2021年10月24日【菊花賞】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、オーソクレースの好走パターンを分析。
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オーソクレースの距離適性
オーソクレースはこれまでに芝1800m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(2-0-0-0)
- 芝2000m(0-1-0-0)
- 芝2200m(0-0-1-0)
- 芝3000m(0-1-0-0)
「菊花賞」で0.8差あけられたのは、展開によるところも大きい。
適距離に関しては、中距離、長距離、どのあたりがベストなのかはまだ分からない。
オーソクレースの脚質
スタートがあまり良くない馬だが、後ろからでも前からでも競馬はできる。
瞬発力とSP持続力。
ここまではまだ底を見せていないのだから、古馬になってもOPクラスで戦えるそこそこの力は持っているものと思われるが、イマイチ決め手に欠ける印象もある。
オーソクレースのコース適正
オーソクレースの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-0-0-0)
- 函館(未)
- 福島(未)
- 新潟(未)
- 東京(1-0-0-0)
- 中山(0-1-1-0)
- 中京(未)
- 京都(未)
- 阪神(0-1-0-0)
- 小倉(未)
オーソクレースの持ち時計(ベストタイム)
オーソクレースの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.48.1 1着(東京)
- 芝2000m:2.03.0 2着(中山)
- 芝2200m:2.12.7 3着(中山)
- 芝3000m:3.05.4 2着(阪神)
突出した時計はない。
オーソクレースの重馬場適正
オーソクレースの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(未)
- 重(未)
- 不良(未)
オーソクレースの鉄砲実績(休み明け)
オーソクレースの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-1-0)
叩いてからは;
- 2戦目(0-2-0-0)
- 3戦目(未)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
オーソクレースのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(未)
- 中3~5週(0-1-0-0)
- 中6~8週(0-1-0-0)
オーソクレースの枠順適正
オーソクレースの馬番別着度数は;
- 1~4番(2-1-0-0)
- 5~9番(未)
- 10~14番(0-0-1-0)
- 15~18番(0-1-0-0)
オーソクレースの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-0-0)
- 55キロ(1-1-0-0)
- 56キロ(0-0-1-0)
- 57キロ(0-1-0-0)
オーソクレースの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-1-0-0)
- 3~5月(春):(未)
- 6~8月(夏):(1-0-0-0)
- 9~11月(秋):(1-1-1-0)
オーソクレースの好走体重
3着以内の体重は;
- 470~480キロ
オーソクレースの血統背景
父は2013年の「菊花賞」、2014年の「ジャパンカップ」を勝ったエピファネイア(ロベルト系)。
母は2015年の「エリザベス女王杯」、2016年の「宝塚記念」を勝ったマリアライト。
母の父はディープインパクト。
近親にはダンビュライト(アメリカJCC、京都記念)、ブラックスピネル(東京新聞杯)、アロンダイト(ジャパンカップダート)、クリソベリル(ジャパンDダービー、チャンピョンズC、帝王賞、JBCクラシック)。
オーソクレースのここまでの走り
20/8/9 2歳新馬
札幌 芝1800m 良
着順:1着(1.51.3・-0.3差)
騎手:ルメール(54キロ)
出遅れて道中は中団あたり。
4角は外を回して直線へ向き、直線は馬群の外目から追い込んで、ゴール前は、前の3頭をまとめて交わしてゴール。
自身の上りは33.9秒。
道中はドスローの展開だったが、札幌の芝で33秒台の脚、脚力を見せた。
【期待される能力】
- 瞬発力
20/10/24 アイビーS (2歳・L)
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.48.1・クビ差)
騎手:池添謙一(55キロ)
スタート出遅れて後方から。
4角も7番手で直線に向き、直線は馬群の中を割って伸びてきた。
ゴール前ラーゴムが食い下がってくるが、クビ差凌いでゴール。
自身の上りはメンバー最速の34.2秒。
稍重あがりの少し重い馬場を考えるとまずまず。
馬込みを気にしない気性も良い。
20/2/26 ホープフルS(G1)
中山 芝2000m 良
着順:2着(2.03.0・0.2差)
騎手:ルメール(55キロ)
今走はスタート五分で道中2~3番手の好位で追走。
4角は2番手の内で直線に向き、直線も馬場の内目を鋭く伸びて、坂の手前では外からダノンザキッドに競られるが、坂の途中でまた盛り返したかのように見えたが、ゴール前は少し甘くなって2着まで。
レース後の談話では、4角で前のランドオブリバティが逸走した際にびっくりしてブレーキをかけたとのこと。
それがなければ勝ち切れていたかも?だが、いずれにしても力は示した。
21/9/20 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m 良
着順:3着(2.12.7・0.4差)
騎手:ルメール(56キロ)
道中は中団の前、5~6番手。
4角は8番手で直線に向き、直線では馬群の中ほどから追い込んでくるが、前の2頭には離されての3着。
さすがに「ホープフルS」の2着馬、ここでもしっかり力は示した。
しかしこの3着が実力なのか? それとも長期休養でまだ余裕残しなのか?
ちょっと判断が難しい。
21/10/24 菊花賞(G1)
阪神 芝3000m(内)良
着順:2着(3.05.4・0.8差)
騎手:ルメール(57キロ)
道中は中団の10番手あたり。
4角は9番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目を追い上げて、ディヴァインラヴ、ステラヴェローチェとの2着争いを頭差で制して2着。
上り34.8秒の脚はそこそこ速いが、残り600mでの先頭との差は1.1秒。
先頭を捉えるには33.9秒の脚が必要だったということで、これは無理。
距離に対する適正はあったとしても、今年のレース展開では、この馬の位置取りからは、先頭を捉えるには無理があったということだろう。
次走、アメリカジョッキークラブC(G2)に向けて
次走は1月23日(日)、中山競馬場 芝2200mで行われる「アメリカJCC(G2)」。
レベルが高いと言われる現4歳世代。
この馬はちょっと危なっかしい気もするが、どうか?
⇒その他、2022・アメリカジョッキーCC(G2)の出走馬を分析