2021年11月14日【エリザベス女王杯】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、アカイトリノムスメの好走パターンを分析。

アカイトリノムスメの距離適性

アカイトリノムスメはこれまでに芝1600~2400mの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(3-0-0-2)
  • 芝2000m(1-0-0-0)
  • 芝2200m(0-0-0-1)
  • 芝2400m(0-1-0-0)

距離はマイル~2000m。

それ以上は長いのかもしれない。

アカイトリノムスメの脚質

中団、または好位から終いを生かしてくる競馬。

終いの脚は確実に繰り出してくるので、スタートさえ五分ならそこそこやれるはず。

ただ、末脚のキレ味の方はどちらかと言えば小回り、内回り向きで、上りが速くなり過ぎると厳しそう。

アカイトリノムスメのコース適正

アカイトリノムスメの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 札幌(未)
  • 函館(未)
  • 福島(未)
  • 新潟(0-0-0-1)
  • 東京(3-1-0-0)
  • 中山(未)
  • 中京(未)
  • 京都(未)
  • 阪神(1-0-0-2)
  • 小倉(未)

スタート五分と言う条件をつければ、小回り、内回りの方が戦いやすそうな印象はある。

アカイトリノムスメの持ち時計(ベストタイム)

アカイトリノムスメの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.31.3 4着(0.2差・阪神)
  • 芝2000m:2.01.2 1着(-0.1差・阪神)
  • 芝2200m:2.12.6 7着(0.5差・阪神)
  • 芝2400m:2.24.6 2着(0.1差・東京)

現状では速い時計での勝利はない。

アカイトリノムスメの重馬場適正

アカイトリノムスメの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(1-0-0-0)
  • 重(未)
  • 不良(未)

道悪を走るか走らないかは未知数。

母のアパパネは、重馬場の「チューリップ賞」で0.1差の2着。稍重の「オークス」では勝利している。


アカイトリノムスメの鉄砲実績(休み明け)

アカイトリノムスメの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(3-0-0-0)

叩いてからは;

  • 2戦目(1-0-0-2)
  • 3戦目(0-1-0-0)
  • 4戦目(未)
  • 5戦目~(未)

アカイトリノムスメのローテーション適正

  • 連闘(未)
  • 中1~2週(未)
  • 中3~5週(1-1-0-1)
  • 中6~8週(0-0-0-1)

アカイトリノムスメの枠順適正

アカイトリノムスメの枠番別着度数は;

  • 1~4番(0-0-1-0)
  • 5~9番(2-1-0-2)
  • 10~14番(2-0-0-0)
  • 15~18番(未)

アカイトリノムスメの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(1-0-0-0)
  • 3~5月(春):(0-1-0-1)
  • 6~8月(夏):(0-0-0-1)
  • 9~11月(秋):(3-0-0-1)

アカイトリノムスメの斤量別着度数

  • 54キロ(3-0-0-2)
  • 55キロ(1-1-0-1)

アカイトリノムスメの好走体重

3着以内の体重は;

  • 444~450キロ

アカイトリノムスメの血統背景

父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、春天、)。

母は2010年の「三冠牝馬」、アパパネ

母の父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、ダービー)。

アパパネ産駒の重賞勝利は、現在のところはアカイトリノムスメだけ。他は、重賞ではいい線は行くが勝ち切れていない。

全兄のオープン馬ジナンボーも、連対を果たしているのは2000mまで。

アカイトリノムスメのここまでの走り

20/8/2 2歳新馬

新潟 芝1600m 良

着順:7着(1.36.8・1.2差)

騎手:戸崎圭太(54キロ)

スタート大きく出遅れたが、二の脚で中団まで順位を上げる。

4角も中団の後ろあたり12番手で直線に向くが、7着まで押し上げるのが精一杯。

新馬戦にしてはペースも流れた。

出遅れて二の脚を使った分、直線ではお釣りがなかったのだろう。

20/10/17 2歳未勝利

東京 芝1600m 稍重

着順:1着(1.35.9・-0.2差)

騎手:戸崎圭太(54キロ)

今回も出遅れるが、二の脚で中団まで順位を上げる。

4角も同じような位置取りの7番手で直線。

直線は馬群の外目を追い上げて、ゴール前で先頭レーヴドゥラプレリを捉えてゴール。

出遅れて二の脚を使ったが、今回は終いもしっかり伸びた。

20/11/22 赤松賞(2歳1勝C)

東京 芝1600m 良 10頭

着順:1着(1.34.5・-0.2差)

騎手:横山武史(54キロ)

スタート悪く出遅れるが、今回はまだましな方。

小頭数とあって、無理に順位を押し上げずに、後方からの追走。

4角も後方9番手で直線に向き、直線は馬群を割って伸びてきて、残り200mで先頭。

あとは追いすがるメイサウザンアワーをしっかりと振り切ってゴール。

母のアパパネもこの「赤松賞」を1.34.5(当時の2歳レコード)で快勝。

終いは確実、あとはスタートだけ。

【期待される能力】

  • 瞬発力

21/2/13 クイーンC(G3)

東京 芝1600m 良

着順:1着(1.33.3・クビ)

騎手:戸崎圭太(54キロ)

道中は中団の前あたり。

4角も同じような位置取りの5番手で直線。

直線は坂を上って逃げるエイシンヒテンを交わすと、そこからアールドヴィーヴルの猛追を凌ぎ切ってゴール。

課題のスタートは満点ではないものの、そこそこのスタートは切れた。

それにより良いポジションも確保でき、先手先手のレース運びができた。

どちらかと言えば2着馬に有利な展開ではあったが、それをクビ差差し切った内容も評価できる。

2021年 クイーンカップ(G3)のラップ分析&回顧

21/4/11 桜花賞(G1)

阪神 芝1600m(外)良

着順:4着(1.31.3・0.2差)

騎手:横山武史(55キロ)

道中は先団、ソダシの外目を追走するかたち。

4角も3番手のソダシを前に見据えて直線に向き、馬群の外目から追い上げを計るが、ソダシとの差は詰まらない。

ゴール前は先に抜け出していたファインルージュも捉えられず、外から来たサトノレイナスにも交わされて4着。

この馬にしてみれば、走破時計、上り時計ともにちょっと速すぎたかも。

2021年 桜花賞(G1)のラップ分析&回顧

21/5/23 優駿牝馬(G1)

東京 芝2400m 良

着順:2着(2.24.6・0.1差)

騎手:ルメール(55キロ)

道中は中団の前6~7番手、ちょうどソダシを前に見るかたちでレースを進めていた感じ。

3~4角でソダシが若干順位を下げたのに伴って、この馬も4角は10番手で直線。

直線もソダシを前に置いて追い出しを計り、残り200mを切ったあたりではしっかりとソダシを交わしはしたが、先に抜け出していたユーバーレーベンを捉えるまでには行かなかった。

ちょっとソダシを意識しすぎていたような印象はある。

2021年 優駿牝馬(オークス・G1)のラップ分析&回顧

21/10/17 秋華賞(G1)

阪神 芝2000m(内)良

着順:1着(2.01.2・-0.1差)

騎手:戸崎圭太(55キロ)

スタートは五分に出て、道中は中位の前、5~6番手。

4角も4番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から脚を伸ばし、一完歩ずつ着実に前に詰め寄って、ゴール前は内で粘るアンドヴァラナウトをしっかり捉えてゴール。

スタート五分ならこれくらいはやれる馬。内回りも合っている。

2021年 秋華賞(G1)のラップ分析&回顧

21/11/14 エリザベス女王杯(G1)

阪神 芝2200m(内)良

着順:7着(2.12.6・0.5差)

騎手:戸崎圭太(54キロ)

道中は先団4~5番手。

4角は3番手で直線に向くが、直線では精彩を欠いて7着。

勝った前走同様「先行策」で挑んだが、道中のペースが前走とは明らかに違った。

「オークス」の2着はあるが、この馬も基本的には2000mまでかもしれない。

2021年 エリザベス女王杯(G1)のラップ分析&回顧

次走、阪神牝馬S(G2)に向けて

次走は4月9日(土)、阪神競馬場 芝1600m(外)で行われる「阪神牝馬S(G2)」。

この面子なら実力は上位だが、別定重量56キロがどうか?

上りの速い展開になると取りこぼしもある。

 

⇒その他、阪神牝馬S(G2)の出走馬を分析