結果
第15回 ヴィクトリアマイル(G1)
東京競馬場 芝1600m 良 16頭
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | アーモンドアイ | 1.30.6 | 4-4(中団前) | 32.9 | |
② | サウンドキアラ | 1.31.3 | 4 | 3-3(先行) | 33.8 |
③ | ノームコア | 1.31.3 | クビ | 7-6(中団) | 33.2 |
レース上り:33.9
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.30.6 | 33.9 | 12.0 | 10.9 | 11.3 | 11.4 | 11.1 | 11.2 | 11.1 | 11.6 |
過去平均 | 1.31.8 | 34.6 | 12.2 | 10.7 | 11.2 | 11.5 | 11.6 | 11.4 | 11.4 | 11.8 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去7走))
残り800mまでは、ほぼ過去の良馬場平均と同じようなラップを刻み、残り800mからグッとペースが上がった感じ。
Lap7までは逃げたトロワゼトワルの刻んだラップだが、前半800mはしっかりと溜めて、後半の800mでスパートして逃げ切りを図ろうと言う筋書きだったように思われる。
これは、直線に入ってからスパートしたのでは、アーモンドアイにあっさりと交わされてしまうことは自明の理。なので、できるだけアーモンドアイにも道中脚を使わせようと言う腹積もりもあったのだろう。
しかし、道中4番手で余裕の追走を見せていたアーモンドアイは、抜群の手応えで直線に入り、坂を上り切るとほぼ馬なりでトロワゼトワルを交わし、そのままノーステッキでゴール板を駆け抜けた。
走破時計は1.30.6.
レコードに0.1秒及ばなかったが、ほぼ馬なりでこの時計。
しっかり追っていればとんでもない時計が出たことは間違いないだろう。
まさに規格外。
牝馬が束になってかかっても倒せる相手ではなかった。
レース全体で見れば、やはり引き続き時計の速い前が止まらない馬場状態。
道中の位置取りが中団より後ろの馬には出番はなかった。
回顧
1着は1番人気のアーモンドアイ。
圧巻の勝利。
史上初のG1レース8勝も射程圏に入れた。
2着は4番人気のサウンドキアラ。
大外枠ながらしっかりと先団のポジションをキープ。
直線はアーモンドアイを待って追い出しにかかったが、エンジンの性能が違い過ぎた。
結果論になるが、この馬こそ、もう少し早めのスパートができなかったか?
3着は5番人気のノームコア。
この馬も外枠16番から中団の前にポジションを取ったことが大きかった。
「高松宮記念(G1)」では苦杯を舐めたが、適距離、適コースに戻ればこれくらいは走る。
2番人気のプリモシーンは8着。
スタートで出遅れて位置取りが後ろになったのが痛かった。
それがすべて。
3番人気のラヴズオンリーユーは7着。
道中は中団だが、勝ち負けするには少し位置取りが後ろすぎたか?
ドバイでの一頓挫の影響はもちろんあっただろうが、1600mという距離自体、この馬にとってどうなのか?