結果
第26回 NHKマイルカップ(G1)
東京 芝1600m 良
クッション値:9.2(標準)
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | シュネルマイスター | 1.31.6 | 9-9(中団) | 34.0 | |
② | ソングライン | 1.31.6 | ハナ | 6-7(先団後) | 34.3 |
③ | グレナディアガーズ | 1.32.1 | 2 1/2 | 3-2(先団) | 35.1 |
レース上り:34.7
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | |
今走 | 1.31.6 | 34.7 | 12.2 | 10.2 | 11.3 | 11.6 | 11.6 | 11.4 | 11.4 | 11.9 |
過去平均 | 1.32.72 | 34.6 | 12.3 | 10.8 | 11.4 | 11.8 | 11.9 | 11.3 | 11.4 | 12.0 |
差 | 0.1 | -0.1 | -0.6 | -0.1 | -0.2 | -0.3 | 0.1 | 0.1 | -0.1 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))
当日の東京競馬場の馬場は、比較的時計の出やすい馬場状態。
レースは、序盤、中団ともに、かなり締まったペースで推移したにも関わらず、上り3Fは過去平均とほぼ同じ。
これは、古馬G1の「安田記念」の平均値と比較しても遜色はなく、時計の出やすい馬場状態を考慮に入れても、今年の「NHKマイルC」は、かなりレベルの高い戦いになったと見ていいだろう。
終いの脚もさることながら、かなりのスピード持続力が求められたレースとなった。
回顧
1着は2番人気のシュネルマイスター。
道中は中団9番手から。
4角も中団9番手、すぐ前にはソングラインで、その前にで直線にグレナディアガーズという配列。
直線は馬群の外目を、グレナディアガーズ、ソングラインと一緒に伸びてきて、坂を上りきったあたりではまだ前との差は2馬身。
そこからまたグイグイと伸びて、まずは一杯気味のグレナディアガーズを交わすと、ゴール前、前で粘るソングラインをハナ差捉えてゴール。
この馬、適正は間違いなくマイルにあった。
⇒シュネルマイスターの分析
2着は7番人気のソングライン。
道中は先団の後ろ、3番手外のグレナディアガーズの直後あたりを追走。
4角も先団外7番手あたりで直線。
直線は馬群の外目から、先に抜け出したグレナディアガーズを坂の上りで射程圏に捉える。
坂を上りきってこのグレナディアガーズを交わして先頭に立つと、そのままゴールめがけて押し切ったかに思えたが、写真判定では無念のハナ差。
終始グレナディアガーズをマークするかたちでレースを進め、早めに動いたグレナディアガーズを坂の上りできっちり捉えてそのまま押し切る完璧な競馬に思えたが、ゴール前、わずかに内にもたれたのは苦しさからだろう。
それにしてもこの2着は強い競馬。
今後の活躍に大いに期待が持てる。
⇒ソングラインの分析
3着は1番人気のグレナディアガーズ。
道中は先団3番手の外。
4角手前、残り600mの標識から動いて行って、4角は2番手の外で直線。
直線では、坂を上るまではこのまま押し切るかに思えたが、坂の上りでソングラインに詰め寄られ、坂を上りきったあたりでソングラインに交わされると、あとは応戦する力は残っていなかった感じ。
早めに動いて勝ちに行った競馬は評価できるが、ソングラインに2馬身半開けられてしまったのは少し残念。
現状では、前の2頭とは、力の差があるように思えた。
⇒グレナディアガーズの分析
4番人気のホウオウアマゾンは9着。
道中は先団2番手追走。
4角も2番手の内で直線に向き、坂を上りきるあたりまでは内で粘っていたが、残り200mからはズルズルと後退。
当日の馬体重が-10キロ。
前走「アーリントンC」からは中2週。
「朝日杯FS」のときもそうだったが、この馬、激走のあとの反動が出やすいタイプなのかもしれない。
⇒ホウオウアマゾンの分析