2023年1月29日【シルクロードS】終了時点までのデータをもとに、エイティーンガールの好走パターンを分析。
Contents
- 1 エイティーンガールの距離適性
- 2 エイティーンガールの脚質
- 3 エイティーンガールのコース適正
- 4 エイティーンガールの持ち時計(ベストタイム)
- 5 エイティーンガールの重馬場適正
- 6 エイティーンガールの鉄砲実績(休み明け)
- 7 エイティーンガールの枠順適正
- 8 エイティーンガールの季節別着度数
- 9 エイティーンガールの斤量別着度数
- 10 エイティーンガールの連対体重
- 11 エイティーンガールの血統背景
- 12 エイティーンガールの近走
- 12.1 19/10/20 桂川S(3勝・ハンデ) 18頭立て
- 12.2 19/12/15 浜松S(3勝・ハンデ) 17頭立て
- 12.3 19/12/28 ファイナルS(3勝) 16頭立て
- 12.4 20/2/2 シルクロードS(G3・ハンデ)
- 12.5 20/5/10 鞍馬S
- 12.6 20/6/21 函館スプリントS(G3)
- 12.7 20/8/16 UHB賞(ハンデ)
- 12.8 20/8/30 キーンランドC(G3)
- 12.9 20/10/4 スプリンターズS(G1)
- 12.10 21/1/31 シルクロードS(G3・ハンデ)
- 12.11 21/3/6 オーシャンS(G3)
- 12.12 21/3/28 高松宮記念(G1)
- 12.13 21/8/15 UHB賞(ハンデ)
- 12.14 21/8/29 キーンランドC(G3)
- 12.15 21/10/3 スプリンターズS(G1)
- 12.16 21/11/28 京阪杯(G3)
- 12.17 22/2/27 阪急杯(G3)
- 12.18 22/3/27 高松宮記念(G1)
- 12.19 22/8/28 キーンランドC(G3)
- 12.20 22/10/2 スプリンターズS(G1)
- 12.21 22/11/27 京阪杯(G3)
- 12.22 23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)
エイティーンガールの距離適性
エイティーンガールはこれまでに芝1200m~芝1400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(6-4-1-17)
- 芝1400m(0-0-0-2)
現状ではベストは千二で間違いない。
エイティーンガールの脚質
位置取りは中団、もしくは後方から、直線追い込んできて差し切るパターンがベスト。
近走では後方からの競馬が多くなっているので、上りがかかってこないと上位食い込みはむずかしい。
嵌ればその末脚は強烈だが、道中の流れが速くなると、末脚も少し鈍ってくる印象がある。
エイティーンガールのコース適正
エイティーンガールの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-1-0-3)
- 函館(0-0-0-1)
- 中山(0-0-0-4)
- 中京(0-0-0-5)
- 京都(2-2-1-1)
- 阪神(2-1-0-4)
- 小倉(0-0-0-1)
直線急坂は阪神までならいいが、中京、中山だと苦戦傾向。
最後の直線は平坦の方が終いは切れる。
エイティーンガールの持ち時計(ベストタイム)
エイティーンガールの芝1200mの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.07.8 3着(0.1差・京都)
基本的には時計が速くなると厳しい。
エイティーンガールの重馬場適正
エイティーンガールの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-3)
- 重(2-0-0-2)
札幌の重馬場を制し、3勝クラスでも良馬場ではあるが、稍重明けの時計のかかる馬場で伸びてきている。
道悪は歓迎の口だろう。
エイティーンガールの鉄砲実績(休み明け)
エイティーンガールの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-1-6)
叩いてからは;
- 2戦目(2-2-0-4)
- 3戦目(0-0-0-6)
- 4戦目(3-0-0-1)
- 5戦目(0-1-0-1)
この馬、中1週で使われると(2-2-0-0)と調子が良い。
基本的には叩き良化型なのだろう。
エイティーンガールの枠順適正
エイティーンガールの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-0-0-2)
- 5~9番(2-2-0-12)
- 10~14番(2-1-1-5)
- 15~18番(0-1-0-0)
枠順はあまり気にしない。
エイティーンガールの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-2-0-4)
- 3~5月(春):(0-0-1-5)
- 6~8月(夏):(1-1-0-5)
- 9~11月(秋):(3-1-0-5)
エイティーンガールの斤量別着度数
- 52キロ(0-1-0-0)
- 53キロ(1-1-0-0)
- 54キロ(4-1-0-9)
- 55キロ(1-1-1-8)
- 56キロ(0-0-0-2)
エイティーンガールの連対体重
- 430~462キロ
エイティーンガールの血統背景
父はヨハネスブルグ(ND系ストームキャット)。
ヨハネスブルクは欧州、米国で走り、芝のスプリントG1を3連勝。ダートの8.5FでもG1勝ちがある。
母の父はアグネスタキオン(サンデー系/皐月賞、弥生賞、ラジオたんぱ杯3歳S)。
エイティーンガールの近走
19/10/20 桂川S(3勝・ハンデ) 18頭立て
京都 芝1200m 良
着順:2着(1.09.1 クビ差)
騎手:池添謙一(52キロ)
中団の前目で脚を溜めて、直線は外目をグイグイ伸びてくるが、ゴール前勝ち馬に差されて2着。
馬場は稍重あがりの時計のかかる状態。
52キロのハンデも効いた感じ。
19/12/15 浜松S(3勝・ハンデ) 17頭立て
中京 芝1200m 良
着順:8着(1.08.9 0.7差)
騎手:秋山真一郎(54キロ)
中団の前目からの追走。
直線は伸びを欠いて、上り時計は34.0秒。
レースの上りが33.8秒と速く、速い時計、速い上りに課題を残した格好だが、長い直線の加速力にも不安を残した。
3歳牝馬で54キロのハンデも微妙に効いたか?
19/12/28 ファイナルS(3勝) 16頭立て
阪神 芝1200m 良
着順:1着(1.09.5 -0.4差)
騎手:武豊(54キロ)
出遅れて後方から。
しかしそれが功を奏したか、後方で脚を十分に溜めたエイティーンガールが大外から強襲。上り33.3秒の脚で圧勝。
道中のラップはかなり緩く、前有利の展開を差し切った脚は評価できる。
20/2/2 シルクロードS(G3・ハンデ)
京都 芝1200m(内)良 18頭
着順:2着(1.09.0・クビ差)
騎手:四位洋文(53キロ)
馬場は良馬場だが、前開催から引き続いて馬場は荒れ馬場。
エイティーンガールは後方から直線一気の差し脚。
内が悪く外差しが効く馬場、ハンデ53キロ。
この二つの要素が大きく後押しした印象。
20/5/10 鞍馬S
京都 芝1200m 良 12頭
着順:3着(1.07.8・0.1差)
騎手:坂井瑠星(55キロ)
道中は後方から、直線は馬場の外目を追い込んで来るが3着まで。
ここ2戦、差し届かない競馬が続いている。
1200mでの自己ベストは大幅に更新しているので、このままクラス慣れしていけば、そのうち勝ち鞍もついてくるか?
20/6/21 函館スプリントS(G3)
函館 芝1200m 良
着順:7着(1.08.2・0.7差)
騎手:坂井瑠星(54キロ)
道中は後方から。
終始内々で競馬を進め、直線も内を突いて伸びてはくるが7着まで。
レースは前々での決着となったので、この馬の位置取りでは勝負にはならなかった。
20/8/16 UHB賞(ハンデ)
札幌 芝1200m 良
着順:7着(1.09.4・0.6差)
騎手:坂井瑠星(54キロ)
道中は、前走よりも前目の位置で競馬はできたが、こうなると終いの脚に影響がでてしまう。
真夏の競馬、体重もプラス10キロと条件面でも厳しかったか。
20/8/30 キーンランドC(G3)
札幌 芝1200m 重
着順:1着(1.10.6・-0.2差)
騎手:坂井瑠星(54キロ)
道中は後方。終始馬場の外目を走って脚とスタミナを温存し、直線も馬場の外目から鋭い脚で差し切った。
もともと道悪は走るタイプ。
外枠、外差し馬場など、運も味方した。
20/10/4 スプリンターズS(G1)
中山 芝1200m 良
着順:11着(1.09.3・1.0差)
騎手:池添謙一(55キロ)
外枠14番から道中は後方。
4角も13番手で直線に向くが、進路が詰まって追うに追えなかった感じ。
直線急坂での末脚のキレを見たかったが叶わず。
21/1/31 シルクロードS(G3・ハンデ)
中京 芝1200m 良
着順:14着(1.09.2・0.9差)
騎手:坂井瑠星(0.9差)
道中は後方、直線でも弾けず。
この馬、左回りではあまりよくない。
21/3/6 オーシャンS(G3)
中山 芝1200m 稍重
着順:15着(1.09.3・0.9差)
騎手:大野拓弥(54キロ)
いつものように後方から。
4角も後方13番手で直線に向くが、直線はまったく良い脚が出せずに終わる。
後ろからの組にはノーチャンスの展開だが、もう少し脚が出せても良いはず。
やはり直線急坂はダメか?
21/3/28 高松宮記念(G1)
中京 芝1200m 重
着順:7着(1.09.6・0.4差)
騎手:酒井学(55キロ)
出遅れて後方から。
4角も後方17番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げを計るが、0.4差の7着まで。
上りメンバー最速の脚で良い追い上げは見せてはいるが、あの位置取りからだとここが精一杯。
調子は良さそう。
21/8/15 UHB賞(ハンデ)
札幌 芝1200m 良
着順:13着(1.09.4・0.6差)
騎手:横山和生(55キロ)
出遅れて最後方から。
3角を過ぎて、外々を回して進出開始。
4角は12番手の外で直線に向き、直線も馬群の大外から脚を伸ばしてくるが、前も止まらず13着。
上りはメンバー2位の33.6の脚を出して、この馬なりの競馬はできているが、展開が向かなかった。
21/8/29 キーンランドC(G3)
札幌 芝1200m 良
着順:2着(1.09.1・頭差)
騎手:横山和生(55キロ)
道中は中団の後ろ、9番手あたりを追走。
4角は10番手から大外を回して直線。
直線は馬群の外目から鋭い末脚で追い込んでくるが、頭差及ばずの2着。
いつもより位置取りが少し前目だったことが奏功した感じ。
ペースがもう少し流れていれば、と言うレース。
21/10/3 スプリンターズS(G1)
中山 芝1200m 良
着順:13着(1.08.3・1.2差)
騎手:横山和生(55キロ)
スタートで出遅れた上に、不利もあって外に弾かれた格好で道中は後方15番手。
4角も15番手の大外を回して直線に向くが、直線では2頭ほど交わすのがやっと。
不利はあったが、いずれにしてもこのクラスの力はない。
21/11/28 京阪杯(G3)
阪神 芝1200m(内)良
着順:1着(1.08.8・-0.1差)
騎手:秋山真一郎(55キロ)
道中は最後方で脚を溜めて、4角も13番手の外で直線。
直線は伸びる馬場の外目、馬群の大外を追い上げてきて、ゴール前できっちりと逃げ粘るファストフォースを捉え切った。
3着以内はあっても、勝つのは難しいと思っていたが、それだけ外が伸びたということ。
それに尽きる。
22/2/27 阪急杯(G3)
阪神 芝1400m(内)良
着順:10着(1.20.9・1.0差)
騎手:秋山真一郎(54キロ)
道中は最後方14番手。
4角も14番手の大外で直線に向くが、直線は伸びず。
1400mは走らない。
22/3/27 高松宮記念(G1)
中京 芝1200m 重
着順:8着(1.08.6・0.3差)
騎手:秋山真一郎(55キロ)
【レース前寸評】
適距離の1200mに戻るが、G1では少し足りないと思う。
【結果】
道中は後方、後ろから2頭目、17番手を追走。
4角も17番手で直線に向くと、直線は馬群の大外に出して追い上げてはくるが、0.3差の8着まで。
後方からの展開は向いたかたちだが、大外を回した分の差だろう。
しかし、昨年も同じような競馬で7着。
惜しい競馬とは言い難い。
22/8/28 キーンランドC(G3)
札幌 芝1200m 良
着順:6着(1.09.6・0.5差)
騎手:武豊(55キロ)
【レース前寸評】
このレースは一作年が優勝、昨年は2着。
当然警戒は必要になるが、今年は休み明けでの参戦というのが、ここ2年とは違うローテ。
この馬、OPクラス昇格後の休み明けは(0-0-1-3)。
【結果】
道中は後方15番手から直線に賭けたが、届かずの6着。
後ろからの馬には向かない展開だけに、仕方ない。
22/10/2 スプリンターズS(G1)
中山 芝1200m(外)良
着順:6着(1.08.1・0.3差)
騎手:秋山真一郎(55キロ)
【レース前寸評】
過去2回の参戦ではいずれも大敗。
ここではちょっと厳しそう。
【結果】
道中は中団やや後ろ、10番手の最内。
4角は8番手の最内で直線に向くと、直線は馬場の最内から追い上げてくるが、0.3差の6着まで。
内枠5番から、道中最内、直線も内。
内有利の馬場コンディションで展開がはまれば、単勝110倍の馬でもこれくらいは走る。
もう少し流れが緩めなら馬券圏内もあったかも。
これだから競馬は分からない。
22/11/27 京阪杯(G3)
阪神 芝1200m(内)良
着順:11着(1.08.3・1.1差)
騎手:秋山真一郎(56キロ)
【レース前寸評】
昨年の覇者。
展開がはまれば飛んで来る馬だが、今年は昨年勝ったこともあり、斤量は56キロを背負う。
牝馬の56キロがどう出るか?
【結果】
道中は後方13番手。
4角も13番手で直線に向き、直線は馬群の外目から追い上げに入るが、良い脚は出せなかった。
今回は展開も向かず、斤量も重かった感じ。
23/1/29 シルクロードS(G3・ハンデ)
中京 芝1200m 良
着順:9着(1.08.3・1.0差)
騎手:横山典弘(56キロ)
道中は中団の後ろ、10番手の最内を追走。
4角10番手の最内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入るが、良い脚は繰り出せず。
直線急坂で斤量56キロではしんどそう。