2020年6月21日【米子S】終了時点までのデータをもとに、レッドヴェイロンの好走パターンを分析。

レッドヴェイロンの距離適性

レッドヴェイロンはこれまでに芝1600m~芝1800mまでの距離のレースに使われてきた。

各距離の着度数は次の通り;

  • 芝1600m(3-2-2-3)
  • 芝1800m(1-3-0-2)

千六、千八は問題なし。

レッドヴェイロンの脚質

前からの持続力、後ろからの瞬発力、どちらからでも競馬が出来る。

2018年の「NHKマイルC(G1)」では、着差なしの3着に食い込むなど強い競馬を見せていたが、古馬になって、特に5歳になって結果が出ていない。

跨ったジョッキーからは、「硬い馬場が向かない」「時計がかかった方がいい」などのコメントが聞かれる。

レッドヴェイロンのコース適正

レッドヴェイロンの競馬場ごとの着度数は次の通り;

  • 東京(2-1-1-2)
  • 中京(1-0-0-0)
  • 京都(0-3-0-2)
  • 阪神(1-1-1-1)

コースによる巧拙は認められない。

左右、内、外、急坂、長距離輸送、現状では問題なし。

ただ、エンジンのかかりが少し遅いようなので、一気に加速できる直線の長いコースの方が戦いやすいかも。

京都コースで僅差で勝ち切れていないのはそこら辺の問題か?

レッドヴェイロンの持ち時計(ベストタイム)

レッドヴェイロンの持ち時計は次の通り;

  • 芝1600m:1.32.0 1着(アタマ差・東京・3勝クラス)
  • 芝1800m:1.44.6 4着(0.3差・東京)

若いころは速い時計にも対応できていたが、現状では速い時計は対応できない。

レッドヴェイロンの重馬場適正

レッドヴェイロンの稍重も含めた道悪競馬での実績は;

  • 稍重(0-1-0-0)
  • 不良(0-1-0-0)

勝ち切れてはいないが、道悪は苦にしない旨のコメントも出ている。

道悪は走る。


レッドヴェイロンの鉄砲実績(休み明け)

レッドヴェイロンの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;

  • 10週以上(3-0-0-2)

叩いてからは;

  • 2戦目(0-2-0-1)
  • 3戦目(0-0-0-1)

狙い目は休み明け。

レッドヴェイロンの枠順適正

レッドヴェイロンの枠番別着度数は;

  • 1~4番(1-3-0-1)
  • 5~9番(2-0-0-2)
  • 10~14番(1-1-1-2)
  • 15~18番(0-1-1-0)

レッドヴェイロンの季節別着度数

  • 12~2月(冬):(0-2-0-1)
  • 3~5月(春):(1-0-2-2)
  • 6~8月(夏):(1-0-0-1)
  • 9~11月(秋):(2-3-0-1)

レッドヴェイロンの斤量別着度数

  • 54キロ(1-0-0-0)
  • 55キロ(1-3-0-1)
  • 56キロ(1-2-1-4)
  • 57キロ(1-0-1-0)

レッドヴェイロンの好走体重

3着以内の体重は;

  • 470~498キロ

レッドヴェイロンの血統背景

父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ)。

母は中央競馬でマイル~中距離で活躍したエリモピクシー

母の父はダンシングブレーヴ(ND系リファール)。

半兄に芝1600~1800mの重賞を6勝したクラレント(父はダンスインザダーク)。

同じく半兄にマイル重賞2勝のレッドアリオン(父はアグネスタキオン)。

他、リディル、サトノルパンなど重賞を勝っている半兄はいるが、距離はいずれも1200~1600m。

レッドヴェイロンの近走診断

18/11/11 修学院S(3勝クラス)8頭立て

京都 芝1800m(外) 良

着順:2着(1.48.0 クビ差)

騎手:ルメール(55キロ)

中団の後ろで追走するが、かなりの緩いペース。

ゴール前少し届かず、ランドネに逃げ切を許す。

力負けではないが、直線がもう少し長ければしっかり勝ち切っていただろう。

18/11/11 紅葉S・H(3勝クラス)9頭立て

東京 芝1600m 良

着順:1着(1.32.0 アタマ差)

騎手:ルメール(57キロ)

約1年ぶりの休み明け。

かなりのペースで飛ばす先団を後方から追走。

直線ジワジワと追い詰めて、残り100mくらいで先頭に立つが、2、3着馬もしぶとく食い下がる。

ゴール前アタマ差抜けてゴール。

休み明けでしかもトップハンデ、強い競馬。

18/11/11 キャピタルS(L)17頭立て

東京 芝1600m 不良

着順:2着(1.36.1 0.3差)

騎手:ムーア(56キロ)

スタートは五分に出て中団からの競馬。

直線は馬郡に包まれてなかなか進路が開かないが、前が開いてからは力強く伸びて行き、ゴール前0.3差まで詰め寄った。

あの位置取りからならここまでだろう。

ゴール前、不良馬場であの末脚は、パワーもかなりありそう。

20/2/9 東京新聞杯(G3)

東京 芝1600m 良 16頭

着順:9着(1.33.5・0.5差)

騎手:ルメール(56キロ)

道中は中団のやや後ろあたりにポジションを取る。

直線は馬場の内目を追い上げてくるが、いつものキレは影をひそめた。

レース後鞍上は馬場の硬さを敗因に挙げた。

当日のゴール前の含水率はJRAの発表で14.9%。

よく覚えておこう。

20/4/26 読売マイラーズC(G2)

京都 芝1600m(外) 良

着順:6着(1.33.2・0.8差)

騎手:浜中俊(56キロ)

レースはスローの終い勝負。

この馬にとっては得意のパターンだが見せ場なし。

レース後鞍上からは「硬い馬場は好きではないよう」というコメントが出た。

前走と同じだ。

当日のゴール前の含水率はJRAの発表で9.9%。

前走より硬い。

20/5/23 メイS(ハンデ)

東京 芝1800m 良

着順:4着(1.44.6・0.3差)

騎手:田辺裕信(56キロ)

道中は中団から終いはそこそこの脚を出して0.3差の3着。

当日の含水率はゴール前で15.9%。

やはりこれくらいの馬場になればそこそこ走ってくるのか?

20/6/21 米子S(L)

阪神 芝1600m 良

着順:9着(1.33.6・0.9差)

騎手:岩田望来(56キロ)

出遅れて後方から。

最後の脚も今ひとつ。

当日の含水率はゴール前で9.1%。

出遅れはあったが、この馬の場合、やはり当日の含水率のチェックは必須かも。

レッドヴェイロンの次走

次走は12月12日(土)、中京競馬場 芝2000mで行われる「中日新聞杯(G3)ハンデ」。

ハンデは56キロ。

含水率以前に、2000mの距離は長そう。

 

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