結果
第61回 宝塚記念(G1) 18頭
阪神競馬場 芝2200m(内)稍重
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 道中位置取り | 上がり3F |
① | クロノジェネシス | 2.13.5 | 7-8-7-1(中団) | 36.3 | |
② | キセキ | 2.14.5 | 6 | 14-13-8-2(後方) | 37.2 |
③ | モズベッロ | 2.15.3 | 5 | 12-11-11-8(中団後) | 37.6 |
レース上り:36.3
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | Lap11 | |
今走 | 2.13.5 | 36.3 | 12.3 | 10.9 | 11.4 | 12.7 | 12.7 | 12.4 | 12.4 | 12.4 | 11.9 | 12.1 | 12.3 |
過去平均 | 2.12.2 | 35.7 | 12.5 | 11.2 | 11.4 | 12.6 | 12.4 | 12.2 | 12.2 | 12.0 | 11.7 | 11.8 | 12.3 |
差 | 0.6 | -0.2 | -0.3 | 0.0 | 0.1 | 0.3 | 0.3 | 0.2 | 0.4 | 0.2 | 0.3 | 0.0 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去6走))
夜中の雨で馬場は稍重スタートだったが、昼過ぎには良馬場に。
しかし3時前にスコールのような大量の雨が降り、馬場は再び稍重へと変わった。
稍重発表とは言え、馬場はかなり水分を含んだ緩い馬場だったと推測される。
また、コースはこの週からBコースに替わったが、カバーしきれず傷みが残った向正面、及び正面の直線内側部分は、夜中、そして直前の雨でかなり傷んだのではないかと思われる。
そんな馬場状態の中、レース序盤は過去の良馬場平均を凌ぐラップで推移、中盤も若干落ち着きはするものの、それでも馬場状態を考えれば緩いラップではない。
3角を過ぎてラップは一気に加速するが、緩い馬場と相まってレースの上りは36.3秒。
緩い馬場を走り切る道悪適正と、パワースタミナ総動員の底力が試されたレース。
回顧
勝ったのは2番人気のクロノジェネシス。
道中は中団から、3角過ぎの勝負どころではキセキのスパートと歩調を合わせるかのように抜群の手応えで上がって行って4角先頭。
直線も残り200mですでに後続を5~6馬身突き放す圧勝劇。
こういう馬場は特に強いのか?
馬体重もこれまでで最も重い464キロ。
まだまだ進化の途中と言う印象を色濃く示した。
しかし、今回のレースは特殊の部類に入るレースだと思う。
このような馬場、展開で強いことは確かだが、それ以外となると、まだまだ抜けた存在とは言えないだろう。
2着は6番人気のキセキ。
スタート五分でも後方で脚を溜め、向正面中ほどでは早々に進出を開始して、4角では2番手の外。
結果的にはクロノに6馬身離されたが、発馬五分で折り合いさえつけばこれくらいはやれる馬。
不良馬場の「菊花賞」を制した道悪巧者が、ここに来て復活の狼煙を上げた。
3着は12番人気のモズベッロ。
道中は中団のやや後ろ。
3角過ぎの勝負どころではやや置かれ気味になったが、それでも直線は懸命の走りで、バテて落ちて来る馬を交わして行って3着を死守。
この馬も道悪は巧いが、単勝106倍はちょっと舐められた感じ。
1番人気のサートゥルナーリアは4着。
この着順は特に何の違和感もない。
こういうレースではこういう感じ。
ただ一点、道悪が苦手ということは分かった。
3番人気のラッキーライラックは6着。
道中は前目のポジションで、4角も2番手の内。
しかし直線半ばで力尽きた。
この馬のレースはしっかりとしていたのでこれは力負け。
しかしこの馬の場合、道悪と言うより、距離だと思うのだが・・・。