結果
2022年 6月19日(日)
第27回 マーメイドS(G3・ハンデ)
阪神競馬場 芝2000m(内)良
着順 | 馬名 | タイム | 着差 | 位置取り | 上がり3F |
① | ウインマイティー | 1.58.3 | 3-3-3-3(先行) | 34.9 | |
② | マリアエレーナ | 1.58.6 | 1 3/4 | 5-5-5-5(中団前) | 35.0 |
③ | ソフトフルート | 1.58.6 | クビ | 14-14-11-8(後方) | 34.7 |
レースの上り:35.1
ラップ分析
1着タイム | 後3F | Lap1 | Lap2 | Lap3 | Lap4 | Lap5 | Lap6 | Lap7 | Lap8 | Lap9 | Lap10 | |
今走 | 1.58.3 | 35.1 | 12.3 | 10.9 | 12.5 | 12.0 | 11.7 | 12.0 | 11.8 | 11.6 | 11.7 | 11.8 |
過去平均 | 1.59.72 | 35.4 | 12.4 | 10.9 | 12.2 | 12.4 | 12.2 | 12.3 | 11.9 | 11.6 | 11.5 | 12.3 |
差 | -0.3 | -0.1 | 0.0 | 0.3 | -0.4 | -0.5 | -0.3 | -0.1 | 0.0 | 0.2 | -0.5 |
(※過去平均=同コース同レースの良馬場平均(過去5走))
道中のラップはそこそこ速く、上り時計も35.1秒でまとめられている。
開幕週の馬場で、道中のラップもそこそこ速ければ、自ずと走破時計も速くなる。
走破時計の1.58.3は近20年を振り返っても一番速い。
そういう馬場状況なので、1、2着馬は、道中前目にポジションを取った馬。
さらに付け加えるなら、この日の勝ち馬はすべて、道中の位置取りが3番手以内の馬。
道中はそこそこ流れたが、馬の能力云々(SP持続力など)と言うよりも、道中のポジショニングとハンデ差が明暗を分けたレースと言えそう。
回顧
1着は10番人気のウインマイティー。
道中は先団3番手の内を追走。
4角も3番手の内で直線に向くと、直線はやや外目に進路を取って追い上げに入り、坂の上りで先に抜け出していたリアアメリアを交わし、あとは後続の追撃をしっかり凌いでゴール。
この馬にとっては、道中のペースが少し速いように思えたが、開幕週の馬場とハンデの54キロが後押ししてくれた感じ。
⇒ウインマイティーの分析
2着は4番人気のマリアエレーナ。
道中は中団の前、5番手を追走。
4角も5番手で直線に向くと、直線は馬群の外目から追い上げに入り、先頭には追い付かないまでも、ソフトフルートとの激しい2着争いを、ゴール前クビ差抜け出して先着。
道中のペースはこれまでのレースよりもずいぶんと上がっているが、それでも55キロの斤量を背負ってしっかり2着を確保できたのは収穫。
今後もこのクラスならそこそこ戦って行けそうな感じ。
⇒マリアエレーナの分析
3着は1番人気のソフトフルート。
道中は後方14番手の内でじっとしている。
3~4角では前が開いていたので、内からコーナーワークでスルスルと順位をあげて行き、4角は8番手の内で直線。
直線は内から外に進路を切り替えて追い上げに入り、坂の上りでは外から追い上げて来たマリアエレーナとの2着争いの叩き合いにクビ差敗れての3着。
位置取りは後ろになったが、3~4角で前がうまく開いて進出できたが、最後はハンデ差1キロあるにも関わらず、追い比べて見劣った。
やはり阪神コースとの相性があるのか?
⇒ソフトフルートの分析
2番人気のスルーセブンシーズは10着。
道中は中団の後ろ、12番手を追走。
3~4角は外々を回して、4角は12番手の大外から直線。
直線は馬群の大外から追い上げに入るが、あの位置取りからでは万事休す。
この日の馬場でこの位置取りでは勝負にならない。
今後も遠征競馬は鬼門になりそう。
⇒スルーセブンシーズの分析
3番人気のステイブルアスクは5着。
スタート出遅れて、道中は後方15番手。
3~4角は内にもぐり込んで順位を上げて、4角は12番手の内で直線。
直線は馬群の中ほどから外にかけて追い上げてはくるが、差し届かずの5着。
この日の馬場で出遅れたのは痛かったが、脚のあるところは示した。
⇒ステイブルアスクの分析