2021年9月12日【京成杯オータムH】終了時点までのデータをもとに、レイエンダの好走パターンを分析。(ダート競争は除く)
Contents
- 1 レイエンダの距離適性
- 2 レイエンダの脚質
- 3 レイエンダのコース適正
- 4 レイエンダの持ち時計(ベストタイム)
- 5 レイエンダの重馬場適正
- 6 レイエンダの鉄砲実績(休み明け)
- 7 レイエンダの枠順適正
- 8 レイエンダの季節別着度数
- 9 レイエンダの斤量別着度数
- 10 レイエンダの好走体重
- 11 レイエンダの血統背景
- 12 レイエンダの近走
- 12.1 19/2/3 東京新聞杯(G3)東京芝1600m
- 12.2 19/5/18 メイS(OP)東京芝1800m
- 12.3 19/6/9 エプソムC(G3)東京芝1800m
- 12.4 19/9/1 新潟記念(G3)新潟芝2000m
- 12.5 19/10/19 富士S(G3)東京芝1600m 稍重
- 12.6 19/11/17 マイルCS(G1)17頭立て
- 12.7 20/2/9 東京新聞杯(G3)
- 12.8 20/4/4 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
- 12.9 20/6/14 エプソムC(G3)
- 12.10 20/7/19 函館記念(G3・ハンデ)
- 12.11 20/10/24 富士S(G2)
- 12.12 21/2/14 京都記念(G2)
- 12.13 21/4/3 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
- 12.14 21/9/12 京成杯OH(G3・ハンデ)
- 13 次走、中日新聞杯(G3・ハンデ)に向けて
レイエンダの距離適性
レイエンダはこれまでに、芝1600m~2200mまでの距離に使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-1-1-6)
- 芝1800m(2-0-0-2)
- 芝2000m(2-0-0-3)
- 芝2200m(0-1-0-0)
オープンで普通に戦えるのは1600mだろう。
それより長い距離になると、ペースが緩まない限り終いの脚は出ない。
レイエンダの脚質
終いを生かした競馬で勝ちあがってきた馬だが、近走では加齢のせいかズブくなり、その末脚にも陰りが出ている。
6歳の春ごろに去勢手術。
明けの「京成杯OH」では、6着ながら久々に終いの脚を炸裂させて、タイムも自己ベストを更新。
レイエンダのコース適正
レイエンダの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 札幌(1-0-0-0)
- 函館(1-0-0-0)
- 新潟(0-0-0-1)
- 東京(2-1-0-5)
- 中山(0-1-1-2)
- 京都(0-0-0-2)
- 阪神(0-0-0-1)
終いを行かせる直線の長い競馬場は戦いやすい。
関西への遠征競馬が極端に少ない上、結果も良くない。
レイエンダの持ち時計(ベストタイム)
レイエンダの各距離のベストタイムは次の通り;
- 芝1600m:1.32.3 6着(0.3差・中山)
- 芝1800m:1.46.6 9着(0.8差・東京)
- 芝2000m:1.58.4 10着(0.9差・新潟)
- 芝2200m:2.11.6 9着(1.2差・京都)
高速決着には向いていない。
レイエンダの重馬場適正
レイエンダの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-1-0-0)
- 不良(0-0-0-1)
稍重まで。
それ以上になると末脚の威力が削がる。
レイエンダの鉄砲実績(休み明け)
レイエンダの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-0-0-7)
叩いてからは;
- 2戦目(1-2-1-3)
- 3戦目(0-0-0-2)
レイエンダの枠順適正
レイエンダの枠番別着度数は;
- 1~4番(2-0-0-1)
- 5~9番(2-1-1-7)
- 10~14番(未)
- 15~18番(0-1-0-4)
レイエンダの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-4)
- 3~5月(春):(1-0-1-2)
- 6~8月(夏):(3-0-0-2)
- 9~11月(秋):(0-2-0-4)
レイエンダの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-0)
- 55キロ(0-0-0-1)
- 56キロ(2-1-0-4)
- 57キロ(0-1-1-7)
レイエンダの好走体重
3着以内の体重は;
- 474~494キロ
レイエンダの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ)。
母は中央で4勝のラドラーダ。
その父はシンボリクリスエス(ロベルト系)。
全兄に2017年のダービー馬、レイデオロ。
レイエンダの近走
19/2/3 東京新聞杯(G3)東京芝1600m
着順:8着(0.6差)騎手:北村宏司(56キロ)
初めての千六で序盤置かれてしまったが、後半は上り最速32.8秒の脚で詰め寄った。
少し忙しそうだが、慣れてくれば問題ないのでは?
19/5/18 メイS(OP)東京芝1800m
着順:9着(0.8差)騎手:アヴドゥラ(56キロ)
大外15番ゲートからのスタート、直線での不利など、スムーズな競馬が出来なかったようだが、レースの上りが33.7秒なら、後ろからでは届かない。
19/6/9 エプソムC(G3)東京芝1800m
着順:1着(0.1差)騎手:ルメール(56キロ)
稍重馬場。
超スローペースの番手を追走し、終いは32.7秒の脚を出して完勝。
展開に大きく恵まれた1勝。
19/9/1 新潟記念(G3)新潟芝2000m
着順:10着(0.9差)騎手:ルメール(57キロ)
好位の6番手で競馬を進めるが、直線では自慢の末脚を見せることなく敗退。
道中、揉まれ弱い性格が出たとのことだが、2000mのペースとしては、この馬にとっては速かったのだろう。
19/10/19 富士S(G3)東京芝1600m 稍重
着順:2着(0.1差)騎手:スミヨン(57キロ)
9番ゲートから出て後方から。
しかし、展開としては稍重にしては流れたペースで、1~5着の5頭中4頭が後方から追い込んで来た馬。
展開が向いた点は否めないが、上りは最速33.0秒。
強烈な末脚は健在。
19/11/17 マイルCS(G1)17頭立て
京都 芝1600m(外) 良
着順:15着(1.34.3 1.3差)
騎手:ルメール(57キロ)
大外枠の17番で後方からの競馬。
ペースがかなり落ち着いて、後ろからでは厳しい展開。
20/2/9 東京新聞杯(G3)
東京 芝1600m 良 16頭
着順:8着(1.33.5・0.5差)
騎手:丸山元気(57キロ)
道中は先団3番手。
モルフェオルフェが大逃げを打ったことで流れに乗る。
直線は残り300mあたりで先頭に立つが、あと100mというところで失速。
持ち味を生かす良い競馬だったが、休み明けの+12キロが響いたか?
20/4/4 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良 16頭
着順:3着(1.33.1・0.3差)
騎手:丸山元気(57キロ)
道中は中団の内。
前が少しやり合って、上りのかかる展開になった分、直線は馬場の内目から脚を伸ばして3着を確保。
終始内々の経済コースを通って、直線も内を突いて伸びた。
前がやりあってペースが上がった分、距離を稼いで内を突いた好騎乗。
ややフロック的な3着。
20/6/14 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 不良 18頭
着順:10着(1.49.4・1.7差)
騎手:ルメール(57キロ)
道中はいつものように後方からだが、直線ではまったく伸びを欠く。
休み明けは良くない上にこの不良馬場では嫌気がさしたか?
20/7/19 函館記念(G3・ハンデ)
函館 芝2000m 良
着順:11着(2.00.9・1.2差/2番人気)
騎手:ルメール(57キロ)
1枠1番から先団につけたが、道中のペースが速すぎた。
2000mの距離は緩い流れじゃないと持たない。
20/10/24 富士S(G2)
東京 芝1600m 良 12頭
着順:7着(1.34.3・0.9差)
騎手:池添謙一(56キロ)
道中は後方あたり。
4角は9番手で直線に向くが、直線は伸びを欠いて7着。
この馬なりに走ってはいるが、馬場が重めでこの馬には不向きだった感じ。
(このあとダートのOP「ポルックスS」に出走して1.4差の13着)
21/2/14 京都記念(G2)
阪神 芝2200m 良
着順:9着(2.11.6・1.2差)
騎手:団野大成(56キロ)
道中は中団の後ろ。
3角手前でスパートを開始し、4角は3番手で直線に向くが、直線は坂下で一杯。
あまりこの馬向きのペースでもなかった感じ。
21/4/3 ダービー卿CT(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:15着(1.54.9・22.3差)
騎手:丸山元気(57キロ)
レイエンダは競走中に異常歩様となったもよう。
(※ このあとレイエンダは去勢手術を受けたようす)
21/9/12 京成杯OH(G3・ハンデ)
中山 芝1600m 良
着順:6着(1.32.3・0.3差)
騎手:津村明秀(57キロ)
道中は後方12番手の内を追走。
4角も11番手の内で直線に向くと、直線は馬群の中から鋭い脚で追い上げた。
上りはメンバー2位の33.8秒。
去勢効果はあった感じ。
次走、中日新聞杯(G3・ハンデ)に向けて
次走は12月11日(土)、中京競馬場、芝2000mで行われる「中日新聞杯(G3・ハンデ)」。
ハンデは57キロ。
前走の感じだと、去勢手術は良い方向に出ていそう。
この馬にとって2000mは気持ち長いが、流れが速くならなければ何とかなる。
鞍上は久々にルメール騎手が手綱を取る。
人気にならなければ、かなり面白そうな一頭。