2021年6月5日【鳴尾記念】終了時点までのデータをもとに、クラージュゲリエの好走パターンを分析。
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クラージュゲリエの距離適性
クラージュゲリエはこれまでに芝1800m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(1-0-2-2)
- 芝2000m(1-1-0-2)
- 芝2200m(0-0-1-0)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2000m前後が守備範囲だが、1800mはちょっと忙しそう。
2400mも「ダービー」の0.6差 6着があるので、あながち走れないとは言い難いが、印象としては2000mがベスト。
クラージュゲリエの脚質
「共同通信杯」の0.8差 3着を見ても、切れる脚がないのは明らか。
現状では「皐月賞」や「ダービー」のときのように、中団前、もしくは先団につけて、粘り込む競馬がベストだろう。
締まった流れでのSP持続力、スタミナ型。
一方で、上り時計が速くなると切れ負けするので、勝ち切るには最低でも上り時計は35秒はかかって欲しい。
クラージュゲリエのコース適正
クラージュゲリエの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-0-1-0)
- 東京(0-0-1-1)
- 中山(0-0-0-2)
- 中京(0-0-1-1)
- 京都(1-0-0-1)
- 阪神(0-1-0-0)
まだ競馬場による巧拙はよく分からないが、札幌で重賞を勝っているように、力の要する馬場は得意のような印象。
左右回りは;
- 右回り(2-1-1-3)
- 左回り(0-0-2-2)
少し気になるデータ。
クラージュゲリエの持ち時計(ベストタイム)
クラージュゲリエの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.46.0 9着(中山)
- 芝2000m:1.58.7 5着(中山)
- 芝2200m:2.12.1 3着(中京)
- 芝2400m:2.23.2 6着(東京)
自己ベストを計時したレースでの着順がどれも悪い。
現状では高速馬場の高速決着、速い上りには対応できないと見ていい。
クラージュゲリエの重馬場適正
クラージュゲリエの稍重も含めた道悪競馬の経験はまだない。
しかし印象としては、道悪は走ってきそう。
クラージュゲリエの鉄砲実績(休み明け)
クラージュゲリエの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-0-1-2)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-1)
- 3戦目(0-0-1-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
クラージュゲリエの枠順適正
クラージュゲリエの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-1-0)
- 5~9番(0-0-1-1)
- 10~14番(1-1-1-4)
- 15~18番(未)
クラージュゲリエの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-2-1)
- 3~5月(春):(0-0-0-2)
- 6~8月(夏):(1-0-0-1)
- 9~11月(秋):(1-1-1-1)
クラージュゲリエの斤量別着度数
- 54キロ(1-0-1-0)
- 55キロ(1-0-0-0)
- 56キロ(0-1-1-3)
- 57キロ(0-0-1-2)
クラージュゲリエの好走体重
3着以内の体重は;
- 462~496キロ
クラージュゲリエの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルC、日本ダービー、神戸新聞杯、毎日杯)。
母の父はタニノギムレット(ロベルト系/日本ダービー、スプリングS、アーリントンC,シンザン記念)。
近親に2013年の「フローラS(G2・芝2000m)」、「ローズS(G2・芝1800m)」を勝ったデニムアンドルビー。2014年の「弥生賞(G2・芝2000m)」を勝ったトゥザワールド。2019年の「青葉賞(G2・芝2400m)」を勝ったリオンリオンなど。
クラージュゲリエの前走
21/1/17 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 良
着順:3着(2.12.1・0.3差)
騎手:福永祐一(56キロ)
道中は中団の前。
4角は勝ったショウリュウイクゾの外で、直線もショウリュウイクゾと同じように伸びてはくるが、その差は一向に詰まらなかった。
これはもう、3キロのハンデ差がすべて。
レースの上りは35.7秒。
SP持続力、スタミナが求められるレースでは走る。
21/2/28 中山記念(G2)
中山 芝1800m 良
着順:9着(1.46.0・1.1差)
騎手:ルメール(56キロ)
道中は中団の後ろあたり。
4角も9番手で直線に向くが、直線でもまったく見せ場なし。
前目につけて持ち味が出る馬だけに、今回は位置取りが悪すぎた。
1800mはちょっと忙しいのか?
21/6/5 鳴尾記念(G3)
中京 芝2000m 良
着順:7着(2.01.7・1.0差)
騎手:松山弘平(56キロ)
道中は2~3番手追走。
4角は3番手で直線に向くが、直線では早々に順位を落として行った。
かなり緩い流れの先団、粘り込めて良さそうなものだが、この馬にしては上りが速くなりすぎたか?
休み明けの+8キロも少し重かったのかもしれない。
次走、七夕賞(G3・ハンデ)に向けて
次走は7月11日(日)、福島競馬場 芝2000mで行われる「七夕賞(G3・ハンデ)」。
ハンデは56キロ。
福島コースは初めてになるが、コース適正としては合ってそう。
前走からの叩き2走目。
ここは前進があって良い。
⇒その他、2021・七夕賞(G3)の出走馬を分析