2021年10月3日【ポートアイランドS】終了時点までのデータをもとに、マイラプソディの好走パターンを分析。
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マイラプソディの距離適性
マイラプソディはこれまでに芝1600m~芝2400mまでの距離のレースに使われてきた。
各距離の着度数は次の通り;
- 芝1600m(0-0-0-1)
- 芝1800m(1-0-0-3)
- 芝2000m(2-1-0-1)
- 芝2200m(0-0-0-1)
- 芝2400m(0-0-0-1)
2000m前後は問題なさそう。
マイラプソディの脚質
2歳時は、終いのキレも強烈だが、長く良い脚を持続できるSP持続力にも優れていた。
古馬になって復活はあるのか?
マイラプソディのコース適正
マイラプソディの競馬場ごとの着度数は次の通り;
- 東京(0-0-0-3)
- 中山(0-0-0-1)
- 中京(1-1-0-2)
- 京都(1-0-0-0)
- 阪神(1-0-0-1)
関東圏への長距離輸送で力が出せていないのは偶然か?
マイラプソディの持ち時計(ベストタイム)
マイラプソディの持ち時計は次の通り;
- 芝1600m:1.32.9 5着(中京)
- 芝1800m:1.46.3 5着(阪神)
- 芝2000m:1.59.6 2着(中京)
- 芝2200m:2.18.3 18着(中京)
- 芝2400m:2.25.2 9着(東京)
速い時計には向かない感じ。
マイラプソディの重馬場適正
マイラプソディの稍重も含めた道悪競馬での実績は;
- 稍重(1-0-0-2)
稍重で勝っているのは「新馬戦」。
前半1000mが65.7秒の超超スローペースでの勝利なのでこれは参考外。
基本的にこの馬、緩い馬場は苦手ではないか?
でなければ、「共同通信杯」「皐月賞」での凡走は輸送が原因?
マイラプソディの鉄砲実績(休み明け)
マイラプソディの10週(中9週)以上の休み明けでの成績は;
- 10週以上(2-1-0-4)
叩いてからは;
- 2戦目(0-0-0-2)
- 3戦目(0-0-0-1)
- 4戦目(未)
- 5戦目~(未)
マイラプソディのローテーション適正
- 連闘(未)
- 中1~2週(未)
- 中3~5週(0-0-0-2)
- 中6~8週(0-0-0-1)
マイラプソディの枠順適正
マイラプソディの枠番別着度数は;
- 1~4番(1-0-0-1)
- 5~9番(2-1-0-2)
- 10~14番(0-0-0-3)
- 15~18番(0-0-0-1)
外枠で苦戦。
マイラプソディの季節別着度数
- 12~2月(冬):(0-0-0-1)
- 3~5月(春):(0-1-0-3)
- 6~8月(夏):(1-0-0-1)
- 9~11月(秋):(2-0-0-2)
マイラプソディの斤量別着度数
- 54キロ(2-0-0-0)
- 55キロ(1-0-0-0)
- 56キロ(0-1-0-4)
- 57キロ(0-0-0-3)
マイラプソディの連対体重
- 500~510キロ
マイラプソディの血統背景
父はハーツクライ(サンデー系/有馬記念、ドバイシーマクラシック、日本ダービー2着)。
母の父はソルトレイク(ND系ヴァイスリージェント)。
ソルトレイクは米国で走り、ダートの短距離で活躍。
マイラプソディのこれまでの走り
19/7/7 2歳新馬 10頭立て
中京 芝2000m 稍重
着順:1着(2.06.0 -0.1差)
騎手:武豊(54キロ)
稍重とは言え超スローの展開。
後方から直線伸びて勝利。
このレースだけでは、特に見どころはない。
19/9/14 野路菊S(2歳OP)5頭立て
阪神 芝1800m 良
着順:1着(1.47.4 -0.8差)
騎手:武豊(54キロ)
5頭立ての4番手から、4角は先頭に並びかけ、直線入口では先頭。
あとはグングン伸びて後続を一気に離してゴール。
序盤は緩かったが、中盤、上りとそれなりに流れた。
それでもレースの上りは33.5秒と速く、マイラプソディの上りは33.4秒。
瞬発力を示したレース。
19/11/23 京都2歳S(G3)9頭立て
京都 芝2000m 良
着順:1着(2.01.5 -0.3差)
騎手:武豊(55キロ)
序盤は後方の7番手あたり。
しかし向う正面中ほどではすでに進出を開始。
3角5番手、4角3番手とマクリ気味で直線へ。
直線では残り200mで先頭に並びかけると、そこからは並ぶ間もなく交わし去って、最後は手綱を緩める余裕のゴール。
ペースは序盤、中盤と締まった流れで、上りは時計は36.4秒かかる消耗戦。
この展開をマクッて行って、直線余裕でゴールしたマイラプソディ。
スピード持続力、スタミナはかなりのもの。
20/2/16 共同通信杯(G3)
東京 芝1800m 稍重 9頭
着順:4着(1.50.3・0.7差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は後方6~7番手。
4角は外を回して直線に入るが、まったく伸びてこないで4着まで。
稍重と言ってもペースは超スロー。
後ろからではきつい展開とは言える。
敗因は展開の他にも;
- 初めての関東遠征(長距離輸送)
- 1頭だけ別定重量57キロ
などが考えられるが、それにしてもちょっと敗けすぎ。
20/4/19 皐月賞(G1)
中山 芝2000m 稍重 18頭
着順:13着(2.02.2・1.5差)
騎手:武豊(57キロ)
道中は後方から、勝負どころの3角から順位を上げて4角は9番手の外。
しかし直線に向いても伸びて来ない。
前走に続いて「稍重」の馬場。
敗因はこれか?
20/5/31 東京優駿(G1)
東京 芝2400m 良
着順:9着(2.25.2・1.1差)
騎手:横山典弘(57キロ)
序盤は後方にいたが、あまりのスローペースに業を煮やしたのか、マクッて行って1000mを過ぎたころには先頭に立つ。
そこからも決して緩くはないペースでラップを刻み、4角も先頭で直線。
直線は残り200mまでは何とか粘るが、さすがにそこからは失速気味。
しかし最後も大きく失速しているわけではなく、大胆な積極策を考えると、よく粘っている方だと思う。
あのまま後方にいて、「座して死を待つ」よりは、よほど身のあるレース内容。
20/9/27 神戸新聞杯(G2)
中京 芝2200m 良
着順:18着(2.18.3・5.8差)
騎手:武豊(56キロ)
外枠17番から道中は後方。
3~4角で順位を上げて、4角は10番手で直線に向くが、直線入口で急失速。
鼻出血を発症していたようす。
21/3/7 大阪城S(L・ハンデ)
阪神 芝1800m(外)良
着順:5着(1.46.3・0.2差)
騎手:武豊(56キロ)
道中は中位の前あたり6番手の外。
4角も6番手で直線に向き、直線は馬群の中ほどからジワジワと伸びてはくるが、前を捉えるキレはなかった。
中間の雨で馬場は緩め。
このスローペースでキレなかったのは馬場のせいか?
21/5/15 都大路S(L)
中京 芝2000m 良
着順:2着(1.59.6・0.1差)
騎手:武豊(56キロ)
道中は先団3番手。
4角も3番手で直線に向くが、58キロを背負った8歳馬に切れ負け。
久々の馬券圏内も、ドスローの前残りでは寂しい限り。
2歳時の迫力は、まだまだ取り戻せていない。
21/6/13 エプソムC(G3)
東京 芝1800m 良
着順:11着(1.46.5・1.4差)
騎手:武豊(56キロ)
道中は中団8番手あたりを追走。
4角も8番手の内で直線に向くが、直線では良い脚は出せず。
しかしこの馬自身、千八の自己ベストに近い時計では走っている。
重賞ではこれが実力なのだろう。
21/10/3 ポートアイランドS(L)
中京 芝1600m 良
着順:5着(1.32.9・0.3差)
騎手:松田大作(56キロ)
道中は中団の後ろ、10番手あたり。
4角は11番手の内で直線に向き、直線は馬群の中を縫うようにスルスルと伸びて来るが0.3差の5着まで。
初めての千六としては上出来だろうが、復活の手がかりとなればどうか?
そもそもこれまでも、OP特別ではそこそこ走ってはくる。
次走、富士S(G2)に向けて
次走は10月23日(土)、東京競馬場 芝1600m で行われる「富士S(G2)」。
やはりまだ、重賞ではキツイだろう。
⇒その他、2021・富士S(G2)の出走馬を分析