結果
第69回 クイーンS(G3)
函館競馬場 芝1800m 良
クッション値:7.8(やや軟らかめ)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | テルツェット | 1.47.8 | 10-10-9-11(後方) | 35.2 | |
② | マジックキャッスル | 1.47.9 | クビ | 4-4-5-4(先行) | 35.6 |
③ | サトノセシル | 1.47.9 | クビ | 7-7-7-8(中団) | 35.5 |
レースの上り:36.0
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | |
今走 | 1.47.8 | 36.0 | 12.2 | 11.7 | 11.9 | 12.0 | 12.1 | 11.9 | 11.8 | 11.8 | 12.4 |
過去平均 | 1.47.40 | 35.2 | 12.5 | 11.8 | 12.1 | 12.1 | 11.9 | 11.8 | 11.7 | 11.4 | 12.1 |
差 | 0.8 | -0.3 | -0.1 | -0.2 | -0.1 | 0.2 | 0.1 | 0.1 | 0.4 | 0.3 |
※ 今年の「クイーンS」は函館開催なので、比較対象の過去平均は、3歳以上のオープン競争「巴賞」の過去5年、良馬場平均を掲載。
馬場状態は良馬場発表ながら、午前と午後で雨が降り、かなりタフな馬場状態だったと推察する。
しかしラップの出方は、序盤はそこそこ速めのラップで入り、中盤もそれほど遅くならないまま、後半3Fに突入。
序盤、中盤と、重めの馬場状態にも関わらずそこそこのラップを刻んでいたことにより、ラスト3Fはさすがに時計を要して36.0秒。
今年の「クイーンS」は、道悪適正のある、スタミナとパワーを有した馬に有利なレースとなったのではないか?
回顧
1着は3番人気のテルツェット。
この日もスタートイマイチで、道中は後方で脚を溜めた。
4角も11番手の外で直線に向いたが、直線は馬群の中からグイグイと追い上げて、ゴール前先に抜け出していたマジックキャッスルをクビ差捉えてゴール。
明らかに展開が向いた感じ。
また、こう言う馬場も得意なのだろう。
⇒テルツェットの分析
2着は1番人気のマジックキャッスル。
1枠1番から道中は4~5番手。
いつもよりは明らかに位置取りが前目。
4角も4番手で直線に向くと、直線は残り100mあたりで確実に前を捉え、あとは押し切るだけだと思われたが、外からのテルツェットの強襲にクビ差屈しての2着。
いつもの位置取りだと取りこぼす可能性もあるので、前目の位置取りからレースを進めたのだろう。
狙いは完璧で、乗り方も完璧。
斤量差1キロを考えれば勝ちに等しいが、この馬の場合は馬場に泣いたか?
⇒マジックキャッスルの分析
3着は8番人気のサトノセシル。
道中は中団7番手。
4角も8番手で直線に向くと、直線半ばからは内から追い上げて来たテルツェットに食らいついて行って3着を確保。
2勝クラスからの昇級初戦が格上挑戦。
この馬も展開が向いた口だと思う。
フランケル産駒で、こう言う馬場も得意なのだろう。
1番人気のドナアトラエンテは11着。
道中は2番手追走。
4角も2番手で直線に向くが、直線では完全に伸びを欠く。
この馬、重馬場での勝利はあるが、こういう馬場は基本的にダメなのかもしれない。
⇒ドナアトラエンテの分析