2023年9月3日【新潟記念】終了時点までのデータをもとに、サトノルークスの好走パターンを分析。
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サトノルークスの距離適性
サトノルークスはこれまでに芝1800m~芝3000mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1800m(2-1-0-0)
- 芝2000m(0-0-0-5)
- 芝2200m(1-1-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-2)
- 芝2500m(0-0-0-3)
- 芝3000m(0-1-0-0)
1800mはいずれも下級条件。OPクラスでは忙しそう。
締まった流れに対応できないところがあるので、ペースが落ち着きやすい長めの距離で持ち味を発揮。
サトノルークスの脚質
中団に控えて、終いを生かす競馬。
道悪、荒れ馬場など、上りがかかる展開で浮上してくるパワー型。
逆に、ペース、走破時計が速くなったり、終いにキレを要求されると苦しい。
緩い流れで長い距離をいくら走ってもバテないスタミナはあるが、スピードを持続する力は期待できない。
サトノルークスのコース適正
サトノルークスの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(0-0-0-4)
- 中山(0-1-0-2)
- 京都(1-1-0-0)
- 阪神(2-1-0-3)
- 小倉(0-0-0-1)
左回りは(0-0-0-5)。
サトノルークスの持ち時計(ベストタイム)
サトノルークスの持ち時計は次の通り;
- 芝1800m:1.47.4 1着(阪神)
- 芝2000m:1.58.5 11着(小倉)
- 芝2200m:2.11.2 7着(阪神)
- 芝2400m:2.25.1 6着(東京)
- 芝2500m:2.33.4 13着(東京)
- 芝3000m:3.06.0 2着(京都)
スピード勝負には向かない。
サトノルークスの重馬場適正
サトノルークスの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 重(0-2-0-0)
道悪、荒れ馬場は大歓迎だろう。
サトノルークスの鉄砲実績(休み明け)
サトノルークスの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(0-1-0-6)
叩いてからは;
- 2戦目(0-1-0-1)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(0-0-0-1)
サトノルークスの枠順適正
サトノルークスの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-1-0-4)
- 5~9番(2-1-0-1)
- 10~14番(0-1-0-3)
- 15~18番(0-0-0-3)
サトノルークスの季節別着度数
- 12~2月(冬):(2-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-0-0-5)
- 6~8月(夏):(0-0-0-3)
- 9~11月(秋):(1-3-0-2)
サトノルークスの斤量別着度数
- 54キロ(0-1-0-0)
- 55キロ(2-0-0-2)
- 56キロ(1-1-0-5)
- 57キロ(0-1-0-3)
- 59キロ(0-0-0-1)
サトノルークスの好走体重
3着以内の体重は;
- 460~472キロ
サトノルークスの血統背景
父はディープインパクト(サンデー系/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、ジャパンカップ、天皇賞(春))。
母の父はサドラーズウェルズ(ND系)。
サドラーズウェルズは欧州で走り芝のG1を3勝。主戦場は芝のマイル~2400m。引退後、欧州でND系の後継種牡馬として、押しも押されぬ大種牡馬となる。
全姉には2015年の「ローズS(G2)」を勝ったタッチングスピーチがいる。
サトノルークスの近走
19/5/26 日本ダービー(G1)
東京 芝2400m 良 18頭
着順:17着(2.25.8・3.2差)
騎手:池添謙一(57キロ)
2枠4番から3番手につける。
この日のダービーはリオンリオンが離して逃げるハイペース。
全体としてもそこそこ速いペースで推移していた模様。
サトノルークスは4角も3番手で直線に向くが、直線ではまったく伸びてこずに17着。
ハイペースにつき合ったと言っても、先頭、2番手からも離れた3番手での追走。
ここまで負けるのは距離か? とも思ったが・・・。
19/9/16 セントライト記念(G2)
中山 芝2200m 重 18頭
着順:2着(2.11.8・0.3差)
騎手:川田将雅(56キロ)
道中は中団で脚を溜めて、4角は7番手の内。
直線も馬場の内側から伸びてくるが、わずかに及ばずの2着。
重馬場を考えるとペースは速い方。レースの上りも35.9秒消耗戦となった。
こういう展開は得意そう。
19/10/20 菊花賞(G1)
京都 芝3000m(外)18頭
着順:2着(3.06.0・クビ差)
騎手:福永祐一(57キロ)
道中は中団。
3角の坂の下りから徐々に順位を上げて、4角は7番手の外で直線。
直線も馬場の外目から激しく追い上げ、ワールドプレミアにクビ差に迫る2着。
レースの上りは36.2秒。
この日は良馬場発表も、5Rまでは稍重の緩い馬場。
これらの条件が、この馬の2着の背中を押した感じ。
20/6/6 鳴尾記念(G3)
阪神 芝2000m(内)
着順:8着(2.01.1・1.0差)
騎手:武豊(56キロ)
終始後方で見せ場なし。
骨折明けだけに、まだまだ叩いてからということか。
20/8/16 小倉記念(G3・ハンデ)
小倉 芝2000m 良
着順:11着(1.58.5・1.0差)
騎手:川田将雅(56キロ)
道中は中団あたり。
勝負どころでも手応えはイマイチ。
直線も伸びることなく馬群に沈む。
この馬にとっては時計が速すぎた感じ。
20/11/8 アルゼンチン共和国杯(H2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:13着(2.33.4・1.8差)
騎手:大野拓弥(56キロ)
道中は中断の前あたり。
4角では順位を上げて4番手の外で直線に向くが、直線では伸びあぐね、残り200mからは完全に失速。
ちょっと仕掛けが早かった感じはするが、いずれにしてもこの上りでは勝負にならない。
展開もこの馬向きとは言い難かった。
⇒2020年 アルゼンチン共和国杯(G2)のラップ分析&回顧
21/2/14 京都記念(G2)
阪神 芝2200m(内)良
着順:7着(2.11.2・0.8差)
騎手:幸英明(56キロ)
道中は後方。
4角も後方10番手で直線に向くが、見せ場はなし。
開幕週の阪神、前が止まらず、後ろからでは勝負にならない。
21/3/27 日経賞(G2)
中山 芝2500m 良
着順:13着(2.35.0・1.7差)
騎手:大野拓弥(56キロ)
大外15番から道中は中団の後ろ15番手を追走。
道中終始外目を回って、4角も10番手の外で直線に向くが、直線ではもう脚は残っていなかった模様。
緩い流れで前有利の展開。
この馬の位置取りでは出番はなかった。
道中終始外目を回った距離ロスも堪えただろう。
21/5/8 メトロポリタンS(L)
東京 芝2400m 良
着順:6着(2.25.1・0.6差)
騎手:大野拓弥(59キロ)
道中は中団6番手の内。
4角も中団5番手の内で直線に向くが、前との差を詰めることは出来ず6着まで。
59キロの斤量を背負ってなら、そこそこ頑張っているのではないか。
21/5/30 目黒記念(G2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:15着(2.34.7・1.9差)
騎手:大野拓弥(55キロ)
道中は中団のやや後ろ、9番手の最内を追走。
4角は13番手の内で直線に向き、直線は馬場の内目から追い上げに入るが見せ場は作れず。
この馬向きの緩い流れではあったが、レースの上りが32.8秒では抗う脚はない。
(※ このあと脚部不安で約2年間の休養)
23/6/3 鳴尾記念(G3)
阪神 芝2000m(内)良
着順:15着(2.01.7・2.6差)
騎手:荻野極(57キロ)
前半は先団4番手を追走していたが、3角あたりから遅れ始め、4角は8番手で直線に向くが、直線入口ではすでに一杯。
久々ということもあったが、本来この距離、この流れは向かない。
23/9/3 新潟記念(G3・ハンデ)
新潟 芝2000m(外)良
着順:14着(2.01.2・2.2差)
騎手:永野猛蔵(55キロ)
道中は2番手追走で、4角も2番手で直線に向くが、直線では残り200m標を待たずして失速して行った。
速い上りは元来厳しい。