結果
第26回 シルクロードS(G3・ハンデ)
中京競馬場 芝1200m 良
クッション値:9.9(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | シヴァージ | 1.08.3 | 10-9(中団) | 33.6 | |
② | ライトオンキュー | 1.08.5 | 1 1/4 | 5-4(中団前) | 34.1 |
③ | ラウダシオン | 1.08.5 | 頭 | 4-4(中団前) | 34.2 |
レース上り:34.6
ラップ分析
今年は中京開催の「シルクロードS」ということで、比較対象がないので、同じく中京開催のハンデ重賞「CBC賞(G3・ハンデ)」と「高松宮記念(G1)」の良馬場平均を比較対象とした。
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 |
1.08.3 | 34.6 | 12.1 | 10.4 | 11.2 | 11.3 | 11.6 | 11.7 |
1.07.76 | 34.1 | 12.0 | 10.7 | 10.9 | 11.0 | 11.2 | 12.0 |
0.5 | 0.1 | -0.3 | 0.3 | 0.3 | 0.4 | -0.3 |
下段がCBC賞(良馬場平均過去5走)
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 |
1.08.3 | 34.6 | 12.1 | 10.4 | 11.2 | 11.3 | 11.6 | 11.7 |
1.07.65 | 34.3 | 11.9 | 10.4 | 11.1 | 11.2 | 11.2 | 11.9 |
0.3 | 0.2 | 0.0 | 0.1 | 0.1 | 0.4 | -0.2 |
下段が高松宮記念(良馬場平均過去4走)
中京競馬場の芝は、前日が7Rまでが「重馬場」で、その後「稍重」に変更。
当日は6Rまでが「稍重」で、それ以降は「良馬場」に回復した。
ラップの出方を見ても、走破時計、上り時計ともに少し時計がかかっているので、当日の馬場は良馬場ながら、馬場状態はあまり良好ではなかったのだろう。
トラックバイアスも外の方が若干伸びているという印象だった。
レースはモズスーパーフレアが逃げる展開だったが、前半3Fが33.7秒なので、この馬の良馬場の逃げとしてはさほど速くはないペース。
これが馬場のせいなのか、鞍上が乗り替わった影響なのかは定かではないが、おそらく前者なのではないかと推察する。
後半は、坂の上りでペースが上がらず、ラスト1Fは差し馬たちのラップ。
レース全体の流れてとしては、ペース自体は速くはなく、道中、中団より後ろにいた馬にはノーチャンス。
逆に、しっかりポジションを取って、馬場の良い外目を回った馬にとっては、そこそこ脚が溜まったのではないか。
回顧
1着は4番人気のシヴァージ。
道中は中団の外目を追走。
4角9番手の外から、直線も馬群の大外から一気の末脚が炸裂した。
道中は馬場の良い外目を走り、直線もトラックバイアスを十分に生かした走り。
福永騎手の好騎乗が光るが、展開面、斤量でやや恵まれた印象はある。
⇒シヴァージの分析
2着は3番人気のライトオンキュー。
道中は中団の前だが、位置取りはイン。
4角は4番手から直線に向き、直線も内から伸びて来る。
最後はシヴァージの外差しに屈したが、斤量差、トラックバイアスを考慮に入れれば「負けて強し」、本番が楽しみになる内容。
⇒ライトオンキューの分析
3着は2番人気のラウダシオン。
道中はライトオンキューと同じような位置取りだが、こちらは外。
直線も馬群の外目から伸びてくるが、ライトオンキューも交わせず3着まで。
1200mの距離に対応したと言えば対応したのかもしれないが、ペースもさほど速くはなく、道中の位置取りも有利に働いた。
1200mの方が良いと言う意見には少し懐疑的にならざるを得ない。
⇒ラウダシオンの分析
1番人気のモズスーパーは17着。
56.5キロと言う斤量は2020年の「北九州記念(G3)」でも背負っていて、0.3差の2着に来てはいるが、小倉の直線は平坦。
中京の直線には急坂があり、荒れた馬場も考慮に入れれば、牝馬の56.5キロはやはりキツかったのだろう。
敗戦自体はまったく気にならないが、17着はちょっと敗けすぎか?
⇒モズスーパーフレアの分析