2021年1月9日【ニューイヤーS】終了時点までのデータをもとに、アルーシャの好走パターンを分析。
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アルーシャの距離適性
アルーシャはこれまでに芝1400m~芝1600mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1400m(4-0-0-3)
- 芝1600m(2-2-3-3)
1400~1600mは大丈夫そう。
以前は引っかかる心配もあったが、今ではかなり改善されつつある。
アルーシャの脚質
条件戦では先行して押し切る競馬を見せていたが、出して行くと引っかかるということもあってか、OP昇格後はもっぱら序盤は後方、レース中盤から長く良い脚を使う戦法。
もともとスピードの持続力は高い馬なのでこの戦法でも十分に戦える。
終いの脚は確実。
アルーシャのコース適正
アルーシャの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(2-0-0-1)
- 東京(3-1-1-1)
- 中山(1-1-2-1)
- 京都(0-0-0-3)
一見右回りが苦手のような印象を受けるが、これはたまたまで、右回りでも嵌れば好走する。
アルーシャの持ち時計(ベストタイム)
アルーシャの持ち時計は次の通り;
- 芝1400m:1.20.2 1着(クビ差・新潟)
- 芝1600m:1.32.3 11着(1.7差・東京)
アルーシャの重馬場適正
アルーシャの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(0-0-1-0)
- 重(0-0-0-1)
- 不良(1-0-0-0)
パワーはありそうなので、道悪はそこそここなせそう。
アルーシャの枠順適正
アルーシャの枠番別着度数は;
- 1~4番(3-2-1-2)
- 5~9番(0-0-1-0)
- 10~14番(1-0-0-2)
- 15~18番(2-0-1-2)
かかり癖があるので、道中前に馬を置きたい。
なので、極端な外枠はできるだけ避けたいところ。
アルーシャの鉄砲実績(休み明け)
アルーシャの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(4-1-1-4)
3歳の春ごろからは一貫して1戦ごとにリフレッシュ放牧をはさんで休養を取らせている。
なのでこの馬の場合、ほぼ毎レースが休み明けということになる。
あまり気にする必要はなさそう。
アルーシャの季節別着度数
- 12~2月(冬):(1-1-2-2)
- 3~5月(春):(1-0-1-2)
- 6~8月(夏):(2-0-0-0)
- 9~11月(秋):(2-1-0-2)
アルーシャの斤量別着度数
- 52キロ(1-0-0-0)
- 53キロ(1-0-0-0)
- 54キロ(4-1-2-3)
- 55キロ(0-0-1-3)
- 57キロ(0-1-0-0)
アルーシャの好走体重
3着以内の体重は;
- 420~466キロ
アルーシャの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系)。
母のザスーは米国で走り、ダートG1を2勝。主要距離はダートの7~9F(約1400~1800m)。
母の父はタピット(ナスルーラ系ボールドルーラー)。
タピットは米国で走り、2004年の「ウッドメモリアルステークス(G1・D9F)」で勝利。
産駒に2012年の「フェブラリーS(G1・D1600m)」を勝ったテスタマッタ、他多数。
アルーシャの近走
19/5/5 谷川岳S(L)16頭立て
新潟 芝1600m 良
着順:11着(1.33.2 0.9差)
騎手:杉原誠人(54キロ)
大外16番ゲートから、ちょっとかかり気味に馬場のかなり外側を走って行く。
終始外々を回って直線に向くが、なかなか伸びてこない。
大外枠で前に馬を置けずに、前半スタミナをロスした格好。
19/5/5 信越S(L・ハンデ)17頭立て
新潟 芝1400m 良
着順:1着(1.21.3 ハナ差)
騎手:丸山元気(53キロ)
1枠2番の絶好枠だが、スタート後、控えて後方から。
道中はじっくり脚を溜めて、4角では11番手の外、直線も馬場の外目から追い上げて、ゴール前ハナ差交わしてゴール。
後方からでも十分競馬ができるところを示したが、上りの脚は34.4秒、レースの上りが36.0秒。
良い枠順を引いたときは、後ろよりは前からの方が良いとは思うが。
19/5/5 ニューイヤーS(L)16頭立て
中山 芝1600m 稍重
着順:3着(1.36.0 0.2差)
騎手:マーフィー(55キロ)
またしても8枠16番の大外枠。
無理せず序盤は後方からだが、向う正面でジワジワ順位を上げて、3角は中団8番手の外、4角はかなり大外を回って直線に向いた。
直線も馬場の外目をグイグイ追い上げてくるが、ゴール前はさらに外から追い上げてきたシャイニービームの末脚に屈して3着。
大外枠ということもあって、道中かなり外々を回っていたが、ペースがそこそこ流れてくれて、引っかからずに済んだ模様。
大外からの距離ロスを考えれば0.2差の3着は上々の走り。
パワーがあるところも示して見せた。
20/2/22 京都牝馬S(G3)
京都 芝1400m(外)重 16頭
着順:17着(1.24.3・1.1差)
騎手:ルメール(55キロ)
スタートが遅く最後方からになるが、中盤で盛り返し、4角は7番手の内。
直線も内を突いて伸びてくるが、ゴール前一気に後続に呑み込まれて殿負け。
京都最終週の重馬場で、最内枠が応えたか。
20/5/17 ヴィクトリアマイル(G1)
東京 芝1600m 良
着順:11着(1.32.3・1.7差)
騎手:北村宏司(55キロ)
道中は最後方。
上りはメンバー2位の33.2秒を出しているが、レースの上りが33.9では焼石に水。
20/6/28 パラダイスS
東京 芝1400m 不良
着順:1着(1.23.4・-0.1差)
騎手:戸崎圭太(54キロ)
道中は中団の後ろから、徐々に進出して4角は6番手で直線。
直線は馬場状態の良い外目から鮮やかな差し切り。
レースの上りが36.8秒とかかったのも良かった。
20/9/13 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:6着(1.34.3・0.4差)
騎手:戸崎圭太(55キロ)
道中は後方、4角も15番手で外を回してくる。
直線に向いて馬場の外目をもの凄い末脚で追い込んでくるが、前が残る展開では0.4差まで。
しかしこの追い上げは見事。
20/10/31 スワンS(G2)
京都 芝1400m(外)良
着順:4着(1.21.5・0.3差)
騎手:武豊(54キロ)
道中は中団の前あたり。
4角は7番手の大外を回して直線。
直線は馬場の外目を良い伸び脚で追い込んでくるが、4着まで。
緩い展開で前も止まらず。
21/1/9 ニューイヤーS(L)
中山 芝1600m 良
着順:2着(1.33.2・ハナ差)
騎手:ルメール(57キロ)
道中は中団。
3~4角で順位を上げて、4角7番手で直線。
直線では馬群の外目から追い上げて、坂の途中からは勝ったミッキーブリランテと馬体を併せて追い比べ。
ゴール前、ハナ差及ばず2着。
牝馬の57キロを考えれば勝ちに等しい。
アルーシャの次走
次走は3月13日(土)、中山競馬場 芝1800mで行われる「中山牝馬S(G3・ハンデ)」。
ハンデは55キロ。
千八の距離は初めてになるが、今なら折り合いも大丈夫そう。
中山コースとの相性も良いので、ここは走ってくるだろう。