2022年8月14日【関屋記念】終了時点までのデータをもとに、ザダルの好走パターンを分析。
Contents
- 1 ザダルの距離適性
- 2 ザダルの脚質
- 3 ザダルのコース適正
- 4 ザダルの持ち時計(ベストタイム)
- 5 ザダルの重馬場適正
- 6 ザダルの鉄砲実績(休み明け)
- 7 ザダルの枠順適正
- 8 ザダルの季節別着度数
- 9 ザダルの斤量別着度数
- 10 ザダルの好走体重
- 11 ザダルの血統背景
- 12 ザダルの近走
- 12.1 19/5/12 プリンシパルS(L)
- 12.2 19/9/16 セントライト記念(G2)
- 12.3 19/10/20 菊花賞(G1)
- 12.4 20/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
- 12.5 20/5/23 メイS(OP・ハンデ)
- 12.6 20/8/2 関越S(OP)
- 12.7 20/10/11 毎日王冠(G2)
- 12.8 21/6/13 エプソムC(G3)
- 12.9 21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
- 12.10 21/10/23 富士S(G2)
- 12.11 22/1/5 京都金杯(G3・ハンデ)
- 12.12 22/4/2 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
- 12.13 22/6/12 エプソムC(G3)
- 12.14 22/8/14 関屋記念(G3)
ザダルの距離適性
ザダルはこれまでに芝1600m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(1-0-0-3)
- 芝1800m(2-0-1-2)
- 芝2000m(2-0-0-2)
- 芝2200m(0-0-1-0)
- 芝3000m(0-0-0-1)
ベストは1800mで1600mは守備範囲。
一方で2000mは、道中スローか、上りがかかってこないと厳しいか?
ザダルの脚質
前、中団、後ろ、どのポジションからでも競馬はできる。
前からではバテないSP持続力、後ろからは強烈な末脚を持つ。
ザダルのコース適正
ザダルの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(1-0-0-2)
- 東京(2-0-1-3)
- 中山(2-0-1-2)
- 中京(1-0-0-0)
- 京都(0-0-0-1)
京都での負けは3000mの菊花賞だが、当日はマイナス12キロ。
関西遠征はほとんどなく、長距離輸送には不安が残る。
4歳1月の「中山金杯」以降、右回りコースには使われたはのわずかに1回(ダービー卿CT)。結果は0.7差の10着。
右回りコースにも不安はある。
ザダルの持ち時計(ベストタイム)
ザダルの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.9 1着(-0.1差・中京)
- 芝1800m:1.44.4 3着(0.1差・東京)
- 芝2000m:1.58.3 1着(クビ差・東京)
- 芝2200m:2.11.9 3着(0.4差・中山)※重馬場
- 芝3000m:3.08.0 13着(2.0差・京都)
1800mの時計は速い。
ザダルの重馬場適正
ザダルの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-0-2)
- 重(0-0-1-1)
- 不良(0-0-0-0)
道悪は、走るときと走らないときがあって、巧拙についてはまだ判断しかねるが、道悪や荒れ馬場のときに大きく負けることは確か。
道悪でもそこそこ綺麗な馬場なら好走確率は上がる。
ザダルの鉄砲実績(休み明け)
ザダルの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(3-0-2-5)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-3)
古馬になってからはほとんどのレースが中9週以上を挟んだ長欠明け。
ザダルの枠順適正
ザダルの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-0-1-5)
- 5~9番(1-0-1-1)
- 10~14番(2-0-0-1)
- 15~18番(1-0-0-1)
ザダルの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-0-0-1)
- 3~5月(春):(2-0-1-1)
- 6~8月(夏):(2-0-0-2)
- 9~11月(秋):(0-0-1-4)
ザダルの斤量別着度数
- 55キロ(0-0-0-1)
- 56キロ(5-0-2-2)
- 57キロ(0-0-0-1)
- 57.5キロ(1-0-0-1)
- 58キロ(0-0-0-3)
ザダルの好走体重
3着以内の体重は;
- 482~504キロ
ザダルの血統背景
父はトーセンラー(サンデー系/マイルCS,春天2着、菊花賞3着)。
母の父はレモンドロップキッド(ミスプロ系キングマンボ)。
レモンドロップキッドは米国で走り、ダートG1を5勝。主戦場はダート中距離。
ザダルの近走
19/5/12 プリンシパルS(L)
東京 芝2000m 良
着順:1着(クビ差)騎手:石橋脩(56キロ)
道中は中団の前目で追走。
直線は狭いところをこじ開けて進出し、先に抜けだしていたエンクレーバーをクビ差差し切った。
19/9/16 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m 重
着順:3着(0.4差)騎手:石橋脩(56キロ)
今回も中団の前目。
かなり流れるペースの中、道中は内ピッタリで追走。
直線は抜け出したリオンリオンの後を追うが0.4差離されて3着。
このペースを前目につけてしっかり結果は出しているが、勝ったリオンリオンに0.4差離されたのは距離のせいか?
19/10/20 菊花賞(G1)
京都 芝3000m 良
着順:13着(2.0差)騎手:石橋脩(57キロ)
初めての長距離輸送で体重を12キロ減らしていた。
もちろん距離が長いということもあるだろうが、長距離輸送にも不安を残した一戦。
20/1/5 中山金杯(G3・ハンデ)
中山 芝2000m 良 17頭
着順:8着(2.00.0・0.5差)
騎手:マーフィー(55キロ)
大外17番から終始外々を回る展開。
4角も大外を回して追い込んでくるが、直線は伸びを欠いた。
しかし0.5差の8着と大きく負けてはいない。
終始外々を回った距離ロスが堪えた感じ。
20/5/23 メイS(OP・ハンデ)
東京 芝1800m 良
着順:3着(1.44.4・0.1差)
騎手:ルメール(56キロ)
スタートで少し遅れる感じで道中は後方。
4角11番手の外で、直線は馬群の外から追い上げを見せるが僅かに届かず。
位置取りの差が勝敗を決したが、終いの脚は強烈。
20/8/2 関越S(OP)
新潟 芝1800m 良
着順:1着(1.45.3・-0.5差)
騎手:川田将雅(56キロ)
スタートは五分に出て、道中は中団の前あたり。
直線は強烈な末脚で追い上げて、大逃げを打ったプロディガルサンをゴール前捉えて1着。
ザダルの上りは32.8秒。
20/10/11 毎日王冠(G2)
東京 芝1800m 稍重
着順:5着(1.46.2・0.7差)
騎手:田辺裕信(56キロ)
道中は3着のサンレイポケットと同じような位置取り、中団5~6番手。
4角も5番手の内で直線に入り、直線に入っても、残り100mくらいまでは集団に食らいついていたが、残り100mでカデナ、そしてサンレイポケットに交わされて5着。
重馬場の「セントライト記念」では3着に入っているが、最後の微妙な失速は馬場が堪えていたのか?
21/6/13 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 良
着順:1着(1.45.1・-0.1差)
騎手:石橋脩(56キロ)
道中は中団9~10番手で追走。
4角は8番手の外で直線に向き、直線は馬群の外目から追い出しにかかり、坂を上りきって残り200mで先頭に立つと、あとは内から追い込んできたサトノフラッグを振り切ってゴール。
長欠明けがどうかと思ったが、どうやら体調は万全だったようす。
体調さえ万全なら、このクラスではこれくらいは走って当然。
21/9/5 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良
着順:13着(1.59.4・1.0差)
騎手:石橋脩(57.5キロ)
道中は中団の前、5~6番手。
4角も5番手で直線に向き、直線は馬場の6~7分どころを追い上げてくるが、残り200mを切ったあたりから脚色が鈍ってきた。
トップハンデを背負っていたとは言え少し負け過ぎ。
久々の二千だったのだが、この馬もしかするとベストは千八か?
荒れ馬場も影響した可能性はある。
21/10/23 富士S(G2)
東京 芝1600m 良
着順:7着(1.33.8・0.6差)
騎手:石橋脩(56キロ)
道中は後方13番手の内。
4角は11番手の内で直線。
直線も馬場の内目から追い上げに入るが、坂の上りまでは前がやや詰まって追い辛い感じ。
しかし坂を上りきると前が開いて進路ができ、しっかりと追って伸びては来るが、ゴール前、外からの差し馬に次々と交わされて7着まで。
道中、馬場の悪い内目を走ったこと。
直線も伸び辛い内目を通ったこと。
ここらあたりが敗因だろう。
22/1/5 京都金杯(G3・ハンデ)
中京 芝1600m 良
着順:1着(1.32.9・-0.1差)
騎手:松山弘平(57.5キロ)
4枠7番からスタートは出遅れて道中は後方12番手の内目を追走。
4角も12番手で直線に向くと、直線は馬群の中ほどからジワジワと先団に近づいて来て、坂の頂上では先頭を捉える勢い。
ゴール前は前々で粘るダイワキャグニーを1馬身制してゴール。
前走でもマイルに対する適正は感じられていた。
開幕初日の綺麗な馬場もこの馬にとっては追い風だったのだろう。
22/4/2 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:10着(1.33.0・0.7差)
騎手:田辺裕信(58キロ)
スタートやや遅れ気味で道中は中団馬群の後ろ、12番手を追走。
4角は14番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどから追い上げに入るが、いまいち伸びを欠いて10着まで。
右回りの巧拙もあるが、鞍上がコメントしているように、稍重明けの緩い馬場がよくなかった可能性も高い。
22/6/12 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 重
着順:6着(1.46.9・0.2差)
騎手:レーン(58キロ)
【レース前寸評】
適距離、適コースだが、馬場が緩くなってどうか?
【結果】
道中は中位の後ろ、9番手あたりを追走。
4角は7番手の外で直線に向き、直線は馬群の大外から追い上げてはくるが、いまいち詰めきれずに6着まで。
この馬、道悪はあまりよくない上に、他馬より2キロ重い58キロの斤量。
今回はまあ、こんなものだろう。
22/8/14 関屋記念(G3)
新潟 芝1600m(外)稍重
着順:8着(1.34.0・0.7差)
騎手:戸崎圭太(58キロ)
【レース前寸評】
斤量がメンバーの中で一番重い58キロ。
距離コースともにこなせる条件だが、斤量と、3週目の新潟Aコースが気がかり。
【結果】
道中は中団6番手の最内。
4角も6番手の最内で直線に向くが、見せ場は作れず。
斤量もあるが、馬場も向かなかったのではないか。