走ではそれもなくなった。

緩い流れなら残ってくるが、ペースがそこそこ流れてくると、上りがかかってくれないと苦しそう。

SP持続系というよりは、スタミナ、底力系なのかも。

ファルコニアのコース適正

ファルコニアの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 東京(0-0-1-1)
  • 中山(1-0-0-2)
  • 中京(0-0-0-1)
  • 京都(1-2-1-0)
  • 阪神(3-2-2-2)
  • 小倉(1-0-1-1)

阪神の外回りコースは(3-2-2-1)。

ファルコニアの持ち時計(ベストタイム)

ファルコニアの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.1 3着(阪神)
  • 芝1800m:1.45.3 2着(阪神)
  • 芝2000m:2.00.1 4着(阪神)
  • 芝2200m:2.12.0 3着(京都)

ガチのスピード決着となると微妙。

ファルコニアの重馬場適正

ファルコニアの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-1-1-1)
  • 重(未)
  • 不良(未)

まだデータ不足。


ファルコニアの鉄砲実績(休み明け)

ファルコニアの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-0-2-3)

叩いてからは;

  • 2戦目(2-2-0-2)
  • 3戦目(0-0-2-0)
  • 4戦目(0-0-0-1)
  • 5戦目~(未)

ファルコニアのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(0-1-0-1)
  • 中3~5週(2-2-1-1)
  • 中6~8週(2-0-2-2)

ファルコニアの枠順適正

ファルコニアの枠番別着度数は;

  • 1~4番(3-2-1-1)
  • 5~9番(1-1-1-2)
  • 10~14番(2-1-2-0)
  • 15~18番(0-0-1-4)

脚質からも内枠がいい。

ファルコニアの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(2-0-1-1)
  • 3~5月(春):(2-1-2-2)
  • 6~8月(夏):(0-0-2-1)
  • 9~11月(秋):(2-3-0-3)

ファルコニアの斤量別着度数

  • 55キロ(0-3-0-0)
  • 56キロ(5-0-5-4)
  • 57キロ(1-1-0-1)
  • 58キロ(0-0-0-1)
  • 58.5キロ(0-0-0-1)

ファルコニアの好走体重

3着以内の体重は;

  • 444~472キロ

ファルコニアの血統背景

父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞(春))。

母の父はホークウイング(ミスプロ系)。

ホークウイングは欧州、米国で走り、芝のG1で3勝。主戦場は芝の短距離~マイル~中距離。

全兄に2020年の「阪神大賞典(G2・阪神芝3000m)」2着のトーセンカンビーナ

ファルコニアの近走

22/4/24 マイラーズC(G2)

阪神 芝1600m(外)稍重

着順:3着(1.33.4・0.1差)

騎手:川田将雅(56キロ)

道中は4番手、ホウオウアマゾンの直後を追走。

4角も3番手で直線に向き、直線はホウオウアマゾンの直後を食らいついて行き、ゴール前ではベステンダンクは交わしたが、惜しい3着。

この馬もSP持続系の馬。

こういう展開では力が出せる。

2022年 読売マイラーズカップ(G2)のラップ分析&回顧

22/7/24 中京記念(G3・ハンデ)

小倉 芝1800m 良

着順:3着(1.46.0・0.1差)

騎手:川田将雅(56キロ)

【レース前寸評】

阪神の外回りより小回りコースの方が合っていそう。

出遅れさえなければ勝ち負け。

【結果】

外枠15番から道中は中団8番手の外。

3~4角では外々を回して順位を上げて行き、4角は2番手の大外で直線。

直線も馬群の大外から追い上げに入り、残り200mでは前のベレヌスを捉えるかの勢いだったが、なかなか詰め切れず、最後はカテドラルにハナ差交わされての3着。

ベレヌスに逃げ切られたのは仕方がないとしても、最後にカテドラルに交わされたのは余計だった。

早めに順位を押し上げた分、最後は少し甘くなったか?

2022年 中京記念(G3)のラップ分析&回顧

22/9/11 京成杯OH(G3・ハンデ)

中山 芝1600m(外)良

着順:1着(1.33.6・クビ差)

騎手:吉田隼人(56キロ)

【レース前寸評】

このクラスのハンデ戦なら、しっかりポジションさえ取れれば、良い勝負になる。

【結果】

道中は2~3番手。

4角は2番手で直線に向くと、直線では逃げ粘るミッキーブリランテを坂の途中で捉えると、そのまま押し切ってゴール。

前走の敗因を押さえて、今回はしっかりと序盤からポジションを取って行った。

まんまのスローの前残り。

ミッキーブリランテから漁夫の利を掻っ攫ったような勝利に見えた。

2022年 京成杯オータムH(G3)のラップ分析&回顧

22/11/20 マイルCS(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:13着(1.33.6・1.1差)

騎手:池添謙一(57キロ)

【レース前寸評】

得意の阪神外回りコース。

堅実さが売りの馬だけに、じっかり前目にポジションさえ取れれば、上位食い込みも。

【結果】

序盤は2番手追走も、中盤ではハナを奪い、4角も先頭で直線に向くが、直線では坂の上りで馬群に消えた。

緩い流れを嫌ってハナに立ったまでは良かったが、息を入れる区間が長すぎたのではないか?

外枠から2番手につけて、そこから少し飛ばしてハナを奪い、400m息を入れて、直線では再度10.8秒の加速。

あまりにも緩急をつけすぎた走り、人間なら横っ腹が痛くなるような走りに、馬自体が戸惑ったのではないか?

2022年 マイルCS(G1)のラップ分析&回顧

23/2/5 東京新聞杯(G3)

東京 芝1600m 良

着順:9着(1.32.3・0.5差)

騎手:吉田隼人(58キロ)

4枠8番から道中は2番手追走。

4角も2番手で直線に向き、直線では坂下で一瞬先頭に躍り出た場面もあったが、坂の上りで脚色が鈍りだして、先頭のウインカーネリアンに差をつけられた。

結局ゴール前では粘り切れずに、内と外からの差し馬に次々と交わされての9着。

道中のペースがそこそこ流れたことと、初めて背負った58キロの斤量が効いた感じ。

2023年 東京新聞杯(G3)のラップ分析&回顧

23/4/1 ダービー卿CT(G3・ハンデ)

中山 芝1600m(外)良

着順:12着(1.34.0・0.8差)

騎手:吉田隼人(58.5キロ)

道中は先団4番手。

4角も4番手で直線に向くが、直線では粘れず。

この流れなら残ってくる馬だが、外差しの馬場とハンデにやられた。

2023年 ダービー卿CT(G3)のラップ分析&回顧