サルファーコスモスのキャリアはまだ4戦だけなので、近走のみを振り返る。
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サルファーコスモスのここまでの走り
20/11/8 2歳新馬
阪神 芝1400m(内)良
着順:3着(1.21.5・0.3差)
騎手:川田将雅(54キロ)
スタートで出遅れるが、二の脚で先団に取りついて、道中は先団4~5番手の内。
4角も4番手の内で直線に向き、馬場の内目を追い出してくるが、外から先に抜け出したグレイイングリーンとは脚色が違う。
ゴール前は外から追い上げてきたワールドバローズにもハナ差交わされて3着。
新馬戦にしてはそこそこ良いペース。
出遅れて序盤に脚を使ったロスがあったとしても勝ったグレイイングリーンには完敗だろう。
20/12/20 2歳未勝利
阪神 芝1600m(外)良
着順:1着(1.34.2・-0.1差)
騎手:川田将雅(54キロ)
6枠12番から、道中は中団の前、6番手あたり。
4角も馬群の中、6番手で直線。
直線に入ると進路を内に取り、直線は馬場の内目をスルスルと抜けてきて、残り200m、坂の上りではリッケンバッカーとの追い比べ。
坂の途中ではリッケンバッカーに先を越されたように見えたが、ゴール前ではグンともうひと伸び、リッケンバッカーを半馬身制してゴール。
ここも未勝利戦としてはまずまずの時計。
勝負根性の強さも示して見せた。
【期待される能力】
- 瞬発力
- 勝負根性
21/2/6 エルフィンS(L)
中京 芝1600m 良
着順:1着(1.36.0・クビ差)
騎手:川田将雅(54キロ)
道中は中団の前、5番手の外を追走。
4角も5番手の外で直線に向き、直線は馬場の外目を追い出して来て、ゴール前は4頭の激戦となるが、サルファーコスモスがクビ差制して1着。
レースの流れとしては、かなり緩い流れのキレ味勝負。
自身の上りは33.8秒。
好位抜け出しで、瞬発力の高さを示したレース。
21/9/19 納屋橋S(3勝クラス)
中京 芝1600m 良
着順:2着(1.34.7・0.1差)
騎手:川田将雅(53キロ)
外枠11番から序盤は3番手の外。
3角では2番手、4角も2番手で直線。
直線は逃げる2~3馬身離して逃げるフォルコメンを追うが、坂の上りでは差が詰まらない。
坂を上りきってから、徐々にその差を詰めては行ったが1馬身差及ばずの2着。
骨折明け、約7ヵ月ぶりの競馬としては及第点だろう。
サルファーコスモスの脚質
デビュー戦は出遅れたが、スタートは基本的に速く、楽に好位のポジションが取れそう。
SP持続力、瞬発力もそこそこありそうで、今後の活躍に期待が持てる。
サルファーコスモスも重馬場適正
サルファーコスモスはまだ道悪競馬の経験はないが、血統的には走りそうな血統。
サルファーコスモスの血統背景
父はキングカメハメハ(ミスプロ系キングマンボ/NHKマイルカップ、日本ダービー)。
母の父はネオユニヴァース(サンデー系/皐月賞、日本ダービー)。
母方の5代前、リプライ(Reply)を祖とする牝系は、ジェニュイン(皐月賞、、マイルCS,日本ダービー2着、秋天2着、安田記念2着)、アサクサキングス(菊花賞、日本ダービー2着)、エルウェーウィン(朝日杯3歳S)などを輩出した名門牝系。
次走、秋華賞(G1)に向けて
次走は10月17日(日)、阪神競馬場 芝2000m(内)で行われる「秋華賞(G1)」。
「秋華賞」を前走1600mで勝利した馬は、第1回優勝のファビラスラフインまで遡る。
ファビラスラフインの前走は「NHKマイルC」だが、サルファーコスモスの前走は3勝クラス。
今回の挑戦、ちょっと敷居は高そうだが、力はありそうな馬で、血統背景もしっかりしている。
不気味な一頭ではある。
⇒その他、2021・秋華賞(G1)の出走馬を分析