2021年12月18日【ターコイズS】終了時点までのデータをもとに、アンドラステの好走パターンを分析。

アンドラステの距離適性

アンドラステはこれまでに芝1600m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(3-2-2-2)
  • 芝1800m(2-2-0-1)
  • 芝2000m(0-0-0-1)

1800mまでは大丈夫。

2000mは微妙に長いかも。

アンドラステの脚質

先行して押し切る競馬、中団で脚を溜めて終いを生かす競馬。

ただ、使える脚は小回り、内回り向きの脚なので、できることならポジションは前目に置きたい。

近走では、良馬場のイーブンペースの競馬にも目処が立ち、遅まきながら本格化してきた印象。

アンドラステのコース適正

アンドラステの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 新潟(1-0-1-1)
  • 東京(0-2-0-1)
  • 中山(0-2-0-1)
  • 中京(1-0-0-0)
  • 京都(1-0-0-0)
  • 阪神(1-0-1-1)
  • 小倉(1-1-0-0)

東京の負けは「不良馬場」「外枠」「終始外々」の不利がありながらの0.2差の4着で、道悪での力は示している。

中山の敗戦も「不利」がらみ。

現時点ではコースによる巧拙はあまりなさそう。

アンドラステの持ち時計(ベストタイム)

アンドラステの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.33.0 2着(中山)
  • 芝1800m:1.45.6 2着(東京)
  • 芝2000m:2.00.8 4着(阪神)

時計的には並み程度。

高速馬場ではどうか?

アンドラステの重馬場適正

アンドラステの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(2-1-1-0)
  • 重(1-0-0-0)
  • 不良(0-0-0-1)

不良馬場での4着も、「不良馬場」「外枠」「終始外々」の不利がありながらの0.2差の4着で、道悪での力は示している。

道悪は相当走るのではないか。


アンドラステの枠順適正

アンドラステの枠順別着度数は;

  • 1~4番(1-1-2-0)
  • 5~9番(3-2-0-2)
  • 10~14番(0-1-0-1)
  • 15~18番(1-0-0-1)

アンドラステの鉄砲実績(休み明け)

アンドラステの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(2-1-0-1)

叩いてからは;

  • 2戦目(1-1-1-0)
  • 3戦目(1-0-0-1)
  • 4戦目(0-1-0-1)
  • 5戦目~(0-1-1-1)

アンドラステの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(2-2-0-0)
  • 3~5月(春):(1-0-1-0)
  • 6~8月(夏):(2-1-1-3)
  • 9~11月(秋):(0-1-0-1)

アンドラステの斤量別着度数

  • 49~52キロ(1-1-0-0)
  • 53キロ(0-0-0-1)
  • 54キロ(2-2-1-1)
  • 55キロ(2-0-1-2)
  • 56.5キロ(0-1-0-0)

アンドラステの連対体重

  • 462~474キロ

アンドラステの血統背景

父は三冠馬のオルフェーブル(サンデー系ステイゴールド/牡馬三冠、有馬記念、宝塚記念、凱旋門賞2着、ジャパンカップ2着)。

母の父はダイナフォーマー(ロベルト系)。

ダイナフォーマーは米国で走り、ダートの中距離で活躍。

アンドラステの近走

20/5/16 パールS(3勝クラス)

新潟 芝1800m(外) 良

着順:1着(1.47.5・-0.1差)

騎手:岩田望来(55キロ)

良馬場だが天候は雨。

アンドラステはスタートやや出遅れて道中は中団やや後ろ。

直線は馬場の外目から追い込んで、ゴール前逃げるナルハヤを捉えた。

ペースはスロー。

新潟の長い直線を一杯に使って追い込んだ脚はメンバー最速の33.5秒だが、雨の影響か、時計はちょっとかかっている。

20/6/14 エプソムC(G3)

東京 芝1800m 不良

着順:4着(1.47.9・0.2差)

騎手:岩田望来(54キロ)

外枠16番から道中は中団。

直線は馬場の外目から追い込んで来る前走と同じような走り。

メンバー最速35.6秒の脚で追い込んで来るが、わずかに届かず4着。

道中は終始外々を回ってこの結果。

道悪で力のあるところは示した格好。

20/8/16 関屋記念(G3)

新潟 芝1600m 良

着順:3着(1.33.5・0.4差)

騎手:岩田望来(54キロ)

道中は中団の前あたり。

最後の直線では馬場の内目を走って伸びて来た。

内有利の馬場状態と、良馬場ながら稍重あがりの渋った馬場もまた後押しした印象。

2020年 関屋記念(G3)のラップ分析&回顧

20/9/13 京成杯オータムH(G3・ハンデ)

中山 芝1600m 良

着順:10着(1.34.5・0.6差)

騎手:ルメール(53キロ)

道中は中団のイン。

前がゴチャついてポジションを下げ、直線も出すとこ出すとこ塞がる感じ。

10着でも大負けではないし、参考外で良いかもしれない。

2020年 京成杯オータムH(G3)のラップ分析&回顧

20/12/19 ターコイズS(G3)

中山 芝1600m 良

着順:2着(1.34.6・ハナ差)

騎手:柴田大知(54キロ)

道中は中団の前、5~6番手で、勝ったスマイルカナの直後。

4角は5番手で、手応えは十分。

直線は内にもぐり込んでスマイルカナを捉えにかかったが、ハナ差捉えきれず。

この馬としては完璧なレース運びだっただろうが、スマイルカナの勝負根性がアンドラステの瞬発力を上回った。

2020年 ターコイズS(G3)のラップ分析&回顧

21/6/20 マーメイドS(G3・ハンデ)

阪神 芝2000m 良

着順:4着(2.00.8・0.4差)

騎手:岩田望来(55キロ)

道中はかかり気味に先団4~5番手。

4角は2番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げてくるが、ゴール前少し甘くなって4着まで。

休み明けとしてはまずまずだが、二千は微妙に長いか?

2021年 マーメイドS(G3)のラップ分析&回顧

21/7/18 中京記念(G3・ハンデ)

小倉 芝1800m 良

着順:1着(1.462.2・-0.1差)

騎手:川田将雅(54キロ)

道中は先団3~4番手。

4角は2番手の内で直線に向くと、直線では早々に先頭に立ち、ゴール前はカテドラルの猛追を振り切ってゴール。

好位差し切りの強い競馬だが、緩い展開、先行有利の馬場状態も味方した感じ。

2021年 中京記念(G3)のラップ分析&回顧

21/8/15 関屋記念(G3)

新潟 芝1600m(外)良

着順:8着(1.33.2・0.5差)

騎手:岩田望来(55キロ)

道中は中団のやや後ろ、10番手あたり。

4角も10番手で直線に向き、直線は馬群の外から追い上げを計るが、バテず伸びずで8着まで。

この馬も、後ろから行くならもう少し上り時計がかかって欲しい口なのだろう。

2021年 関屋記念(G3)のラップ分析&回顧

21/10/16 府中牝馬S(G2)

東京 芝1800m 良

着順:2着(1.45.6・クビ差)

騎手:岩田望来(54キロ)

2枠4番から道中は2番手追走。

4角手前では早くも逃げるローザノワールを捉えにかかり、4角ではローザノワールと並走して直線。

直線は残り400mで先頭に立ち、グイグイと後続との差を広げていくが、ゴール前で甘くなったところをシャドウディーヴァに交わされて2着。

仕掛けるタイミングをもう一呼吸遅らせていれば・・・というレースだが、これは結果論。

良馬場のイーブンペースでもしっかり力が出せたことは大きな収穫。

2021年 府中牝馬S(G2)のラップ分析&回顧

21/12/18 ターコイズS(G3・ハンデ)

中山 芝1600m 稍重

着順:2着(1.33.0・0.2差)

騎手:岩田望来(56.5キロ)

道中は中団馬群の中、7番手あたりを追走。

4角は6番手で直線に向くと、直線は前がなかなか開かない中、残り200m手前で進路が開いて、そこからはもの凄い伸び脚で突き抜けてくるが、ゴール前ミスニューヨークに脚をすくわれたかたちで2着。

まあ、勝ち馬とのハンデ差は3.5キロ。

よく走っている。

2021年 ターコイズS(G3)のラップ分析&回顧

次走、京都金杯(G3)に向けて

次走は1月5日(水)、中京競馬場 芝1600mで行われる「京都金杯(G3・ハンデ)」。

ハンデは55.5キロ。

中1週のローテは気にはなるが、充実している今なら好勝負は可能。