2021年5月30日【目黒記念】終了時点までのデータや実際の走りをもとに、ミスマンマミーアの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
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ミスマンマミーアの距離適性
ミスマンマミーアはこれまでに芝1600m~芝3400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-0-0-2)
- 芝1800m(0-1-0-1)
- 芝2000m(0-0-0-6)
- 芝2200m(2-1-0-2)
- 芝2400m(1-0-2-3)
- 芝2500m(0-0-0-1)
- 芝2600m(1-0-0-0)
- 芝3400m(0-0-0-1)
2000m以下のペースでは脚が溜まらない。
ベストは緩い流れの2400m前後。
ミスマンマミーアの脚質
後方、または中団で脚を溜めて終いを生かす競馬。
しかし、終いの脚はそれほど切れる脚ではないので、上りが極端に速くなると対応し辛い。
また、道中の流れが速くなっても終いの脚は甘くなる。
ほどほどのペースでほどほどの上り時計がちょうど良い。
OPクラスでの好走はいずれもハンデ戦での軽ハンデ。
今後、しっかり斤量を背負ったときの走りに注目。
ミスマンマミーアのコース適正
ミスマンマミーアの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(0-1-0-1)
- 函館(0-0-0-1)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(0-0-1-4)
- 中山(0-0-0-2)
- 中京(1-1-0-3)
- 京都(1-0-0-3)
- 阪神(2-0-1-1)
終いを伸ばしやすい直線の長い外回りコースは戦いやすいはず。
逆に、小回り、内回りはちょっと窮屈か?
ミスマンマミーアの持ち時計(ベストタイム)
ミスマンマミーアの2200~2600mの持ち時計は次の通り;
- 芝2200m:2.11.9 1着(中京)
- 芝2400m:2.24.9 1着(京都)
- 芝2500m:2.34.2 12着(東京)
- 芝2600m:2.35.1 1着(阪神)※レコード
2600mのレコードは、OPクラスのレース自体が少ないので、参考程度。
また、2200m、2600mでの時計は、ともに軽ハンデでの時計。
ミスマンマミーアの重馬場適正
ミスマンマミーアの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-3)
- 重(1-1-0-1)
- 不良(未)
道悪自体は苦にしないが、終いの脚を削がれる道悪は、この馬にとってはマイナス要素。
ミスマンマミーアの鉄砲実績(休み明け)
ミスマンマミーアの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(1-1-1-1)
叩いてからは;
- 2戦目(1-0-0-3)
- 3戦目(1-0-1-2)
- 4戦目(1-0-0-3)
- 5戦目~(0-0-0-3)
ミスマンマミーアのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(4-3-1-5)
- 中3~5週(0-0-0-10)
- 中6~8週(1-0-2-3)
詰めて使った方が結果は出ている。
ミスマンマミーアの枠順適正
ミスマンマミーアの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-1-0-5)
- 5~9番(1-1-0-3)
- 10~14番(1-0-2-3)
- 15~18番(0-0-0-5)
外枠の成績が悪い。
14番枠まで範囲を広げると14~18番で(0-0-0-7)。
この中で最高が52キロの軽ハンデを背負っての「ケフェウスS」で0.5差の5着。
道中は内でじっと脚を溜めたいタイプ。
外枠からなし崩し的に外々を回る展開は苦手なのかもしれない。
ミスマンマミーアの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-1-0-6)
- 3~5月(春):(3-0-0-2)
- 6~8月(夏):(1-1-1-2)
- 9~11月(秋):(0-0-1-6)
暖かい時期は調子が良さそう。
ミスマンマミーアの斤量別着度数
- 50キロ(0-0-0-1)
- 52キロ(0-1-0-2)
- 53キロ(1-0-2-4)
- 54キロ(0-1-0-7)
- 55キロ(3-0-0-1)
- 56キロ(0-0-0-1)
55キロの3勝はそれぞれ1勝、2勝、3勝クラス。
ちょっと斤量には敏感かも。
ミスマンマミーアの連対体重
- 452~466キロ
ミスマンマミーアの血統背景
父は2002年のダービー馬、タニノギムレット(ロベルト系)。タニノギムレットは「女傑」ウオッカの父。
母の父はサンデーサイレンス。
ミスマンマミーアの前走
21/1/17 日経新春杯(G2・ハンデ)
中京 芝2200m 良
着順:2着(2.11.9・0.1差)
騎手:松若風馬(52キロ)
道中は最後方からの追走で、しっかりと脚を溜めて直線は外目の馬場から弾けた。
昨日の午後あたりから外差しが決まり始めた中京コース。
ハンデの恩恵と外差しのバイアスが嵌った。
21/2/20 ダイヤモンドS(G3・ハンデ)
東京 芝3400m 良
着順:10着(3.33.3・2.1差)
騎手:松若風馬(53キロ)
スタート出遅れて後方から。
道中は内目の位置取りで脚を溜め、4角も15番手の内で直線に向くが、直線では良い脚は使えず10着。
上りの脚は35.9秒
後方で脚は溜まっていたはずなので、それでこの上りと言うことは、距離が長いと言うことだろう。
21/4/11 大阪―ハンブルクカップ(OP・ハンデ)
阪神 芝2600m(外)良
着順:1着(2.35.1・クビ差)
騎手;福永祐一(クビ差)
道中は後方11番手。
道中は内目の位置取りでしっかりと脚を溜めて、4角も後方12番手の内で直線。
直線は進路を外に取るのに少し手間取ったが、外に出してからは馬の間をこじ開けて進出し、ゴール前、先い抜け出していたヒートオンビートをクビ差交わしてゴール。
上りの脚は33.0秒と優秀。
これくらいの距離でこれくらいのペース、そして53キロの軽ハンデ。
好走パターンが重なった感じ。
21/5/30 目黒記念(G2・ハンデ)
東京 芝2500m 良
着順:12着(2.34.2・1.4差)
騎手:福永祐一(54キロ)
8枠15番から道中は中団後ろの外。
4角も10番手の外で直線に向き、直線も馬群の外目から追い上げにかかるが、良い脚は出せず。
展開自体がドスローの前残りになったので、この馬には不向き。
外枠から終始外目を追走したのも堪えたはず。
次走、宝塚記念(G1)に向けて
次走は6月27日(日)、阪神競馬場 芝2200m(内)で行われる「宝塚記念(G1)」。
先週の「マーメイドS」を見送ってここ。
いくら低調なメンバー構成でも、この馬が56キロを背負って上位に食い込んで来ることはないと思う。