2020年12月19日【ターコイズS】終了時点までのデータをもとに、スイープセレリタスの好走パターンを分析。
Contents
スイープセレリタスの距離適性
スイープセレリタスはこれまでに芝1200m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1200m(0-0-0-1)
- 芝1400m(2-0-1-0)
- 芝1600m(2-1-2-4)
- 芝1800m(0-0-0-1)
1800mは秋華賞トライアルの「ローズS」で0.7差の6着。鞍上のルメール騎手は距離不安をほのめかしたが・・・。
現状では1600mまで。
1400mでも底を見せていないだけに、1200mも走ってくる可能性はある。
スイープセレリタスの脚質
先行押し切り、中団からの差し。
ペースが多少速くても、そこそこ粘る持久力を持つSP持続型。
また、溜めて繰り出す末脚にも破壊力がある。
スイープセレリタスのコース適正
スイープセレリタスの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 函館(0-0-0-1)
- 新潟(1-0-0-1)
- 東京(3-1-1-1)
- 中山(0-0-0-2)
- 中京(0-0-1-0)
- 阪神(0-0-1-1)
左右回り別だと;
- 右回り(0-0-1-4)
- 左回り(4-1-2-2)
現状では左回りコースへの出走が圧倒的に多いが、2020年「うずしおS(3勝クラス・阪神)」では0.1差の3着に入る走りを見せており、右回りは問題ないと見ていいだろう。
それでも勝ち鞍はすべて左回りなのだから、どちらが良いかと言えば、当然左回りが得意なのだろう。
スイープセレリタスの持ち時計(ベストタイム)
スイープセレリタスの持ち時計は次の通り;
- 芝1200m:1.08.5 12着(函館)
- 芝1400m:1.20.3 1着(東京)
- 芝1600m:1.32.9 1着(新潟)
- 芝1800m:1.45.1 6着(阪神)
本格的なスピード勝負はまだ未経験。
スイープセレリタスの重馬場適正
スイープセレリタスの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-0)
まだなんとも言えない。
スイープセレリタスの鉄砲実績(休み明け)
スイープセレリタスの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-3)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-1-1)
- 3戦目(1-1-0-0)
- 4戦目(0-0-0-1)
- 5戦目~(未)
スイープセレリタスの枠順適正
スイープセレリタスの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-1-3)
- 5~9番(3-0-1-1)
- 10~14番(0-0-1-1)
- 15~18番(0-0-0-1)
スイープセレリタスの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-3-2)
- 3~5月(春):(2-0-0-0)
- 6~8月(夏):(1-0-0-2)
- 9~11月(秋):(1-1-0-2)
スイープセレリタスの斤量別着度数
- ~52キロ(1-0-0-1)
- 53キロ(0-0-0-1)
- 54キロ(2-1-2-3)
- 55キロ(1-0-1-1)
スイープセレリタスの連対体重
- 490~502キロ
スイープセレリタスの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系)。
母はスイープトウショウ。
母の父はエンドスウィープ(ミスプロ系フォーティーナイナー)。
母と父でG1を5勝している超良血。
スイープセレリタスの評価
これまでの走りで、明らかな敗退は3鞍だが、敗因が;
- 休み明けの+12キロの馬体重
- 1800mの距離
- 初の1200mの距離で出遅れ
と、ある程度特定できる。
それ以外では、新馬戦以外は常に0.1差以内での勝ち負け。
スピード持続力、瞬発力の両方を併せ持っているようなので、これからの成長が楽しみな一頭。
スイープセレリタスの近走
20/2/8 節分S(3勝クラス)
東京 芝1600m 良 16頭
着順:8着(1.34.0・0.5差)
騎手:ルメール(55キロ)
3ヵ月の休み明けで体重が+12キロ。
レースは道中中団あたりで追走し、直線は馬場の外目を追い込んでくるが、イマイチ伸びきれずに8着。
ゴール前では若干の不利はあったにせよ、ここは+12キロが応えていた感じ。
20/2/29 うずしおS(3勝)
阪神 芝1600m(外)良 12頭
着順:3着(1.33.7・0.1差)
騎手:池添謙一(55キロ)
中2週で、体重もしっかり10キロ落として挑んだレース。
道中は後方9番手あたり。
直線は馬場の外目から追い込んで来るが最後は切れ負け。
馬場は良馬場だが、雨が降って水分を含んだ馬場。
鞍上の池添騎手も「脚をとられた」と談話を残している。
それでも0.1差なら上々。
20/5/3 晩春S(3勝)
東京 芝1400m 良 11頭
着順:1着(1.20.3・クビ差)
騎手:丸山元気(55キロ)
道中は中団。
直線では残り300mあたりから追い出されてしっかり伸びた。
鞍上の談話では、抜け出してからフワッとした(ソラを使った)らしいが、そのせいでゴール前はちょっと詰め寄られた。
まだまだ伸びしろは大いにありそう。
20/6/21 函館スプリントS(G3)
函館 芝1200m 良
着順:12着(1.08.5・1.0差)
騎手:丸山元気(54キロ)
スタート少し出遅れて、道中は最後方から。
4角はかなりの大外を回して直線に向くが、先行、内有利の馬場ではなす術なし。
初めての1200m、そう悲観することもない。
20/9/13 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:14着(1.35.0・1.1差)
騎手:丸山元気(52キロ)
道中は中団で流れに乗ったが、勝負どころの3~4角で内に包まれて身動きできず。
このレースは参考外で良さそう。
20/12/19 ターコイズS(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:8着(1.35.2・0.6差)
騎手:丸山元気(53キロ)
外枠15番から道中の位置取りは後方。
3角手前あたりから積極的に順位を上げて、3角8番手、4角5番手の外で直線に向くが、さすがに仕掛けが早かった分、坂の上りで脚色が鈍った。
道中緩い流れだったので、早めに動いて行ったこと自体は正解だが、レースの上がりも36.3秒とかかったので、じっとしていてもチャンスはあったかも。
しかしこれは結果論。
スイープセレリタスの次走
次走は3月13日(土)、中山競馬場 芝1800mで行われる「中山牝馬S(G3・ハンデ)」。
ハンデは52キロ。
千八は2度目の挑戦。
前走、前々走と敗因ははっきりしている。
力のある馬なので、距離さえ持てば。